大森立嗣監督・脚本の「日日是好日」を観た! | とんとん・にっき

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大森立嗣監督・脚本の「日日是好日」を観てきました。

 

神保町のブックフェスティバルで偶然購入して、長い間積んでおいた森下典子の本を読んだのは、つい先日のことでした。

森下典子の「日日是好日 お茶が教えてくれた15のしあわせ」を読んだ!

 

映画「日日是好日」は、ほとんど原作に忠実に進行します。主人公の人生にやさしく寄り添っています。ぐっとつまる箇所も多々あります。監督として何もやることがないんじゃないかと思われるほど、抑えて、抑えて、忠実に描いています。大森立嗣監督の成長の証でもあります。今後も大いに期待しています。(と、まあ、偉そうに…)

 

世の中には「すぐわかるもの」と、「すぐわからないもの」の二種類がある。すぐわからないものは、長い時間をかけて、少しずつ気づいて、わかってくる。子供の頃はまるでわからなかったフェリーニの「道」に、今の私がとめどなく涙を流すことのように。

(「日日是好日」チラシより)

 

フェデリコ・フェリーニの「道」、僕も何度も観ましたが、映画「日日是好日」にも何度か効果的に使われています。

フェリーニの「道」!

 

大森立嗣監督の作品は、東京国立博物館の裏側に仮設の劇場をつくって上映した、デビュー作の「ゲルマニウムの夜」の頃から注目していました。いや、その前の荒戸源次郎監督の大傑作「赤目四十八瀧心中未遂」を、彼が手伝っている頃からです。僕がブログを始めた頃ですね。

花村萬月の「ゲルマニウムの夜」

 

いま、ネットで調べていたら、2019年2月全国公開の「母を亡くした時、 僕は遺骨を食べたいと思った。」に「大森組が終結」として、以下のような記事に出会いました。宮川サトシの人気エッセイ漫画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」が、安田顕主演により実写映画化されることが決定。監督・脚本は大森立嗣が務める。

 

当初、「ゲルマニウムの夜」の頃ですが、「大丈夫かな?、監督としてやっていけるのかな?」と思っていましたが、彼もいよいよ大監督の道を歩んでいますね。

 

大森立嗣:

父親は前衛舞踏家で俳優の麿赤児。弟は俳優の大森南朋。大学時代から8ミリ映画を制作し、俳優としても活動。2001年、プロデュースと出演を兼ねた奥原浩志監督作「波」が第31回ロッテルダム映画祭最優秀アジア映画賞を受賞する。阪本順治監督作や井筒和幸監督作など、多数の映画に演出部として携わる。05年、長編監督デビュー作「ゲルマニウムの夜」が国内外の映画祭で高い評価を受ける。以降、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(10)、「まほろ駅前」シリーズ(11、14)などのメガホンをとる。その後も、「さよなら渓谷」(13)、「セトウツミ」(16)、「光」(17)などすべての監督作で脚本・脚色も兼ねた。18年には、森下典子の人気エッセイの映画化「日日是好日」でメガホンをとる。俳優としての出演映画に「かぞくのくに」(11)、「俳優 亀岡拓次」(15)など。

(「映画com」より)

 

以下の画像は、森下典子著「日日是好日」より

 

以下、シネマトゥデイによる

 

見どころ:
茶道教室に通った約25年について記した森下典子のエッセイを映画化した人間ドラマ。母親の勧めで茶道教室へ通うことになった大学生が、茶道の奥深さに触れ、成長していく姿を描く。メガホンを取るのは『ぼっちゃん』などの大森立嗣。主人公を『小さいおうち』『リップヴァンウィンクルの花嫁』などの黒木華、彼女と一緒に茶道を学ぶ従姉を『ピース オブ ケイク』などの多部未華子、茶道の先生を『わが母の記』などの樹木希林が演じる。


あらすじ:
大学生の典子(黒木華)は、突然母親から茶道を勧められる。戸惑いながらも従姉・美智子(多部未華子)と共に、タダモノではないとうわさの茶道教室の先生・武田のおばさん(樹木希林)の指導を受けることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日日是好日」黒木華 単独インタビュー

https://www.cinematoday.jp/interview/A0006282

 

「日日是好日」公式サイト

http://www.nichinichimovie.jp/

 

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