こどもの森学園の教育カフェマラソンに参加。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

寺脇 研さんらと「ゆとり教育」について熟議。


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毎月1回、箕面こどもの森学園で「教育カフェ・マラソン」が開催されています。
毎回ゲストを招いて、課題提起が行なわれた後、
3つのチームに分かれて熟議と呼ばれるディスカッションを、
一定時間ごとにチームを移動しながら重ねていきます。

さまざまな考えや意見を積み重なることで、
発見とともに、考えが熟成されていく、という進行になっています。

最後に各チームから代表者がまとめの報告を行い、
ゲストの話題提供者が総評で締めくくり。

このあと参加者みんなで記念撮影をします。


私はこの日で3回目の参加でした。
老若男女、さまざまな考えや価値観の人たちの意見を聞くのはとても新鮮。
この日は「ゆとり世代」の申し子たちも参加されていて、
とても有意義で楽しいひとときでした。

ゆとり世代は、もう二十歳なのだそうです。

「ゆとり教育は、きちんと総括されたのか?」
「ほんとうに間違っていたかどうか、何を検証したのか?」
「戦前はよい兵士を育てることが教育だった」
「今は企業にとって有益な人材を育てること」
「自分は社会にとって役立つ人でありたい」
「1%の支配する側と99%の黙々と働く人。99%の幸せのために教育はどうあるべき?」
「現場の先生も管理され、かつ忙し過ぎる」
「良い人生=一流大学出身」という価値観から解き放たれるべきだ」
「ゆとり教育は誰にとって”間違い”だったのか」

などなど、さまざまな(実際にはこれ以上の)意見が出てきて、
あっという間に2時間半が過ぎました。


この日はfacebook友達と「ご対面」できたり、
昨年夏、演説聞いてたよという方と偶然出会ったりとサプライズも。

このカフェマラソンは”出会いと繋がりの場”としても機能してるようです(^^)

寺脇さんはとっても気さくな方でした。


今、箕面の教育も大きく変わろうとしています。
保育や幼児育成、子育て支援のこども部と
教育推進部、障害学習部の3組織をひとまとめにして一元管理することになります。

(これは文教常任委員会が終わってから、つい先日公表されました)

教育委員の総入れ替え?や、
教育への政治介入がいっそう進むのではないか。
学校現場の声や子どもたちに寄り添った教育がおざなりになりはしないか・・・

教育は生きるため、幸せになるため、そして社会を変革するためにとても重要です。
子どもたちの自由で自主的な学びの場や、
自分たちで考え、ルールを作り、守っていくという民主主義のセンス、
他人を尊重し、思いやる心を
もっと育んでいきたいところですが・・・

「教育」について引きつづき考えていきたいと思います。