川上弘美の「東京日記7 館内のすべてお雛さま。」を読んだ! | とんとん・にっき

川上弘美の「東京日記7 館内のすべてお雛さま。」を読んだ!

 

川上弘美の「東京日記7 館内のすべてお雛さま。」(平凡社:2023年3月24日初版第1刷発行)を読みました。

 

途端に話は変わりますが、おめでたいニュースが…。

 

作家の川上弘美氏(65)が、フランスの芸術文化勲章オフィシエを受章した。19日、在日フランス大使館の公式サイトで発表された。 【写真】バッジを胸につけ笑顔!フランス芸術文化勲章オフィシエを受章した川上弘美氏  川上氏は3月31日にフランス大使公邸で行われた叙勲式に出席し、シャルランリ・ブロソー文化参事官により、芸術文化勲章オフィシエに叙された。

 

それはさておき、東京日記、今まで出ているものすべて読んでました。

これ、自慢?  

 

川上弘美の「東京日記3+4」を読んだ!

川上弘美の「東京日記 1+2 卵一個ぶんのお祝い。/ほかに踊りを知らない。」を読んだ!

 

東京日記は7、人気日記シリーズ、待望の最新刊です。

初出は、「WEB平凡」(https://webheibonn.jp/)2019年2月~2022年1月

 

突然のコロナ禍の日々のはじまり。

そして、だけど、きょうも日々は続きます。

川上さんの人気日記シリーズ、待望の最新刊!

 

三月某日 晴

また散歩に出る。このあたりの、人が少ない道でも、ほとんどの人たちがマスクをするようになっている。桜が散っている。若葉がまぶしい。遠くからチンドン屋さんの音が聞こえてくる。

 

四月某日 曇

生まれてはじめてのZoom打ち合わせ。一時間前からあれこれしてもどうしても津名川図、開始十秒前にあやうくすべりこみで参加できたことは、打ち合わせの相手には、もちろん黙っている。夜、手帳の今日の日づけのところに、「打ち合わせ Zoom」と、いかにもZoomを使いなれているかのように、さりげなく書きこむ。(本文より)

 

川上弘美:

作家。1958年、東京都生まれ。著書に「センセイの鞄」「真鶴」「大きな鳥にさらわれないよう」「ぼくの死体をよろしくたのむ」「三度目の恋」ほか多数。「東京日記」シリーズは、「卵一個ぶんのお祝い。」「ほかに踊りを知らない。」「ナマズの幸運。」「不良になりました。」「赤いゾンビ、青いゾンビ。」「さよなら、ながいくん。」が現在刊行中。