ベランダで育苗している苗の種類が減ってきましたが、まだ育苗は続いています。

 

 

 こちらは、だいぶ遅れて発芽したナント種苗、ナント交配の小玉スイカ「ピノ・ガール」です。「マイクロシード」と言って種が非常に小さく、種ごと食用にすることができるようです。

 

 

 胚軸は細く、呼び接ぎが困難なため接ぎ木苗を作る場合挿し接ぎにします。接ぎ木はせずに育ててみます。

 

 

 こちらは、鹿児島の固定種苦瓜「さつま大長れいし」です。昨年自家採種を行い、4月の初旬には播種していたのに、今日(5/20)やっと全セル発芽が確認できました。

 

 

 同時に播種していた固定種の純白種の苦瓜は、とっくに発芽しています。鉢上げが遅れました。

 

 

  こちらは、トマト苗の様子です。カネコ交配カネコ交配「ぺぺ」のF3で、再来年くらいには何となく形質が一定になる系統にすることを目指しています。根が乾燥に強く、乾燥気味に育て下に煉瓦を置いておくとポットの底から根がたくさん出ます。

 

 

 品種不明のイチゴは、今年もランナーが出てきました。ずっと無肥料で栽培を続けています。草姿からして、恐らく「宝交早生」だと思います。宝交早生は露地栽培向きの昔ながらのイチゴで、実は小ぶりですが甘く美味しいです。

 

 

 こちらは、野菜というよりハーブですが、タイムを種から育てているものの画像です。種子はとんでもなく小さいので、発芽率悪そう、と思って大量に播くと、大量の芽が出てきて間引きが大変でした。そのあとの生育は、驚くほど早いです。また、小さくひ弱な苗に見えますがとても丈夫で、枯らす方が大変そうです。

 

 定植する圃場は基本的に無肥料なので、苗づくりの段階から吸肥力の強い苗(根の張りが良い苗)に仕上げなければいけません。灌水量も慣行栽培に比べれば少なくします。良く育つ良い苗を作りたいです。

 

おまけ

 

 

 

 四つ葉の伏見寒咲菜花の零れ種(子葉が4枚!)

 

 

 シクラメン 白×フリンジピンク底紅

 ヒレ長(スワロー)メダカの「卑弥呼」を飼育しています、今年の3月ごろまでは全て有精卵でしたが、現在は全て無精卵になっています。

 

 

 水槽の全体像です。普通の水草水槽で、藻類が繁茂しています。水はクリアウォーターです。

 

個体A

個体B

 

 こちらは、現在のオスのメダカの様子です。個体の密度が低かった影響か、ヒレは3月ごろに比べ驚くほど伸びていました。室内飼育のころは9ℓ位に4匹、現在は最大18ℓの水槽に4匹入っています。

 おそらくオスたちのヒレが長すぎるのが無精卵ばかりになる原因です。

 

 

 こちらは、3月ごろのオスメダカたちの様子です。左上が個体B、右下が個体Aです。個体Aはあまり変わっていませんが、個体Bは現在よりも随分ヒレが短いように見えます。

 

 

 メスも観察しようと試みますが、激しく動き回るため中々撮影できません。

 

 

 こちらは、何とか撮影できたメスたちの写真です。二匹とも色が全然違います。右の個体は色が非常に濃いです。

 

 ヒレ長の繁殖はある程度個体密度を高くする方が有精卵が多くなるかもしれません。ヒレを切る、という情報もありますが、可哀想ですし観賞価値が低くなるのでそこまではしたくありません。有精卵をとにかく探して何とか繁殖に成功したいです。

 今日は、家庭農園で作業をしました。だいぶ暖かくなってきて、育ちが良くなっています。

 

 

 こちらは、固定種の人参「チャンテネー」です。少し株間を広げたいのと、葉牛蒡を収穫していてきんぴらごぼうを作りたいので間引き収穫しました。

 

 

 又根はありません。私の中では中々きれいにできたと思います。この後、きんぴらごぼうで葉も根も美味しく食べました。

 

 

 トウモロコシ栽培は、去年の失敗は一体何だったのだろうと思うくらいうまくいっています。「おおもの」という品種を育てているのですが、節間が詰まった草姿が特徴のようです。

 

 

 自然農法の種「鮮緑胡瓜」は、ゆっくりと育っています。二十日大根を前作に植えていた効果か、ウリハムシによる食害は見られません。

 

 

 株元に大量の葱を生やしてあります。

 

 

 つる無しインゲンの「テンダーグリーンPB」が着果しました。元肥は全く入れていません。マメ科は窒素を固定し、土を肥やすのでたくさん取り入れています。また、ほうれん草や麦と交互に作ると連作が可能です。

 

 

 こちらは、「金町小蕪」の収穫物です。ダイコンサルハムシの被害を受けているようです。ですが、葉色は薄いので肥料はある程度抜けていると思われます。

 

 

 プチぷよCFの第一果房は、もうここまで大きくなりました。可能であれば雨よけ栽培をしたいですが、支柱がないのでまだできません。皮が薄くてぷよぷよしているのが特徴の品種であり、独特のつやが出ています。

 

 

 こちらは、直播の空芯菜が発芽した様子です。去年は1週間に1kg近くの収穫がある豊作で、今年も同じくらいの面積に作付けをしました。

 そういえば、家庭菜園を始めたばかりという方が空心菜の多収さを知らずものすごい量を播いていました。一袋13ml入り×2袋、26mlも播いていることになります(私は去年8mlで足りました。播種法は同じ筋播きです)。消費しきれるのでしょうか。

 

 

 畑の所々に生えている紫蘇は、薬味が欲しいとき重宝します。ですが、雑草と同じようにびっしり生えているところもあるので、適度に採って増えすぎないようにしています。

 

 

 イタリアンパセリは、自家採種しようかどうか迷っています。迷っているうちにトウ立ちして立派な蕾をつけました。イタリアンパセリの生命力は物凄く、どこからでも生えてきます。家庭農園の近くのアスファルトの隙間にも生えていました。

 

 

 こちらは、自家採種した種から育てた固定種ズッキーニの「青馬」です。ちゃんとズッキーニがなると嬉しくなります。明日、朝に畑に行き人工授粉をしなければなりません。

 

 

 中晩生種の玉葱も遂に収穫期を迎えます。「泉州黄玉葱」が倒伏した様子です。

 

 

 玉の形からして、少し深植えだったのでしょうか。もう少し横に大きいほうが個人的には好みです。これから倒伏する株が多くなってきたら母本を選抜し、来年自家採種を行います。この球は夕食のスープの具になりました。甘味があり美味しかったです。

 

 玉葱は人参と交互連作しようと考えています。できるだけ作物の連作を心掛け、自然栽培での多収を目指したいです。

 メダカを過密ではない環境で飼育していると、オスは大抵縄張り意識が強くなります。今年は飼育数が少ないので過密ではありません。勿論、縄張り意識が強いメダカが多いです。その中でも特に縄張り意識が強い個体を発見しました。

 

 

 こちらのオスメダカです。ハウスネームは「ロゼ」、品種名はピンク半透明鱗ラメヒカリヒレ長です。円形の瓶に入れているため頭部の凹みがあるように見えますが、実物は体形がとても良い個体で気に入っています。

 

 

 上見の写真です。写真ではよくわかりませんが、ラメも多く良いメダカです。

 このオスメダカは、他のメダカ(雌雄差別なく)をすごい勢いで追いかけていました。他の個体が可哀そうにも見えますが、こういった個体は強く綺麗な子供を残してくれることが多いです。また、こういった個体とメスを組ませると大抵すぐに産卵してくれます。

 

 今年は産卵数が少ないか?と思っていましたが、針子は湧くように毎日増えていきます。水槽の中にうじゃうじゃいます。そろそろ容器を増やすことも検討したいと考えています。

 今年育てたベビーリーフミックスの中に「エンダイブ」(和名:菊苦菜)があり、単体での種子の販売は少ない為自家採種してみることにしました。つい最近、抽苔し茎が伸びてきています。

 

 

 エンダイブは丈夫な野菜で、根元の茎(胚軸?)からバッサリ切ってしまっても、側芽が出てきます。他の混ぜてあるレタスは根元の茎を切ってしまうと復活しないので、跡地に復活したエンダイブのみが残ります。せっかくなのでそれらの株も母本に加えるつもりです。

 

 

 葉は硬く、食べることはできません。どんな色の花が咲くのか楽しみです。

 

 

 こちらは、「泉州黄玉葱」です。大阪の晩生の伝統種で10月ごろまで貯蔵ができるようです。無肥料で栽培したので、小さいですが締まりが良い球になりました。来年の自家採種に使おうと思います。

 

 

 こちらは、愛知早生白玉葱をセット球栽培しようと4月に種を播いたものです。この株は根元がむき出しだったので土寄せをしました。透明な味噌の容器で育てていますが、根の張りがとても良いです。

 

 玉葱は小さくても締まりが良いほうがメリットが大きいと考えています。できるだけ無肥料で続けようと考えています。