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見知らぬ街から街へ
車窓の景色は流れていく


ことばのわからない車内放送
妙に親近感の湧く
水の匂い
冬なのに
緑がちらつく


あんな並木道を
歩いた昔を思う
いつのことだったか。


記憶は
時間を超えていく。


並木道はもう
はるかうしろに。