山あり谷あり、波乱の人生ドンブラコ!
ようやくたどり着いたあこがれの年金生活‥
夢見た悠々自適の年金生活は、
なぜか幽遊自虐の年金生活にさま変わり‥
だがしか~し転んでもただでは起きないのが団塊育ちのいじましさ!
つかんだ節約テクニックを
余すとこなくご披露いたしましょ~ぅ
こちらからどうぞ
昨今、銭湯なんて~ものは市中・街中からほとんど消えちまった。
かわって登場してきたのが『スーパー銭湯』ダッつうからおどろくじゃね~か。
てやんで~、こちとら江戸っ子で~ッ。
そんなばけもんみて~な風呂に入れますかってんだ!
顔でも洗って、出なおしてきやがれっ‼
商売繁盛に隠された、ペンキ絵のタブ~!
ところで、銭湯いくとたいがい正面に大きな絵がかっかってんの知ってるかい?
ありゃ、江戸のむかしっから「ペンキ絵」って呼ばれてんだ。(江戸のむかしにペンキなんてないだろ!)
銭湯の壁に描かれるペンキ絵は、日本の風景や文化を表現するものが多い。
なかでも富士山は人気の高いモチーフで、銭湯ペンキ絵の発祥とも言われてるんだ。
富士山以外にも「海原」とか「天女の羽衣」なんてものが描かれることもあるが、しかし、ゼッタイ描いてはいけないというタブーがあるのは知らね~だろ。
そのタブーとは、「猿」「夕日」「紅葉」の3つなんだ。これらは、銭湯の経営や客足に悪影響をおよぼすとされる縁起の悪い題材だとされてんだ。
「猿」は、「客が去る」という意味で忌みきらわれて、桃太郎やさるかに合戦なんかでも、ペンキ絵ではさけられてるんだ。
「夕日」は、「家業が沈む」や「景気が落ちる」という意味で好ましくない。
富士山を描く場合も、夕日に映える赤富士ではなく、朝日に映える白富士にすることが多いんだぜ。
「紅葉」は、「葉が赤くなり、落ちる」ということから「赤字」を連想させるからモチだめ。
紅葉狩りや紅葉見物などの風流な情景さえも、ペンキ絵では敬遠されるってんだ。
富士の御三家「西伊豆」「三保の松原」「富士五湖」!
これらのタブーを避けるために、銭湯ペンキ絵では縁起の良い題材を選ぶことが多い。
たとえば、「松」は散らないことから長寿や不老不死を象徴し、「海」や「湖」は水が豊かであることから商売繁盛や金運アップを意味する。
そんな中でもとくに人気が高いのが「富士山」の絵であり、富士山の「御三家」とされるのが「西伊豆」「三保の松原」「富士五湖」だっつんだ。
さわやかな青い空と海や湖、朝日に映える雄大な富士山‥‥
江戸っ子の心をわしづかみだゼイ!(ホンマはアンタ、江戸っ子ちゃうやろ!)