【家を追い出されたばーちゃん】がウチに来ちゃった!
~★介護日記★~
★これまでのお話
孫(長女の息子10歳)は一昨年、学校の担任と色々あって心身症になり、長女もその解決にもがく中、うつ病になってしまったけれど、二人とも今はかなり回復して、(薬はまだ飲んでいるけれど)、ほぼ普通通りの生活を送れている。
ある日曜日、孫のお誕生日プレゼント🎁を買うために、
夫と一緒にトイザ○スへ。
お店の中の、気に入ったものは何でもいいよと孫に伝えたけど、広いお店のほとんどを全部見て回っても、決まらない。
私「ホントに欲しいものはどれ?」
孫「う~ん、高すぎて・・・お母さんに叱られる」
夫「今日は、高くてもいいんやで」
それでも孫はモジモジしているので
私「お母さんには、ばーちゃんからラインしとくから」
それでおずおずと指さしたのが、恐竜のロボット
孫「でも~、さすがにこれは高すぎるよね?」
(うーん、確かに高い!)
夫「よし、じゃあ、これでいいんやな?」
よっぽど前から欲しかったみたいで、むっちゃ嬉しそうな顔
箱を大事そうに抱えて、ご機嫌で電車へ
大きくて自分の膝には収まりきらず、じーちゃんの膝まではみ出ている。
そこへ、孫より2歳くらい年上の男子2人が乗って来た。
向かい側の席に座ってすぐ、その一人が抱えている孫のおもちゃの名前に気が付いて、
思わず身を乗り出して見たのを、私も見逃さなかった。(高いもんね~)
その子と目が合って、その子が一瞬かすかに私に微笑んだ。私は知らない子と一瞬コミュニケーション取れたことが、嬉しかった。
で、その子たちが降りた後、孫にささやいた
「さっき前に座っていた子も、コレを見てた。目が合っちゃったよ、感じのいい子だね」
孫は、声を潜めてこう言った。
「いや、そうでもないよ」
私「えっ? オーラの色が良くなかったん?」
孫「うん、グレーだった。良くない色」
私「ええ~!ばーちゃんには、全然わからなかった。いいなあ~、見ただけで、その人の性格が分かって。」
孫「いや、そうとも言えない」と口を一文字に
(とても大人びた言い方と表情)
私「どうして?」
孫「こっちは苦手だなあと思っているのに、向こうから話しかけてきたりするとね・・・」
私「そっか、なるほど。ばーちゃんみたいに、わからないほうが良いこともあるんだね・・・」
会話の内容が、、、、
どうみても、孫の方が大人やん。。。
私のように
「誰でも良い人に見える」
ってことも、もしかしたら特技なのかも、、、?
続く