知人が亡くなりました。
彼女の膵がんを知ったのは、昨年の今頃でした。
アロマやハーブ、漢方の講座に通ってくれていました。
講座を通した知人です。
いつも笑顔、疑問点にはきちんと質問をして真剣に学んでいました。
自分の体調なども話し合っていました。
今から思えば、お互いに笑っていましたが
その頃すでに、私は再発、彼女は膵がんが忍び寄っていたのですね。
一足先に私の再発が分かり、講座をお休みすることにしました。
最後の講座が、彼女が通ってくれたメディカルハーブの講座でした。
よく覚えています。
最終日まで講座を完了させた安心感や、次はないだろうという寂しさの中で
笑ってまたいつか会いましょうと挨拶をしたのを。
再発して次の講座は無いとは言えずに。
その1年後(昨年春)ラインがきて、彼女の状況を知りました。
何度も病院に行ったのに、検査結果には何も出なかったこと
やっとガンだと分かった時にはステージ4だったこと、
すでに余命宣告も受けたこと、
今では覚悟ができて好きな花でキャンドル作りをしていること、
少しだけ花の仕事も復帰したこと、
彼女は花が好きで花屋でアレジメントの仕事をしていました。
講座最後の日にいただいたアレジメントは、私の教室に飾ってあります。
幸い、私は薬との相性が良く、今のところ講座を再開するまでになりました。
その様子に彼女は
「羨ましい」「なにが違うんだろう」と言っていました。
これには私もどうしたらいいのか、言葉が出ませんでした。
ラインの向こうで泣いているだろうと思うと、苦しさが伝わるようでした。
私の場合は、再発ですからいつも覚悟があって。
それに比べて、予期せぬステージ4では、どれだけショックだったか・・。
家族が支えてくれている
遠くの病院の治療を見つけて連れていってくれる
家族が諦めていないから頑張れるなど、
良かったな、と思う言葉もありました。
今年のお正月に「よかったね、新年を迎えられたね」とやり取りをして、
「次は桜をみようね」と約束しました。
桜が咲いたらラインをしようと思っていましたが、
桜には間に合いませんでした。
信じられないけれど、こんなことがおこるのがガンです。
長文のようで短文の記事です。
一生懸命生きた彼女のことを記しておきたくて
彼女を忍んでここに書きます。