この話題は どうしても重くなってしまいます。
でも 私がアメリカで過ごしている12~13年ほどの間で
もう大きなテーマになっているので
書かざるを得ないよな・・・と。



人権擁護の団体や 政府の活動に
ボランティアとして関わってきています。


それは自国や 他国との歴史を一生懸命学ぶ日本人が
「日本から海外に出て行った人達」に
あまりに理解も興味もないことを残念に思う事と
そして私がかつて その一人であったから
学んでみて知ってみて どれだけ大事な事かがわかるから
伝えないとイケナイ と思うのです。



1942年2月19日。
大統領特別法令9066号というのが出されました。
ごく簡単にどんなものか、というと
「西海岸に住む日本人を祖先に持つ人達は皆
2週間以内に土地・財産を片付け 移転施設へ入りなさい」


その紙一枚に書かれたことは 
一見「世の風潮からこの人達を守るため」風でいて
その実 国民で在るにもかかわらず
ただ「血」によって
財産を没収し自由に生きる権利を奪い
表現されていないだけで「囚人」扱いする、ということ。



今の日本の人達に 例えば
「あなたの名字が○○であるなら・あなたの出身が××県であるなら
 2週間以内に財産を片付けて トランク1つだけ持って
 収容施設に入りなさい」と国が命令してきたら
どう思いますかね?



この話は続けますけれど
ひとつ指摘したいのは
日本人が「日系人」と呼ばれる人達を
言葉やはっきりした態度にしなくても
「自分達と分けて」考えていること。
なんでそんな事、いえるかって?
私の中に それが在るからです。
そして同じものが 沢山の人の中に存在していることを
海外で暮らして もの凄く感じるからです。


写真は 今年の ユタ州Day of Remembranceのゲストスピーカー
ブライアン・シオザワ上院議員です。