「さとりをひらいた犬/ほんとうの自分に出会う物語」
無料公開始めました。
もう読んだ方も、そうでない方も、お楽しみいただければ嬉しいです。
★Amazonのレビューでは5つ星の4.6、レビューは166レビュー(2022.8.30時点)頂いています。
じ〜てぃ~
2022年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
youtubeの本要約チャンネルでみて、もう一度読んで見たくなったら、なぜか見つからず、でもどうしても今読みたいので、アマゾンさんで注文しました。
翌日配達で良かったです。
自分自身だいぶ変わった気がしていますが、そのせいなのか余計に自分の目指してることが間違って無かったと確信出来ました。
以前は、なるほど位だったのが、全然違うので、それはそれで宇宙の法則かと。自分の思考が今の現実を作ってる。
★学識サロン(登録者51万人)さんに紹介頂きました。
★「本要約チャンネル」さん登録者(100万人)で、日本文学の傑作と、より詳しくご紹介いただきました。
瞬間風速ですが、Amazon総合ランニング130位m日本文学3位になりました。
わーい。
Amazonサイトはこちら
最初からお読みになりたい方は、ここからお読みくださいね。
ではでは、続きです。
赤い魔獣と遭遇したジョンは…
❿恐怖の遁走
穴…
穴…
感情のない、真っ黒な穴。
底なしの真っ黒な穴が、僕を吸い込もうとしていた。
死…
死ぬ!
真っ赤な血しぶき、絶叫とともに真っ二つになって飛び散る馬や犬の肉塊、血で染まった大地…
マフィーの言っていたことや、先輩の猟犬から聞いていた数々の恐ろしい光景が、頭の中で鮮明に映し出された。
逃げろ! 逃げるんだ!
しかし、足は凍りついたように動かない。大熊は真っ黒な穴の目で、僕を捉えている。
頼む! 動いてくれ!
動け!
動いてくれ!
必死になって足に念じる。すると、足は突然呪縛がとかれたように活力を取り戻した。
やった、動くぞ!!!
僕は大熊に背を向け、一目散に全速力で大熊から逃げ走った。
死にたくない!
追いつかれたら、殺される!
早く! 早く! 早く離れるんだ!
逃げろ!
逃げろ!
逃げるんだ!
無我夢中で、走りに走った。
どこをどのくらい走っただろうか、少し落ち着いたころ、振り返って見ると、楠はかなり小さくなっていた。
幸いにも大熊の姿も見えず、気配も感じなかった。
た…助かった…!
僕は荒くなった呼吸を整えるまもなく、どかっと地面に腰を下ろした。
「あれが、『赤い魔獣』…」
安堵感と脱力感が僕を包み、どっと疲れが噴き出した。気づくと太陽が西に傾き始めていた。
今日は、このあたりで休もう、ほんとうに大変な一日だった。
あんなに恐かったのは生まれて初めてだ。ガルドスと向かい合ったときも、白帝と闘ったときも、あんな恐怖は感じなかった。
彼らとは好敵手、そんな感じだった。
でも、あの大熊は…
自分とは全く別次元の存在、あっという間に虫のように踏みつぶされてしまう、異次元の存在感、けた違いの恐怖だった。
真っ赤な夕日が壮大に山の木々を映し出していた。
僕はその美しい景色を味わう余裕もなく、ぐっすりと深い眠りに落ちていった。
翌朝、まだ暗く日が昇る前、目が覚めた。僕はすっくと立ち上がると、ブルブルっと身震いをした。
さて、どうしよう…?
『赤い魔獣』を避けて、ベレン山に登るしか方法はなさそうだ。そうだよ、楠のそばを通らなければいいんだから。
『赤い魔獣』はあの楠の辺りを住処にしているんだろう、きっとそうだ。
だからなるべくあそこから離れて山に向へばいいんだ。
遠くに見える楠を背にして、道なき道を進もう。
歩きながら、昨日の出来事を思い出す。
あの圧力感、威圧感、そして、全てを飲み込むようなあの穴のような目…。
思い出しただけでも足がすくむ。僕も今まで数々の強敵たちと戦ってきたけれど、あんなに恐かったことは初めてだった。
全く次元の違う“絶対的な強さ”を目の前にした時、自分が情けないほど“ちっぽけ”な存在なんだって突きつけられたって感じ。
まさか、こんなところに伝説の『赤い魔獣』がいるなんて…なんて運が悪いんだ。
マフィーが言ってたように、ダルシャは『赤い魔獣』の回し者…?
僕は大きくかぶりを振って、その考えを吹き飛ばそうとした。
そんなことはない、あの時のダルシャの目には偽りはなかったじゃないか。
死ぬ間際にそんなウソを言ったって仕方ないし…コウザだって…
でも…、あのガジョでさえ、あっという間にやられたんだぞ…
ダルシャやコウザは赤い魔獣がここにいることを、知らないんじゃないか?
赤い魔獣は、最近ここに住み着いたんじゃないのか?
きっと、そうだ。
いやいや、違う、知っていたはずだ。
彼らがこんな大事なことを、知らないはずはない。
行けば、分かる、そう言っていたじゃないか。
そう、そして行ったら、赤い魔獣がいた…そういうことだ。
じゃあどうする?
戻るか?
コウザのところに戻って「どうしましょう?」って聞くか? いや、それは違う気がする。
じゃあ、どうする?
進むか?
またあそこへ行くか?
いやいや、やっぱり避けて行くべきだろう。
殺されてしまう。
じゃあ、どの道で行く?
道なんてないぞ。
心の中でグルグル同じ考えが回り続けていた。
そしてふと気づくと、見上げたベレン山全体があの『赤い魔獣』の威圧感で覆われ、どす黒く、重く、不気味に沈んで僕を包み込んでいた。
⓫「ほんとうじゃない自分との対決」に続く
ぜんぶ一気に読みたい方がこちら(笑)
(今日のほっこり)
またホルミシス・メディカルに行ってきました。
やっぱり体感的に効果を感じると、継続的に通いたくなります。
僕の場合は、脳の放射線治療の後遺症としてなぜが3年後に脳が腫れてくるという、
東大でも謎の症状で(笑)、服用していたステロイドの減薬を始めていて、
そのリバウンドで体中がだるく(特に下半身)、ひどい時には立っているのがやっと…
他にも脳が腫れているので、右半身が継続的にしびれています。
でも、すべてはプロセスです。
流れては去っていく、諸行無常の世界ですから、身体の症状はそれなりに「あ~あ」という感じですが、
僕自身がネガティブになることはありません。
まあ、そうなんだね、いまは。
って感じで体を俯瞰してみています。
だるい時は「寝る」に限りますからね、寝てしまいます(笑)。
ということで、対策としてホルミシスに行ってきました。
身体にたまった「薬物」「老廃物」など、まとめてデトックスです。
ここの「ホルミシス」は他とは違います。(おそらく、日本でここだけです)
①使用しているプレートの放射線量が違う
約400マイクロシーベルトの自然放射線量
これは他社製品。放射線がでています~という説明ですが、ほとんど出ていないようでした。
このプレート開発に10年以上かかったそうです。
専門の工房で特別に焼いて頂いて特注で作っているとのこと。
この製品が完成する(いまの形になる)まで20年かかったそうです。
このプレートからはマイナスイオンもたくさん出ています。
同じく他社製品
数値の桁が違いますね。
そしてマイナスイオンの「加圧水蒸気」に満たされたカプセルに入って約1時間ちょっと。
これも「開発秘話」がありましたが、また別の機会に。
で、僕は、すっかり、デトックスです。
一番の体感としては、前回行ったときからどんどん「右半身のしびれ」が少なくなっていることですね。
これには驚きました。
前回頂いたこのマットの効果なのかもしれません。
寝るときに頭の下にひいています。
寝ている間に放射線治療です(笑)
(この小さいやつ)
出た直後の顔もこんな感じ。
前回もそうでしたが、なぜか目が大きくなるんだよな~
(しばらくすると、戻ります)
と、いうことで、ホルミシスでリラックス&デトックスでした。
この「ホルミシス・メディカル」、ホームページも含めて、まったく広告宣伝していません(出来ていません/(笑))
ご興味のある方は、電話してみて下さい。
紅(べに)さんという元気で親切な方が出てこられます。
美味しい梨を頂きました。
ホルミシス・メディカル
電話 03-5542-0743
場所は東京の入船駅徒歩3分~5分
(注)
僕は宣伝マンはありません。
念のため(笑)
★生還体験記です。
ベストセラーになりました。
★講演などの画像です。よろしければ。
★オススメのお水やお茶など
よくご質問いただくので、以前書いた記事をリンクしておきます。
オススメの本①(読むと元気になる)
おススメの本②(劇的寛解事例)
おススメ本③(生還者たちの体験記)
おススメ本④(食事関連)
★講演会など
その①
「時空の杜」リボーン(再誕生)・リトリート
9月2日(金)~4日(日)
生きているうちに、1回死にましょう!
お申込みはこちらから
その②
またまた長崎に行きます。
その③
リーらの会 #12
9月30日(金)の開催です。
時間は午後20時から22時くらいまで。
主に仲間づくり、情報の交換、悩み相談などが目的の会です。
「がん」を含めて(ガンでなくても、もちろん歓迎)、病気や気持ちや環境など、その中で感じていること、悩んでいることなどを語り合える仲間がいるだけで、心が軽くなります。
共通の悩み(病気)や、目の前に起こっているトラブルなど、話し合い、聴き合うという体験は大切です。
人は、話すことによって癒されるのです。
(カール・ロジャース談)
前回(8月26日)は約50名のみなさんにお越しいただき、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
この日は僕の話(只管ということ)の他に、大腸ガンステージ4生還者Gさん(寛解してもうちょっとで5年)、
エンディングノートを書いて生き方変えてガン消えて社会復帰の、上顎ガンステージ4から生還したOさん、
そのエンディングノートのご指導をされたリボーン洞戸のセラピスト池田ユリさんの話をお聴きしました。
みなさん、すばらしい。
人の可能性は無限大です。
また、グループのシェアでも、たくさんの仲間と良い交流が出来たようです。
ご参加いただいた皆様に、感謝です。
途中参加、途中退出OKです。
参加方法はZOOM、無料です。
その③
「時空の杜」サレンダー瞑想キャンプ
10月20日(木)~23日(日)
お申し込みはこちらから