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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

市長宅の建築(苦役通報)をめぐる質疑は平行線のまま


「行政指導」があったか、無かったか。
「公益通報」(極秘扱い)は、きちんと受理され、調査されたのか。

公益通報は通報者を守るために「極秘」扱いされるものですが、
12月議会で市は「通報処理委員会を開催した」と答弁しました。

「では受理したのか、不受理に終わったのか」という質問には、
「処理委員会で一切答えないことを決めた」とのこと。

そこで、何故「極秘」の処理員会での内容を公表するのか?
と尋ねたら、「説明責任があるからだ」との答弁。

いちいち「もっともそう」でありながら、しっかり矛盾しています。


市長宅の建築について、狭隘道路協議の行政指導があったか、無かったか、
については、建水常任委員会では、結局平行線のままでした。

状況的にみて「行政指導があった」ことは否めませんが、
答弁では「無かった」と言い切るだけでした。

また、行政指導を必要としない理由については、

市長曰く、「土地購入前から、どのような道路なのか、担当課と建築事務所と確認していた」
と言いながら、「2年前のことなので覚えていない」という言い訳もつじつまが合わず、
ましてや市民相談の回答には担当課は「行政指導が必要な道路」と回答していました。

これを、この件が問題になってから「回答は間違っていた。紛らわしい場所だった」
というような言い訳はさらにつじつまが合わないと思います。

土地購入前に入念に周囲の道路を確認していたはずの設計事務所が、
建築申請のための事前協議書類に「43条但書き」道路と記載した図面を提出していた事実も
市の説明からは矛盾します。

また、事前協議書類に手書きで「狭隘協議 未」と書かれていたメモ書きも残っています。

さらに、まちづくり推進条例や狭あい道路の整備に関する要綱にも「狭あい道路」の例外規定はありません。

市議会に寄せられたまた別の職員さんからの投書には
箕面市まちづくり推進条例や同施行規則の手続きには「例外規定はありません」とあり、
「市長宅西側の道路も当然行政指導の対象になります」
「市議会では『行政指導の事実はない』と答弁していますが、
「同条例・規則の手続き上ありえないことです」と断言しています。

この点について、市長は明確な反論を避けて
「糾弾の根拠となっていない」
市長宅に面した当該道路は「法令以上の後退は不要」といい、
「一般原則どおりにした」と答弁されているのですが、
その肝心の「一般原則」はどこにも規定されていないのです。

主張が二転三転し、自信たっぷりの答弁ですが、
市民や職員からの「公益通報」は事実無根の糾弾文書と断定するのみです。

しかし、その「糾弾文書」の内容は理路整然と展開され、市の内部の人間でなければ分からない情報もあります。
行政のありかたを真正面から見据え”ならぬことはならんこと”という具合に、
自浄化を訴えた人たちの声に傾聴するのではなく、
権力のある地位から発言し、断罪するというのは、いかがなものでしょう。
職員の職務上の良心からの真摯な行動とみるべきなのに、
「怪文書」「糾弾文書」と決めつけるという市長さんの人権感覚は信じられません。

今回の問題は、今の箕面市政の構造を如実に物語っています。

来る本会議でも、この件は議論になります。
お時間のある方は、ぜひ議会傍聴をお願いします。
寺脇 研さんらと「ゆとり教育」について熟議。


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毎月1回、箕面こどもの森学園で「教育カフェ・マラソン」が開催されています。
毎回ゲストを招いて、課題提起が行なわれた後、
3つのチームに分かれて熟議と呼ばれるディスカッションを、
一定時間ごとにチームを移動しながら重ねていきます。

さまざまな考えや意見を積み重なることで、
発見とともに、考えが熟成されていく、という進行になっています。

最後に各チームから代表者がまとめの報告を行い、
ゲストの話題提供者が総評で締めくくり。

このあと参加者みんなで記念撮影をします。


私はこの日で3回目の参加でした。
老若男女、さまざまな考えや価値観の人たちの意見を聞くのはとても新鮮。
この日は「ゆとり世代」の申し子たちも参加されていて、
とても有意義で楽しいひとときでした。

ゆとり世代は、もう二十歳なのだそうです。

「ゆとり教育は、きちんと総括されたのか?」
「ほんとうに間違っていたかどうか、何を検証したのか?」
「戦前はよい兵士を育てることが教育だった」
「今は企業にとって有益な人材を育てること」
「自分は社会にとって役立つ人でありたい」
「1%の支配する側と99%の黙々と働く人。99%の幸せのために教育はどうあるべき?」
「現場の先生も管理され、かつ忙し過ぎる」
「良い人生=一流大学出身」という価値観から解き放たれるべきだ」
「ゆとり教育は誰にとって”間違い”だったのか」

などなど、さまざまな(実際にはこれ以上の)意見が出てきて、
あっという間に2時間半が過ぎました。


この日はfacebook友達と「ご対面」できたり、
昨年夏、演説聞いてたよという方と偶然出会ったりとサプライズも。

このカフェマラソンは”出会いと繋がりの場”としても機能してるようです(^^)

寺脇さんはとっても気さくな方でした。


今、箕面の教育も大きく変わろうとしています。
保育や幼児育成、子育て支援のこども部と
教育推進部、障害学習部の3組織をひとまとめにして一元管理することになります。

(これは文教常任委員会が終わってから、つい先日公表されました)

教育委員の総入れ替え?や、
教育への政治介入がいっそう進むのではないか。
学校現場の声や子どもたちに寄り添った教育がおざなりになりはしないか・・・

教育は生きるため、幸せになるため、そして社会を変革するためにとても重要です。
子どもたちの自由で自主的な学びの場や、
自分たちで考え、ルールを作り、守っていくという民主主義のセンス、
他人を尊重し、思いやる心を
もっと育んでいきたいところですが・・・

「教育」について引きつづき考えていきたいと思います。



3年間の子どもたちや保護者、先生方の思いの詰まった温かい卒業式でした。  

この日はとても寒くて、式の参列された保護者の方々とも
「寒いですね~」と言い合いながら体育館へ。

二中の卒業式は、正面の舞台にはその年のテーマを決めた卒業生全員の作品が掲げられ、
(これは圧巻です)

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式は体育館の中央に赤い毛氈が敷かれて、演台を設置し、校長先生がひとりひとりに
卒業証書を手渡していきます。

その四方に席が用意されていて、舞台のすぐ下の席には卒業生、
他の三方には保護者席があり、その保護者席と並んで
向かって右側には教員、
その対面には来賓席、
卒業生の対面側には、在校生の席というふうになっています。

私はいつも来賓席ではなく、保護者席から卒業式を見とどけることにしています。
議員が一番前の一等席に座る、ということにちょっと抵抗を感じるのと
保護者席の方が臨場感があって、
保護者のみなさんの思いなどを肌で感じることができるからです。

幼稚園の卒園式などは会場が狭く、成り行き上来賓席に座ることがありますが、
式の後「来賓のみなさんが退場されます・・・」
と案内されて会場を後にするときなど、妙に違和感を覚えます。

やはり、式の主役は子どもたちや子育ての苦楽を共有されてきた方々だと思うので、
教育委員会などは別として、地域団体の方々や我々は、
そっと温かく見守るという立ち位置でよいのではないかと思っています。


さて、卒業生が胸に付けた赤いコサージュは、
PTAの方々の手作りだそうです。
体育館の中の飾りつけも手作りで、とても温かな雰囲気。

校長先生や保護者代表の方々のメッセージ、
卒業生の答辞も形式ばったものではなく、各クラスを代表した生徒が
自らのことばでリレー式で語るので、
それぞれの方々がこの3年間の出来事を走馬灯のように思い起こしておられたのだろうと思います。

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公立高校の合格発表はこれからなので、
少し不安な気持ちの子どももいたと思いますが、
中学校を卒業し、新たなステージへ進むことになるわけですから
どの子にとっても、15歳の大きな変節点であるに違いありません。

多感な10代の後半を、夢や希望を育める環境にするために、
あらためて私たちの責任の重大さを考えさせられました。


箕面の「教育」も大きく変わろうとしています。

箕面だけでなく、大阪府の教育やこの国の教育も変遷期にあるようで、
私たちもうかうかできません。

今日は、こどもの森学園で開催される「教育カフェマラソン」で
寺脇 研さんを交えて「これからの教育」について語り合います。
今からとても楽しみ!またご報告します
教育委員会のあり方、学校給食、いじめ問題、箕面版学力テスト・・・多岐にわたる課題がとりあげられました。

この日は花粉症が酷く、会派控室で委員会放送を聴いていましたが、
ところどころで、総務常任委員会のヒアリングが入ったりしたので、
きちんと議論の行方をおさえることができませんでした。

この議会では、教育委員を5名から6名に増員する条例が提案され、
また任期を終える(終えた)教育委員を引き続き任用するのではなく、
公募で3名の委員が選定され、議会に提案されることになっています。

子育て中の「保護者」から選ぶ、ということで選定されましたが、
30代~40代の女性に集中したことについて、バランス的にどうなのか、
といった意見もありました。
教育委員は小中学校のみならず生涯学習についての見識も必要となるため、
さまざまな経験や年代層の方、専門知識をもった方が望ましいのではないか、
という質疑が交わされていたように思います。

教育委員(会)の役割や使命、これからの改革の方向性や、
独立性など、議論しなければならない課題がいっぱいあります。
全部を通して聴けなかったのが残念ですが・・・

また、終盤ですが、教員経験のある委員が、学校給食に関して
食物アレルギーの子どもに対する対処について、他市の児童が
学校給食が原因で命を落とした悲しい事件を取り上げながら
この事件を教訓にして、箕面市で同じような痛ましい事件が起こらないようにと、
厳しく理事者に迫る質疑をおこなっていたのが印象的でした。


まだまだ多くの議論がありましたが、
全体を把握してから、報告していきたいと思います。

「野党」会派に対する横柄、かつ不誠実な答弁は、今の箕面市政と議会のありようを示しています。


6日の市長答弁は、ヒドイものでした。
そもそも共産党会派が代表質問しているとき、
市長さんは別の”内職”をしていました。
ま、これはいつものことのようですが・・・

そして質問時間が長かったことで、議長は「長らくお待たせしました」というようなことを前置きして、市長の答弁を求めました。
しかし、市長の質問会派を侮辱する答弁にはクレームを付けず、
いかにも議長も市長の味方だといわんばかりの采配でした。

議員席からも、代表質問時に野次が飛び、
議場全体が”いじめの構造”のように感じられ、
とても違和感を覚えました。

市長の答弁は、非礼きまわりない表現のオンパレードで、
大人げない言い方が目立ちました。
自分の政策を支持しない会派に対しては、
徹底して敵意をむき出しにするというやり口は、
5年目にして、いよいよ磨きがかかってきたようです。
聴いていて、とても虚しく残念に思いました。

共産党会派も、もう少し工夫して質問されれば良かったのに、
と思う個所もありましたが、
しかし2元代表制の意味を解しておられない市長さんの答弁は、
今日の議会と市長とのありようを物語っていたと思います。

お若い市長さんなので、未熟さが露呈したのでしょうが、
年配の副市長さんが脇を締めておられるはずなのに、
どなたもご意見されないのだろうか、と不思議でなりません。

このやりとりは、まもなく市議会のHPから録画が見れるようになっていますので
どうぞ、ご覧ください。


今から思うと、
この間の市長宅の建築を巡って、大騒ぎになっている件で、
議長さんは「委員会や一般質問で議論すればいい」とおっしゃっておられましたが、
ひとことも「代表質問で質せばいい」とは述べられませんでした。

きっと最初から、市長支持派の会派のみなさんが、
この問題に触れないことを承知されていたのだな、と思います。
おそらく委員会でも質問するのは、ごく限られた議員だけだと想像できます。

職員や市民の方々が疑問に思い、公益通報がかけられているというのに、
6日の共産党会派の代表質問に対して、
揚げ足取りの本質論を避けた答弁とともに、
「公益通報」のルールを変えるかのような持論を披瀝されました。

ご自分にとって都合の悪いものはすべて「都合よく」変えていく。
これが「若きやり手」の市長さんのポリシーなのでしょうか。

私は是々非々の立場で、きちんと議論していきたいと思います。
13日(水)は、総務常任委員会です。
「委員会でしっかり議論しなさい」と議長さんにも激励をいただいています(^^)
お時間のある方は、是非傍聴にお越しください。