この日はとても寒くて、式の参列された保護者の方々とも
「寒いですね~」と言い合いながら体育館へ。
二中の卒業式は、正面の舞台にはその年のテーマを決めた卒業生全員の作品が掲げられ、
(これは圧巻です)

式は体育館の中央に赤い毛氈が敷かれて、演台を設置し、校長先生がひとりひとりに
卒業証書を手渡していきます。
その四方に席が用意されていて、舞台のすぐ下の席には卒業生、
他の三方には保護者席があり、その保護者席と並んで
向かって右側には教員、
その対面には来賓席、
卒業生の対面側には、在校生の席というふうになっています。
私はいつも来賓席ではなく、保護者席から卒業式を見とどけることにしています。
議員が一番前の一等席に座る、ということにちょっと抵抗を感じるのと
保護者席の方が臨場感があって、
保護者のみなさんの思いなどを肌で感じることができるからです。
幼稚園の卒園式などは会場が狭く、成り行き上来賓席に座ることがありますが、
式の後「来賓のみなさんが退場されます・・・」
と案内されて会場を後にするときなど、妙に違和感を覚えます。
やはり、式の主役は子どもたちや子育ての苦楽を共有されてきた方々だと思うので、
教育委員会などは別として、地域団体の方々や我々は、
そっと温かく見守るという立ち位置でよいのではないかと思っています。
さて、卒業生が胸に付けた赤いコサージュは、
PTAの方々の手作りだそうです。
体育館の中の飾りつけも手作りで、とても温かな雰囲気。
校長先生や保護者代表の方々のメッセージ、
卒業生の答辞も形式ばったものではなく、各クラスを代表した生徒が
自らのことばでリレー式で語るので、
それぞれの方々がこの3年間の出来事を走馬灯のように思い起こしておられたのだろうと思います。
href="http://stat.ameba.jp/user_images/20130315/12/tomoko-blog/a7/fa/j/o0800045012458122686.jpg">

公立高校の合格発表はこれからなので、
少し不安な気持ちの子どももいたと思いますが、
中学校を卒業し、新たなステージへ進むことになるわけですから
どの子にとっても、15歳の大きな変節点であるに違いありません。
多感な10代の後半を、夢や希望を育める環境にするために、
あらためて私たちの責任の重大さを考えさせられました。
箕面の「教育」も大きく変わろうとしています。
箕面だけでなく、大阪府の教育やこの国の教育も変遷期にあるようで、
私たちもうかうかできません。
今日は、こどもの森学園で開催される「教育カフェマラソン」で
寺脇 研さんを交えて「これからの教育」について語り合います。
今からとても楽しみ!またご報告します