乳ガン治療中に良く眠れない、と言う方がたくさんいらっしゃいます。
諸々の悩みがあるのに、更にホルモン療法が原因です。
女性ホルモンの乱れは自律神経の乱れ、それは不眠に繋がります。
そんな時にアロマテラピーが役立つことがあります。
香りは、自律神経の乱れに働きかけてくれるからです。
もちろん、リラックス成分のある精油を選ぶことが大切ですけど(^^♪
安眠にラベンダーが良いとよく聞きますが、
全員に効果があるわけではありません。
私自身、アロマを始めた頃は、精油のラベンダーの香りが苦手でした。
嫌いな人も意外といるのです。
苦手な精油を使っても眠れるわけがないのです。
お問い合わせがあったので、講座で毎回人気のアロマグッズの作り方を公開します。
すごく簡単で、可愛くて、できた香りは十人十色なのが嬉しいです。
出来上がりの画像です↓

使うものは、
・植物油(お薦めはホホバオイル、マカダミアナッツオイル)
・ロールオンのボトル(アロマ専門店で取り扱っています、ネット販売が便利かも)
・精油(3~5滴)
・ドライハーブ(ローズ、ラベンダー、カモミール、カレンデュラなど)

↑アルガンオイルとローズヒップオイルが手元にあったので。
(植物オイルのイメージ画像として)
そのまま使える少なめ容量の物や、何回にも使える大容量のものが販売されています。
(画像のアルガンオイルは比較的酸化しにくいのですが、高価です)
(ローズヒップオイルも高価な上に、酸化しやすいのでお薦めできません)
お薦めのホホバオイルは酸化しにくく、癖がなく、さらりとしたオイルです。
マカダミアナッツオイルも比較的酸化しにくく、肌にとろりとなじむのでお薦め。
*オイルは全部使い切ればいいのですが、中途半端に残ることがあります。
残ったオイルが酸化しなければ次の機会にも使えますので、
酸化しにくいオイルが私的には絶対的条件です。

ロールオンボトル。
矢印のところがコロコロと塗布できるので、実際に使う時にすごく楽なのです。

ドライハーブ、適宜。
どれもハーブティーで飲めるものを使用します。
使わなくてもいいのですが、ほとんどの方がこれでテンション上がるのです。
そして、精油。
実際に「これが良かった」という精油をご紹介します。
・マジョラム
副交感神経を優位にする香り成分が含まれているので効果があったのでしょう。
ラベンダーが苦手な方はマジョラムを選ぶことが多いです。ラベンダーとブレンドするのも良いと思います。
・ラベンダーとオレンジ
落ち込んでいた時にこの香りで癒され、その後アロマの先生になった友人の思い出の香りです。
・ベルガモット
柑橘系の精油の中ではリラックス系の成分を多く含んでいます。マジョラムとのブレンドも良い香りです。
光毒性のある成分が含まれていますので、除去したものを購入してください。
「ベルガプテンフリー」「フロクマリンフリー」と明記してあります。
・ネロリ
不眠になった生徒さんが、この香りをデコルテに塗布すると香りが鼻に上がってきて幸せな気分になったそうです。
注意点
精油には、女性ホルモン様作用があるものがあります。
ホルモン療法中には使用しないようにします。
・クラリセージ ・フェンネル ・サイプレス ・サンダルウッド
他にもありますが、そんなに使うこともないかなと思う精油なので、
とりあえず上の4種類は避けたほうがいいと思います。
長くなりましたが、作り方です。
①植物油を直接ボトルに入れちゃいます。
②精油を3~4滴直接ボトルに入れちゃいます。
③ハーブをつまようじなどで押し込みます。
④蓋をして良く振って混ぜて、出来上がりです。
デコルテや手首などにコロコロと塗布して使用します。
寝る前だけでなく、
小さいのでバッグに入れてコロン代わりに、日常的に使うことで
緊張を和らげてくれるので便利です。
精油の濃度についてのお話
私の所属するアロマ協会では精油の濃度を、基本1%と薦めています。
なぜ1%なのか、この濃度で使用した場合にトラブルが上がってないからです。
そして1%で充分効果があるからです。
このロールオンボトルでは2滴が1%濃度になりますが、
広い範囲で使わないので少しだけ精油を多く使うレシピにしています。
心配であれば2~3滴にしてくださいね。
容器は、100円ショップの小分けボトルでも良いのです。
お好きなボトルで、お好きな香りを(^^♪
長くなってしまいました。
ここまでお読みくださりありがとうございます。