今年のいちご狩り農園はいつもより大人気 | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

毎年ずっと行っているいちご狩りです。
 
入園料は年々値上がりしていたようで
さすがに今年は、私も気が付きました。
ついに3000円かあ。
でも、美味しいから良いのです。
スーパーで買ったのとは比べようがない美味しさがあります。
3年連続でいちご選手権で優勝している「あまりん」を栽培している農園です。
ずっと、ここ。
今年は、例年より人が多く「あまりん」に出会えませんでしたが、
どの品種も美味しいし、いちごであればどれでも良いのです。
 
昨年も書いたのですが、
10年以上前(同じ職場にいたアルバイトさん)との何気ないおしゃべりで
最後の晩餐に食べたいものは何?と聴かれたことがありました。
高級フレンチや中華など
どれもピンとこなくて決めることができず考え込んでいたら
彼が(男性なのです)
「私はゆかりご飯」と言うのです。
そんなものでいいのか!と気が付いた時にパッと頭に浮かんだのが
「いちご」でした。
 
いちごの木から自分で摘み取ったばかりのいちご。
毎年いちご狩りに行っていたのも、大好きだったからだと再認識しました。
 
再発が分かった年にも行きました。
まだ治療も始まっていない頃だったので、体調はいまいち。
不安を抱えながらも、いちご狩り農園に着いた時は感無量でした。
 
思い残すことなくいちご狩りを楽しんで、
さて次にどこに行こうかと言う頃に、背中痛が始まってしまいました。
ついに我慢の限界になり、予定を諦めて家に帰ったっけ。
いちご狩りもこれで最後か・・と思うことすら浮かばない痛さです。
痛みはいろんな感情を忘れるものですね。
我慢するだけで必死。
 
あれから丸2年ですよ~。
思い出話の一つになりました。
 
負けるもんかというファイトはないです。
ネガティブでもポジティブでもなく、
毎日を楽しめたらいいなと、淡々と過ごしています。
あっちにもこっちにも、そっちにも照れ 感謝でいっぱいです飛び出すハート