【清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)】器を持ち合わせていなかった馳浩知事 | 人生100年まだまだこれから! 寅(とら)じぃの日々是好日‼

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1950年(昭和25年・五黄の寅)生まれの年金生活者寅(とら)じぃです。
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 11月17日、東京の日体大で講演した

石川県知事・馳浩氏は

2020東京五輪招致に関わった

自身の活動の中で

「外で言っちゃ駄目ですよ」

と断わった上で、

「官房機密費を使って、IOC委員に

『特製アルバム』を配った」

と語ったそうです。

  

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  語っちゃいけない「濁」の部分

 

すでに東京五輪については、元電通役員らが東京地検特捜部に逮捕され、一部は有罪判決が確定しています。 

 

 

東京五輪招致がスキャンダルまみれで、それが尾を引いたこともあり、札幌冬季五輪招致断念に至ったことはご存知のとおりです。

 

いまさら五輪招致のあり方について彼是(あれこれ)語るつもりはありません。

 

今日は「政治家の資質」についての私見をお話したいと思います。

 

さすがにいまの時代、そんなことを声高に言う人はいませんが、ひと昔まえまで政治家には「清濁併せ呑む」資質が必要だと言われてきました。

 

「清濁併せ呑む」はネガティブなイメージにとられがちですが、もともとの意味は心が広く、善でも悪でも分け隔てなく受け入れる。度量の大きいことのたとえ(『デジタル大辞泉』)」としてポジティブな意味で使われていた言葉です。

 

それが政治家と結び付けて使われるようになってから、ネガティブな言葉として認識されるようになったのではないか、私はそう考えています。

 

政治の世界ではおもてに出てくる事実の裏では、たくさんの折衝・交渉が重ねられ、ようやくひとつの結論に導かれていくことがあるようです。

 

そこには一般論では「汚いこと」「人に後ろ指をさされるようなこと」なども、当然のように存在するでしょう。

 

それを決断する人物は文字通り「清濁併せ呑」んでひとつの結論を出さねばなりません。

 

それに関わる一人ひとりも、とくに「濁」の部分については「黙して語らず」、「墓場まで持っていく覚悟」が求められます。

 

政治や企業のスキャンダルが表ざたになったとき、鍵を握る人物の生命が失われるという悲惨な出来事が起こることがあります。

そんな悲劇も、そういった考え方が大きな原因のひとつであると思います。

 

馳浩氏は、「外で言っちゃ駄目」と断わった上で、さも自慢げに先の話題に触れたそう。

ことの善し悪しは別にして、馳氏には「清濁併せ呑む」器量も、「墓場まで持っていく」覚悟もなかったようです。

 

そんな馳氏には、謹んで次のことばを贈りたいと思います。

 

「ここだけの話」は、次の場所でも「ここだけの話」として加速度をつけながら拡散していく。=『現代用語の苦粗知識』(編著:寅じい)

 

 

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