2004年11月13日 16時46分20秒

“赤目”を体感せずして日本映画を語る勿れ

テーマ:映画もいいかも
まったく土地勘がないのですが、
近鉄橿原線と交わるところの「大和八木」という駅から、近鉄大阪線で三重県方面へ行ったところに「赤目口」という駅があるそうです。室生寺からちょっと先の名張市に入ったところです。そこからバスで入ったところの渓谷に「赤目四十八滝 」があるそうです。関西の人にはおなじみの行楽地のようです。

突然ですが「赤目四十八瀧心中未遂 」という映画の話です。
昨年から今年にかけての日本の映画賞を総なめにした映画です。「毎日映画コンクール日本映画大賞 」や「ブルーリボン賞作品賞 」、そして主演の寺島しのぶは主演女優賞7冠とも10冠とも言われており、トータルで映画賞は20冠以上、“赤目”圧勝、話題の映画です。

寺島しのぶの映画はこの「赤目」がデビュー作なんですが、実は2作目の「ヴァイブレータ 」 という映画が先に公開されて、僕はまず、去年の暮れにそれを先に見ました。「ヴァイブレータ 」は赤坂真理の小説です。それについて書いたことがあるので、載せておきます。

知的な職業に就く30代の女性が、身体と意識の分裂に悩み、その危機を乗り越えようともがいている姿が、果てしなく続くモノローグや、トラックの喧噪とともに、描き出されている。長距離トラックの運転手に出会い、北へ向かって長距離を走る。しばらくの間、至福の時間を過ごす。ただそれだけ・・・。それは確かに一時的な救いではあるが、そこには欺瞞が見られない。確かに、永遠の救いなんて、あるわけがない!

そんなことで映画の「ヴァイブレータ」も注目していたのですが、そこでまず寺島しのぶに出会い、これはこれで惚れ込んじゃいました。そして今年は「赤目四十八瀧心中未遂」でますます惚れ込んでしまいました。「赤目」はまず、今年の初めに下北沢のローカルな映画館で見ましたが、お客さんはたったの15人という寂しいものでした。

それから車谷長吉の原作本 を本屋で探しまくったのですが、なかなか手に入らず、偶然にも古本屋で単行本を見つけました。119回の直木賞受賞作です。その後、文庫本 もすぐに出ましたので手に入りやすくなりました。

そして、実は先日も「赤目四十八瀧心中未遂」見に行ってきました。同じ映画をわずかの間に映画館で二回も見るなんて、めったにあることではありません。小説を読んでからですから、ますます細かいところを見るようになりました。

実は、近所に「赤目製作所」という看板のかかった小さなお店があり、初めはなんのお店だろうとずっと思っていたんですが、その後また行ってみたら「赤目」が売れ出したからか映画の垂れ幕や看板が立てかけてあり、映画の大きなポスターも張ってあり、一目瞭然、様変わりしていました。そこではいつも青年が4~5人位いて、お揃いのTシャツを着てなにか作業をしています。

「赤目製作所」は、たぶん、製作者の荒戸源次郎監督 の事務所ではないかと思いますが。そのお店には、店構えを写真に撮りに行ったり、ポスターを買いに行ったり、何度か行きました。僕が何度も買いに来てくれたというので、店にいた若者が2階にかけ登り、なにか持ってきてくれました。なんとそれは特製の10枚入りポストカード。貰っちゃいました!って、買ったとしても大した値段ではないんですが・・・

“赤目”を体感せずして日本映画を語る勿れ!、ということで、僕の中では今年の日本映画は「赤目四十八瀧心中未遂 」で決まりです。
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