久しぶりの DENON DL-55 | 俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

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音楽再生メディアの中心がアナログレコードだった時代に、初めて買った本格的なレコードプレーヤーとカートリッジが DENON DP-55LDL-55

 

以来、いくつかのプレーヤーとカートリッジを使ってきたが、今使っているのは DENON DP-67LDL-103R

 

2~3個のカートリッジを併用していたこともあり、もうひとつ持っておこうと考えた時、懐かしい DL-55 が浮かんだ。

 

古いカートリッジだから、カンチレバー、スタイラスチップ、ダンパーなどの状態に問題がないものが中古市場に出るのを待っていて、この度ようやく入手出来た。

 

ヘッドシェルは YAMAHA HS-11DL-103R 用にしているので、 ORTOFON LH-4000 を使用。
 
各水平チェックの後、リスニングへ。
 
交響曲、チェロ協奏曲、女性ヴォーカル、シンセサイザー音楽の順にそれぞれ1枚ずつ聴いた。
 
左右の広がり・躍動感・メリハリ・音の伸びは良好。
 
特定の帯域が目立つこともない。
 
低音域の重さ、サウンドイメージ全体の立体感、エネルギー感、チェロの陰影を含んだ音色、女性ヴォーカルでの切ない歌いまわしや可憐な描写など、それぞれの要素において DL-103R に一歩譲るが、特に不足感はない。
 
DL-55 は際立った長所がない代わりに、これといった短所もなく、使いやすい。