コチラ《アメリカの学校についての記事一覧》



アメリカの学校の話
今回は「義務教育と学校の名前」です。
英語で義務教育はCompulsory Educationって言うらしい。(知らなかった 笑)


日本で義務教育は 小学校から中学3年まで。
アメリカは「幼稚園から高校卒業まで」です。

各国の義務教育年数(UNESCO)
  13+ 年間
  10–12 年間
  7–9 年間
  0–6 年間

(Wikipediaより。)

へー、日本って他と比べると短いんですね、義務教育。
12年という、日本人からしたらビックリな長さの義務教育機関も
アメリカ始め、結構あることがわかります。



義務教育については 世界人権宣言でこう示されています。

すべて人は、教育を受ける権利を有する。教育は、少なくとも初等の及び基礎的の段階においては、無償でなければならない。初等教育は、義務的でなければならない。

— 世界人権宣言 第26条1


教育を受けるのは人権のひとつ。

となると義務教育は
まぁ最低限、人間としてこの地球上で
これくらいは知っておこうね、社会活動に必要だから
っていう知識を得る場所でしょうか。



さてさて。
義務教育期間の長さって
凄くその国の文化とか経済活動背景とかあるんでしょうけど
善し悪しじゃなくて 
アメリカが高校まで義務教育と知った時
私は「多民族の国だなぁ」と思ったんですよね。



バックグラウンドの文化や人種が違うから
平均化することを考えるほうが まず非現実的。
個々を尊重して
そのうえでチームワーク って考え方は
そんなところでとっても合理的だし
多民族だからだと 私はおもうんですよ。
(日本で取り入れるのも 勿論アリだけど
 その前に文化的・思想的・人種的に 規範を知った上で、のほうが
 多分日本人は「やりやすい」のだと思うんですね)



んで、公立に関して言えば 義務教育が長いせいか
学ぶ事のスピードは基本的に ゆっくりだと思います。
だってやっぱり 出来るヒトが出来れば良い、ってための
教育じゃないからね。



アメリカの義務教育は 一般にK-12と呼ばれますが
ココにもあるように 州や学校区によってかなり変わるんです。
一般的には


Kindergarten 幼稚園 1年(ここが”K" です)
Elementary school小学校 5-6年

そのあとに
 Jr. High school
 Middle school
 Intermediate School
が来て、High School です。



で、ここのWikiにも書いてありますが
残りの12年をどう分けるかは 各学校区に任されていて
アメリカ人に聞いても「ココの地域はこんな感じ」という返事しか
戻りません 笑


ちなみに、ウチの娘はJr. High に行っており
息子が行っている学校はMiddle Schoolです。
(息子が違う学校区に行っている)



それぞれの学校に特色があるのは勿論私立ですが
アメリカの公立には 他にも
いろいろオモシロイ違いを持たせてあります。
全体にある程度の教育を、というのを目的にしているのと
個を伸ばすということの折衷案みたいな感じ?


我が家で関わったものだけ、次でご紹介します。