2005年10月22日 17時49分20秒

大森立嗣初監督作品「ゲルマニウムの夜」に期待する!

テーマ:映画もいいかも

製作総指揮は荒戸源次郎、監督は新人の大森立嗣、期待の「ゲルマニウムの夜」がいよいよ上映されますね。第18回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、10月22日、25日、28日と3日間に渡って「 VTC 六本木」で上映されるようです。ん?今日からですよ、今日から



あらすじはこちら。
教会の教護院に舞い戻ってきた主人公・朧。冒涜の限りを尽して、宗教を試す。ゲルマニウムラジオの透明なイヤホンから神の囁き。なぜ、生の中に閉じ込められているのか。その答えなど無いことが分かっているのに。ただ別の思いは薄らと漂う。“生きることは喜びに満ちている”その喜びには傷つくこと、痛むこと、苦しがり、そして苦しがらせること、絶対に逃げ切れない虚しさも含まれている。でもなぜだか希望を感じてしまう。それが何で、どこに続くかは誰にも分からないのに。「ゲルマニウムの夜」HPより



映画監督にはどうしたらなれるのか?かつて大手五社の映画会社が華やかなりし頃は、それなりの監督への道筋がありました。たとえば松竹三羽烏大島渚吉田喜重篠田正浩らは、松竹という大会社の中で、競って脚本を書き巨匠について学び、少しずつ階段を登っていきました。そして、看板女優と結婚し、実績を積み、独立の道を歩みました。そのようなシステムが無くなった今の時代、監督になろうとしても、そう簡単ではありません。名の売れた監督の元で長い間下積みをしたとしても、監督になれる保証はありません。



大森立嗣1970年生まれ。まだ34 歳の若さです。父親は舞踏家で「大駱駝艦」の創始者である麿赤兒、弟は俳優の大森南朋阪本順治監督、井筒和幸監督らの作品に助監督として参加し、2003年、「赤目四十八瀧心中未遂」(荒戸源次郎監督)の製作に携わります。2005年、満を持して「ゲルマニウムの夜」で初監督のチャンスがめぐってきました。そして、作り上げました。東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されました。とはいえ、結果はまだ出ていません。今後、この映画がどう評価されるかにかかっています。現在の日本の映画風土の中で、荒戸源次郎に認められて映画作りをまかされることは、希有な才能でなければならないはずです。期待していいでしょう。成功を祈る!



さて、上映方式が通常の映画とは異なり、荒戸源次郎は独自の方式をあみ出しました。2005年12月中旬より東京国立博物館内に特設映画館「一角座」にて上映予定となっています。「一角座は映画の作り手による観客のための映画館だ」と、荒戸は宣言します。「ゲルマニウムの夜」は国内では一角座でしか上映しません。ですから、通りがかった映画館にブラリと入るのではなく、観たい人は、日本中からわざわざ一角座へ足を運んでいただきたいと、言います。このような方式は、日本の映画界ではほとんど他に例を見ません。



「ゲルマニウムの夜」を完成させた類い希なる才能者である大森立嗣は、こう言います。「あなたの理性や倫理、善悪で測れないものは沢山ある。世界=映画はあなたを優しく包み込む友達ではない。そして、わたしやあなたや人間がいなくなっても世界は続く。映画「ゲルマニウムの夜」を理性の歴史に委ねることはできない。慈愛あふるる神にではなく悪魔の手に委ねるしかないのだ。」と。


*「ゲルマニウムの夜」HP  


*過去の記事:芥川賞作品「ゲルマニウムの夜」映画化

          花村萬月の「ゲルマニウムの夜」
          “赤目”を体感せずして日本映画を語る勿れ

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