5日は4会派[公明党・大阪維新の会箕面・自民党市民クラブ・箕面政友会(民主系)]が質問。
各会派とも、おおむね施政方針を支持・翼賛する方向での質問でした。
質問内容もかなり重なる部分がありましたが、
それでも各会派の特徴がどのように表れるのかと注目しました。
全会派ともに共通していたのは、
・北大阪急行の延伸が実効性を帯びてきたことを歓迎、国立循環器病センター誘致やまちづくりについて
・防災対策絡みで、1月17日の防災訓練を評価、防災無線の調子が悪かったことに関すること
・農業公社の設立を支持(これは市長さんの肝いり事業らしい)
・経常収支比率の推移や財政運営を評価
・教育改革(箕面市独自の一斉テスト、教育委員の公募、学校給食など)を評価
・公務員制度改革について
などが(おおざっぱに言えばですが)印象的でしたが、それに各会派の個性を加味させて質問されていました。
例年は、世界や日本情勢の前置き(導入)があるのですが、
今年度は各会派ともに現状の社会情勢分析等はほとんど簡略化されていました。
公務員制度改革意外は、各会派ともに異口同音の内容でしたが、
このたび議会に「たたき台」として提案された「公務員制度改革」については、
政友会(民主党系)以外は大いに賛成・期待するという立場であったのに対し、
市職員組合と関わりのある民主党系会派がどのような反応を示すのかと興味深く聞きました。
同会派は行革(緊急プラン・ゼロ試案)の断行を評価しつつ、
公務員制度改革には態度を保留し、疑問点のみを質問するという消極的な立場を示しました。
なお、公明党はいじめ問題にふれなかったのが少し意外でしたが、
大阪維新の会は体罰問題を取り上げていて、橋下市長の論調を思い起こさせました。
傍聴者はいつものようにまばらで(6~8人くらい?)、
議会に対する関心が、かつてのようではないことを象徴しているかのようでした。
もっとも、代表質問は朗読会のようで、再質問もなく緊張感がほとんどありませんので、
無理もないように思います。
理事者は同じような質問に対しても、ところどころ工夫しながら丁寧に答弁ていました。
6日は共産党会派の質問ですが、はたしてこの日のような丁寧な答弁となるでしょうか。
例年ですと、「市長の政策を支持しない会派」には極端に横柄で木で鼻をくくったような答弁が返ってきます。
とりわけ、このところは市長宅の建築に関する「行政指導のルール無視(違反)」問題で
市長部局はピリピリしているようですから、
もしかしたらこの件にかかわる質問をするかもしれない?同会派への風当たりは、
かなり厳しいものになるのではと予想できます。
そうならない冷静かつ真摯なやりとりでありますよう祈っています。
今日の新聞記事から。
朝、リビングいっぱいに広がった明るい陽ざしは、春を予感させてくれたのに
表に出ると、まだまだ寒い1日でした。
でも、あの「花粉」は確実に活動を開始していました。
1年で一番大好きな季節が、
もっとも苦しいシーズンの始まりになります・・・嗚呼。
さて、今日はしんぐるまざあず・ふぉーらむ・箕面主催の「おしゃべり会」のあと、
一緒にランチして帰宅。
2月議会の準備のかたわら、新聞に目を通して思ったことを2つ取り上げます。
1点目は、社会面「池田市長の口利き問題」の記事。
市長の口利きや、発注工事の見積書の「偽造」など
不適切な行為が明らかにいなっているのに、
市長の責任を追及する声は高まっていない、とあります。
現市長は一昨年の12月、民主・自民・公明の各市議17人が後押しして当選。
市議会(定数23)は、警察の捜査を見守るという雰囲気が強いそうで、
議会の追及は強まらない、という状況を報じています。
同じく随意契約問題で話題になっている吹田市議会では、
100条委員会が設置され、議会が独自に調査活動を展開しています。
これは全会派の議員が思想・信条の違いはあっても、
真実を追求しようという議会の意思が強く働いているからだと思います。
さて、箕面市長の問題は、刑事事件ではないので、
警察の捜査はもちろん入っていませんが、
議会が二元代表制(市長と議会はそれぞれが市民の選挙で選ばれ、
予算立案・執行機関とそのチェック機関という役割をはたす)
の意味を理解し、その役割を果たすという点では、
箕面市議会も、しっかり調査・究明を行うべきだと思います。
馴れ合い議会となるのか、
「少数精鋭」という定数削減の口実が(いまこそ)発揮されるのか。
各議員が問われています。
さて2点目は、「社説」の「婚外子の相続」に関する記事について。
このところ、「婚外子」(夫以外の男性、妻以外の女性との間に生まれた子)の問題が
色々と課題にのぼり、議論されることが多くなりました。
たとえば「寡婦控除」(母子家庭への減税措置)の問題があります。
「寡婦」とは民法上、法律婚をしたことのある母のことです。
所得税、住民税、公営住宅入居資格及びその賃料、保育料等の算定のための控除の基準が、
婚姻歴のない女性には適用されないため、同じ母子家庭でも大きな不利益を受けています。
一部の自治体では、平等に「みなし適用」をおこなっているところがありますが、
現在、箕面市をはじめ多くの自治体では婚姻歴の有無によって差別的な処遇がおこなわれています。
これらは「国際人権規約」や「子どもの権利条約」にも違反していると、
日本弁護士連合会が指摘し、国に対し「みなし適用」を要望しています。
この日の社説では「婚外子の相続」について、
民法の定めが法の下の平等を定めた憲法に違反する、
という違憲判断を決意したのではないか、と報じていました。
この裁判はすでに各地の地裁や高裁で違憲判決が出されており、
最高裁が違憲判決をおこなえば、政治の場で法律改正を行わねばなりません。
今日の生活実態はさまざまです。男女協働参画の視点に立って、
政治家が多様な生き方を認め、子どもの人権を大切にする、
という意識変革が求められています。
この「婚外子相続」の問題が解決すれば、
民法が改正され、寡婦控除の問題も解消されるのではないか、
と期待します。
現状に見合った法令や条例の運用ができる、
生活者に優しい自治体になれるよう、箕面市もガンバらねばなりません。
朝、リビングいっぱいに広がった明るい陽ざしは、春を予感させてくれたのに
表に出ると、まだまだ寒い1日でした。
でも、あの「花粉」は確実に活動を開始していました。
1年で一番大好きな季節が、
もっとも苦しいシーズンの始まりになります・・・嗚呼。
さて、今日はしんぐるまざあず・ふぉーらむ・箕面主催の「おしゃべり会」のあと、
一緒にランチして帰宅。
2月議会の準備のかたわら、新聞に目を通して思ったことを2つ取り上げます。
1点目は、社会面「池田市長の口利き問題」の記事。
市長の口利きや、発注工事の見積書の「偽造」など
不適切な行為が明らかにいなっているのに、
市長の責任を追及する声は高まっていない、とあります。
現市長は一昨年の12月、民主・自民・公明の各市議17人が後押しして当選。
市議会(定数23)は、警察の捜査を見守るという雰囲気が強いそうで、
議会の追及は強まらない、という状況を報じています。
同じく随意契約問題で話題になっている吹田市議会では、
100条委員会が設置され、議会が独自に調査活動を展開しています。
これは全会派の議員が思想・信条の違いはあっても、
真実を追求しようという議会の意思が強く働いているからだと思います。
さて、箕面市長の問題は、刑事事件ではないので、
警察の捜査はもちろん入っていませんが、
議会が二元代表制(市長と議会はそれぞれが市民の選挙で選ばれ、
予算立案・執行機関とそのチェック機関という役割をはたす)
の意味を理解し、その役割を果たすという点では、
箕面市議会も、しっかり調査・究明を行うべきだと思います。
馴れ合い議会となるのか、
「少数精鋭」という定数削減の口実が(いまこそ)発揮されるのか。
各議員が問われています。
さて2点目は、「社説」の「婚外子の相続」に関する記事について。
このところ、「婚外子」(夫以外の男性、妻以外の女性との間に生まれた子)の問題が
色々と課題にのぼり、議論されることが多くなりました。
たとえば「寡婦控除」(母子家庭への減税措置)の問題があります。
「寡婦」とは民法上、法律婚をしたことのある母のことです。
所得税、住民税、公営住宅入居資格及びその賃料、保育料等の算定のための控除の基準が、
婚姻歴のない女性には適用されないため、同じ母子家庭でも大きな不利益を受けています。
一部の自治体では、平等に「みなし適用」をおこなっているところがありますが、
現在、箕面市をはじめ多くの自治体では婚姻歴の有無によって差別的な処遇がおこなわれています。
これらは「国際人権規約」や「子どもの権利条約」にも違反していると、
日本弁護士連合会が指摘し、国に対し「みなし適用」を要望しています。
この日の社説では「婚外子の相続」について、
民法の定めが法の下の平等を定めた憲法に違反する、
という違憲判断を決意したのではないか、と報じていました。
この裁判はすでに各地の地裁や高裁で違憲判決が出されており、
最高裁が違憲判決をおこなえば、政治の場で法律改正を行わねばなりません。
今日の生活実態はさまざまです。男女協働参画の視点に立って、
政治家が多様な生き方を認め、子どもの人権を大切にする、
という意識変革が求められています。
この「婚外子相続」の問題が解決すれば、
民法が改正され、寡婦控除の問題も解消されるのではないか、
と期待します。
現状に見合った法令や条例の運用ができる、
生活者に優しい自治体になれるよう、箕面市もガンバらねばなりません。
「市民からの問い合わせ(議会は徹底究明を)」に市長の弁明を添付して回答とした議長
金曜日(3月1日)の幹事長会議で、市長宅建築をめぐるこの間の問題について共産党会派から「市民からの問い合わせには、(議会として)どのように回答するのか?」との提起があり、すでに市長の本会議(第一日目)冒頭での弁明を添付して質問者に回答済みであることが分かりました。
また、委員会や本会議(一般質問)などで十分審議がつくされるであろうから、それを傍聴してください、という趣旨の回答になっていました。
私たち無所属・共産党会派の3人で、
2月21日に再度「百条委員会を開いて徹底究明すべき」
「議員には調査権がない。議会の調査権を発動すべきだ」と要望したにもかかわらず、
それが無視されたカタチになっており、極めて遺憾です。
議長には「権限」がありますが、
①「徹底究明」が終わっていないうちに、「市長の弁明」を議会の答えとしたこと
②各会派(議員)に百条委員会の提案について諮ろうとしなかったこと
③市民へ回答したことが、議員に知らされなかったこと
など民主的な采配が行われていません。
2元代表制としての議会の職責を果たさないばかりか、
議長が不自然に市長を擁護しているように映ります。
市民は真実を、しっかり調査するように議会に求めていたのですが、
これでは「議会不要論」が浮上したとしても、否定できないでしょう。
ある議員は定数を削減すれば「精鋭が残り、議会が活性化する」
とおっしゃっていましたが、それが実証されるには程遠いようです。
また、この他にも「一級建築士」という匿名の方から、
市長の弁明は論理矛盾もいいところ、嘘としか言いようがない。
市議会はもっと勉強して答弁の嘘を検証してほしい。
弁護士や建築士に委託する、
職員からヒアリングするなどで真相が明らかになる、
といったような内容のご意見をいただいていたことも分かりました。
さまざまな反響を呼んでいるこの問題は、
単に市長さんが嘘をついている、とか謝らない、
といった次元ではなく、
公平・公正な行政執行を箕面市が遂行できるのか、
透明性のある行政運営がおこなわれるのか、
議会は二元代表制の本旨をまっとうできるのか、
という本質的なものが問われています。
その意味で精一杯、自分の職責を果たしていきたいと考えています。
金曜日(3月1日)の幹事長会議で、市長宅建築をめぐるこの間の問題について共産党会派から「市民からの問い合わせには、(議会として)どのように回答するのか?」との提起があり、すでに市長の本会議(第一日目)冒頭での弁明を添付して質問者に回答済みであることが分かりました。
また、委員会や本会議(一般質問)などで十分審議がつくされるであろうから、それを傍聴してください、という趣旨の回答になっていました。
私たち無所属・共産党会派の3人で、
2月21日に再度「百条委員会を開いて徹底究明すべき」
「議員には調査権がない。議会の調査権を発動すべきだ」と要望したにもかかわらず、
それが無視されたカタチになっており、極めて遺憾です。
議長には「権限」がありますが、
①「徹底究明」が終わっていないうちに、「市長の弁明」を議会の答えとしたこと
②各会派(議員)に百条委員会の提案について諮ろうとしなかったこと
③市民へ回答したことが、議員に知らされなかったこと
など民主的な采配が行われていません。
2元代表制としての議会の職責を果たさないばかりか、
議長が不自然に市長を擁護しているように映ります。
市民は真実を、しっかり調査するように議会に求めていたのですが、
これでは「議会不要論」が浮上したとしても、否定できないでしょう。
ある議員は定数を削減すれば「精鋭が残り、議会が活性化する」
とおっしゃっていましたが、それが実証されるには程遠いようです。
また、この他にも「一級建築士」という匿名の方から、
市長の弁明は論理矛盾もいいところ、嘘としか言いようがない。
市議会はもっと勉強して答弁の嘘を検証してほしい。
弁護士や建築士に委託する、
職員からヒアリングするなどで真相が明らかになる、
といったような内容のご意見をいただいていたことも分かりました。
さまざまな反響を呼んでいるこの問題は、
単に市長さんが嘘をついている、とか謝らない、
といった次元ではなく、
公平・公正な行政執行を箕面市が遂行できるのか、
透明性のある行政運営がおこなわれるのか、
議会は二元代表制の本旨をまっとうできるのか、
という本質的なものが問われています。
その意味で精一杯、自分の職責を果たしていきたいと考えています。
2月議会のヒアリング、調べもの、「ふぇみん」の例会、そしてヒアリング・・・
昨日も市役所内外を往き来する慌ただしい1日でした。
先週(2日)は、午前中は交通活性化協議会を傍聴し、
午後は介護保険サービスの評価会議を傍聴。
夕方から、北摂市民派議員の情報交換会に参加。
あいまに市民相談や問い合わせなどが入ってきますので、
毎日、めまぐるしくバタバタと走りまわっています。
日曜(24日)は、定例のマイク街宣日でしたが、
寒かったせいか、いつもよりも人通りが少なく、
ニュースの受け取りもイマイチでした。
でも中学生?から声をかけてもらったり、
積極的にニュースを受け取ってくださる方や、
立ち止まって聴いてくださるご夫婦もいらっしゃって、
励まされました。
さて、2月議会は当初予算の補正、新年度予算、新年度予算の補正という具合に
予算審議が多く、このたびは明日(27日)に提案される予定の
条例の議案もかなり多そうです。
吹田市などは、1つの常任委員会で何日もかけて議論するそうで、
終了時間が夜中の2時、ということも珍しくないとか。
党派や思想信条にかかわりなく、議会での議論や
議員としての職責に対する自覚があるのでしょうか?
当たり前のことが当たり前になっていない箕面市議会でも
他市のよいところは、吸収していきたいものです。
と、いうと箕面でいいところが全くないようにも聞こえてしまいますが、
政務調査費に関する厳しい精査は、よいところの1つといえます。
なお、先日、各市の議員が集まって当初予算書の仕様を見比べました。
各市とも、性質別、事業別にまとめた2種類以上の冊子があり、
吹田市の予算書は事業概要も記載されているので、
市民の方が見てもある程度、分かりやすい内容になっていました。
一番分かりにくく、親切でないのが(その場では)箕面市でした。
(各市の議員から「あかんやんか!」と指摘されてしまいました(^^; )
さっそく昨日、総務部にそんな話をしたところ、
他市のことなどあまりご存じない様子でしたが、所管が財政課なので
そちらに提案したら、ということになりました。
いつも横並び、または1番を目指す箕面市なのですから、
「予算書」についても、NO1の仕様でガンバッて欲しいと思います。
昨日も市役所内外を往き来する慌ただしい1日でした。
先週(2日)は、午前中は交通活性化協議会を傍聴し、
午後は介護保険サービスの評価会議を傍聴。
夕方から、北摂市民派議員の情報交換会に参加。
あいまに市民相談や問い合わせなどが入ってきますので、
毎日、めまぐるしくバタバタと走りまわっています。
日曜(24日)は、定例のマイク街宣日でしたが、
寒かったせいか、いつもよりも人通りが少なく、
ニュースの受け取りもイマイチでした。
でも中学生?から声をかけてもらったり、
積極的にニュースを受け取ってくださる方や、
立ち止まって聴いてくださるご夫婦もいらっしゃって、
励まされました。
さて、2月議会は当初予算の補正、新年度予算、新年度予算の補正という具合に
予算審議が多く、このたびは明日(27日)に提案される予定の
条例の議案もかなり多そうです。
吹田市などは、1つの常任委員会で何日もかけて議論するそうで、
終了時間が夜中の2時、ということも珍しくないとか。
党派や思想信条にかかわりなく、議会での議論や
議員としての職責に対する自覚があるのでしょうか?
当たり前のことが当たり前になっていない箕面市議会でも
他市のよいところは、吸収していきたいものです。
と、いうと箕面でいいところが全くないようにも聞こえてしまいますが、
政務調査費に関する厳しい精査は、よいところの1つといえます。
なお、先日、各市の議員が集まって当初予算書の仕様を見比べました。
各市とも、性質別、事業別にまとめた2種類以上の冊子があり、
吹田市の予算書は事業概要も記載されているので、
市民の方が見てもある程度、分かりやすい内容になっていました。
一番分かりにくく、親切でないのが(その場では)箕面市でした。
(各市の議員から「あかんやんか!」と指摘されてしまいました(^^; )
さっそく昨日、総務部にそんな話をしたところ、
他市のことなどあまりご存じない様子でしたが、所管が財政課なので
そちらに提案したら、ということになりました。
いつも横並び、または1番を目指す箕面市なのですから、
「予算書」についても、NO1の仕様でガンバッて欲しいと思います。
議会への「問い合わせ」がありました。
2月25日付で、市長がご自身のブログや本会議場で「執拗かつ悪意を感じる」と
断罪した市民の方から、議会宛てに問い合わせをいただきました。
市長は、市の公式ブログへのいたずら(侵入者と、
市への問い合わせや、「公益通報」をおこなった人たちを同列にして、
彼らの行為を「悪意」「糾弾文書」と決めつけた常軌を逸する発言を繰り返しています。
「公益通報」は職員さんからも行われていますので、
みんなが同一グループだとでもおっしゃりたいのでしょうか?
◆以下、少々長いですが以下原文です。
【問い合わせ内容】
項目:回答希望の有無
内容:回答を希望する(回答を希望されるかたは、氏名と連絡先を必ずご記入ください)
項目:件名
内容:市長ブログに怒りと不信・不安を感じます
項目:ご意見
内容:市長宅不正建築に対する「公益通報のお知らせ」の全文がネット上で公開され、騒ぎになっているようですが、私は、その中で「平成24年11月 市に問合せをした市民A」と記載されている者です。
その記載は別に構わないのですが、問題は、2月17日付市長ブログです。
市長はこのブログで、私がした市への問合せを、「家を購入したと騙って」「執拗かつ悪意を感じる」「善意の第三者をよそおった問合せ」と表現して公開しており、予断と偏見による市長自らの書き込みに怒りと不信・不安でいっぱいです。
市長は、自宅の不正建築を職員から公益通報され、頭に血が昇っているのかもしれませんが、その八つ当たりとしか受け止めようがありません。
本来なら、市長に対して苦情を申し入れるのが筋ですが、発信力の高い公人のブログに、あのようなコンプライアンスや人権感覚を欠いた書き込みをする人に申し入れても無意味と考え、市議会議員各位の良識を信じ、善処していただきたく要望するものです。
事の経緯についてですが、
私は、昨年来、仲介業者を通して戸建用の宅地を探していました。特段いつまでにという期限はありませんでしたが、新興住宅地ではなく古い日本家屋が残る昔ながらの風情ある地域で土地を希望していたところ、数度にわたって何件かの物件紹介を受けました。
そのうちの1件が市長宅向かいの土地です。
少し興味を引かれたので仲介業者に建築条件などを教えてもらいながら、市独自の指導もある旨を聞いたので市に問い合わせをしました。(土地の所有者との面識などはなく、この段階で売却意向など確認するはずもありません。今となっては、仲介業者が客を繋ぎ止めるためのダミー物件だったのだろうと考えるしかありません。)
この問い合わせが、市長ブログで「家を購入したと騙って(=だまして)、執拗かつ悪意を感じる、善意の第三者をよそおった問い合わせ」と敵意むき出しの、それこそ悪意ある表現で非難されているのです。
確かに、複数回の問い合わせをしました。素人の私には建築条件等は解りづらく、大きな買い物なので慎重になるのは当然です。
そのやり取りは、市にも記録が残っているはずですので一度見てください。整理する時間をいただければ、私からお送りすることも可能です。見ていただければ、このやり取りが「執拗かつ悪意」かどうか、お分かりいただけます。
懇意の設計士に助言をもらいながら、市に確認等を含めて何度かやり取りをしていると、ある時を境に最初の回答とは明らかに矛盾する回答が送られてきました。
この「ある時」とは、市議会で市長宅西側の道路が問題になった時です。最初は、この道路は後退指導の対象になると2度にわたって回答していたのに、その後は、後退の必要はないと、正反対の回答に変わったのです。
そこで、なぜ回答が変わったのか、その矛盾を問い合わすと、こちらの質問のアラばかりを指摘して、まともに答えてくれなくなりました。最終的に、最初の回答が誤りだったと訂正し、そっけないお詫びが送られてきたのは、この問い合わせから2ヶ月近く経ってからです。
迷惑をかけたとは思っていないのでしょう。市の誤った回答を信じ、土地の売買契約に至っていたら損害賠償ものです。
なぜ最初の市の回答が180度変わったのか、回答文を読んでも解りません。その頃には、この土地が仲介業者のダミー物件だったということが判明していましたので、もう忘れようとしていたところに、この市長ブログです。
唯一「非」があるとすれば、最初の市への問い合わせに「購入した土地について…」と記載したことです。正しくは「購入を検討している土地について…」だったのです。
ただ、問い合わせの趣旨は、その土地の前面道路の拡幅の必要性であって、購入した土地か検討中の土地かで答えが変わるわけではありません。
また、何故か市から「所有者に売却意向はない」とメールが届いた際(本来の質問には答えず、こんなメールが届くのは不自然ですが)、「検討している土地」であると、きちんと訂正もしています。それなのに、市長ブログでは、「虚偽なのが判明した」と決めつけられ、まるで犯罪者のような書きぶりです。
以上が概要ですが、これが、なぜ、「家を購入したと騙って、執拗かつ悪意を感じる、善意の第三者をよそおった問い合わせ」になるのでしょうか。
とても市のトップたる者が、自らのブログで発信する内容とは思えません。
今後は、何かあっても怖くて市へ問い合わすこともできません。種々の行政サービスにおいても不公平な扱いを受けないか、不安でいっぱいです。
さらに、大きな不安と恐怖を感じたところがあります。
この市長ブログでは、「市の公式ブログに何者かが不正にアクセスし無断で記事(しかも自分への糾弾記事)を掲載した」ということに始まり、「これは看過できず市としても刑事手続も含めて検討する」と締めくくっています。これだけならまったくの正論ですし、素早い対応と評価もします。
しかし、私の問い合わせへの非難を、ブログへの不正アクセス事件の説明の中に織り込んで、あたかも関連があるかように書かれています。まるで同一犯かと思われても仕方のないような書き方です。
以上のとおり、これらは断じて許せません。市長としての資質を疑わざるを得ません。
どうか、自浄能力を失い暴走を始めた市行政に対し、是々非々の姿勢で市議会のチェック機能を発揮していただきますよう要望します。
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
私たち議会も、今回提起された問題を真摯に受け止め、
議会としての職責を果たさねばならないと思います。
誤解されている方も多いのですが、
議員には「調査権」がありません。
しかし議会は調査権の行使が可能です。
最近では吹田市がこの権利を用い「百条委員会」を設置して調査活動をおこなっています。
議会が、思想信条の壁をのりこえ、真実を追求しているのです。
さて、箕面市議会では・・・
副議長で、大阪維新の会の神代議員は、きっぱりと「必要なし」とおっしゃていますし、
他の会派も否定的な様子。
公平・公正・透明性のある民主的な市政運営は
職員のモチベーションアップと市民サービス向上に欠かせません。
事態は日々動いていますので、各議員の考えも変わるかもしれませんし、
期待したいと思います。
◆「市長の議会発言」については、本日データがもらえる予定です。
2月25日付で、市長がご自身のブログや本会議場で「執拗かつ悪意を感じる」と
断罪した市民の方から、議会宛てに問い合わせをいただきました。
市長は、市の公式ブログへのいたずら(侵入者と、
市への問い合わせや、「公益通報」をおこなった人たちを同列にして、
彼らの行為を「悪意」「糾弾文書」と決めつけた常軌を逸する発言を繰り返しています。
「公益通報」は職員さんからも行われていますので、
みんなが同一グループだとでもおっしゃりたいのでしょうか?
◆以下、少々長いですが以下原文です。
【問い合わせ内容】
項目:回答希望の有無
内容:回答を希望する(回答を希望されるかたは、氏名と連絡先を必ずご記入ください)
項目:件名
内容:市長ブログに怒りと不信・不安を感じます
項目:ご意見
内容:市長宅不正建築に対する「公益通報のお知らせ」の全文がネット上で公開され、騒ぎになっているようですが、私は、その中で「平成24年11月 市に問合せをした市民A」と記載されている者です。
その記載は別に構わないのですが、問題は、2月17日付市長ブログです。
市長はこのブログで、私がした市への問合せを、「家を購入したと騙って」「執拗かつ悪意を感じる」「善意の第三者をよそおった問合せ」と表現して公開しており、予断と偏見による市長自らの書き込みに怒りと不信・不安でいっぱいです。
市長は、自宅の不正建築を職員から公益通報され、頭に血が昇っているのかもしれませんが、その八つ当たりとしか受け止めようがありません。
本来なら、市長に対して苦情を申し入れるのが筋ですが、発信力の高い公人のブログに、あのようなコンプライアンスや人権感覚を欠いた書き込みをする人に申し入れても無意味と考え、市議会議員各位の良識を信じ、善処していただきたく要望するものです。
事の経緯についてですが、
私は、昨年来、仲介業者を通して戸建用の宅地を探していました。特段いつまでにという期限はありませんでしたが、新興住宅地ではなく古い日本家屋が残る昔ながらの風情ある地域で土地を希望していたところ、数度にわたって何件かの物件紹介を受けました。
そのうちの1件が市長宅向かいの土地です。
少し興味を引かれたので仲介業者に建築条件などを教えてもらいながら、市独自の指導もある旨を聞いたので市に問い合わせをしました。(土地の所有者との面識などはなく、この段階で売却意向など確認するはずもありません。今となっては、仲介業者が客を繋ぎ止めるためのダミー物件だったのだろうと考えるしかありません。)
この問い合わせが、市長ブログで「家を購入したと騙って(=だまして)、執拗かつ悪意を感じる、善意の第三者をよそおった問い合わせ」と敵意むき出しの、それこそ悪意ある表現で非難されているのです。
確かに、複数回の問い合わせをしました。素人の私には建築条件等は解りづらく、大きな買い物なので慎重になるのは当然です。
そのやり取りは、市にも記録が残っているはずですので一度見てください。整理する時間をいただければ、私からお送りすることも可能です。見ていただければ、このやり取りが「執拗かつ悪意」かどうか、お分かりいただけます。
懇意の設計士に助言をもらいながら、市に確認等を含めて何度かやり取りをしていると、ある時を境に最初の回答とは明らかに矛盾する回答が送られてきました。
この「ある時」とは、市議会で市長宅西側の道路が問題になった時です。最初は、この道路は後退指導の対象になると2度にわたって回答していたのに、その後は、後退の必要はないと、正反対の回答に変わったのです。
そこで、なぜ回答が変わったのか、その矛盾を問い合わすと、こちらの質問のアラばかりを指摘して、まともに答えてくれなくなりました。最終的に、最初の回答が誤りだったと訂正し、そっけないお詫びが送られてきたのは、この問い合わせから2ヶ月近く経ってからです。
迷惑をかけたとは思っていないのでしょう。市の誤った回答を信じ、土地の売買契約に至っていたら損害賠償ものです。
なぜ最初の市の回答が180度変わったのか、回答文を読んでも解りません。その頃には、この土地が仲介業者のダミー物件だったということが判明していましたので、もう忘れようとしていたところに、この市長ブログです。
唯一「非」があるとすれば、最初の市への問い合わせに「購入した土地について…」と記載したことです。正しくは「購入を検討している土地について…」だったのです。
ただ、問い合わせの趣旨は、その土地の前面道路の拡幅の必要性であって、購入した土地か検討中の土地かで答えが変わるわけではありません。
また、何故か市から「所有者に売却意向はない」とメールが届いた際(本来の質問には答えず、こんなメールが届くのは不自然ですが)、「検討している土地」であると、きちんと訂正もしています。それなのに、市長ブログでは、「虚偽なのが判明した」と決めつけられ、まるで犯罪者のような書きぶりです。
以上が概要ですが、これが、なぜ、「家を購入したと騙って、執拗かつ悪意を感じる、善意の第三者をよそおった問い合わせ」になるのでしょうか。
とても市のトップたる者が、自らのブログで発信する内容とは思えません。
今後は、何かあっても怖くて市へ問い合わすこともできません。種々の行政サービスにおいても不公平な扱いを受けないか、不安でいっぱいです。
さらに、大きな不安と恐怖を感じたところがあります。
この市長ブログでは、「市の公式ブログに何者かが不正にアクセスし無断で記事(しかも自分への糾弾記事)を掲載した」ということに始まり、「これは看過できず市としても刑事手続も含めて検討する」と締めくくっています。これだけならまったくの正論ですし、素早い対応と評価もします。
しかし、私の問い合わせへの非難を、ブログへの不正アクセス事件の説明の中に織り込んで、あたかも関連があるかように書かれています。まるで同一犯かと思われても仕方のないような書き方です。
以上のとおり、これらは断じて許せません。市長としての資質を疑わざるを得ません。
どうか、自浄能力を失い暴走を始めた市行政に対し、是々非々の姿勢で市議会のチェック機能を発揮していただきますよう要望します。
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私たち議会も、今回提起された問題を真摯に受け止め、
議会としての職責を果たさねばならないと思います。
誤解されている方も多いのですが、
議員には「調査権」がありません。
しかし議会は調査権の行使が可能です。
最近では吹田市がこの権利を用い「百条委員会」を設置して調査活動をおこなっています。
議会が、思想信条の壁をのりこえ、真実を追求しているのです。
さて、箕面市議会では・・・
副議長で、大阪維新の会の神代議員は、きっぱりと「必要なし」とおっしゃていますし、
他の会派も否定的な様子。
公平・公正・透明性のある民主的な市政運営は
職員のモチベーションアップと市民サービス向上に欠かせません。
事態は日々動いていますので、各議員の考えも変わるかもしれませんし、
期待したいと思います。
◆「市長の議会発言」については、本日データがもらえる予定です。