「市民からの問い合わせ(議会は徹底究明を)」に市長の弁明を添付して回答とした議長
金曜日(3月1日)の幹事長会議で、市長宅建築をめぐるこの間の問題について共産党会派から「市民からの問い合わせには、(議会として)どのように回答するのか?」との提起があり、すでに市長の本会議(第一日目)冒頭での弁明を添付して質問者に回答済みであることが分かりました。
また、委員会や本会議(一般質問)などで十分審議がつくされるであろうから、それを傍聴してください、という趣旨の回答になっていました。
私たち無所属・共産党会派の3人で、
2月21日に再度「百条委員会を開いて徹底究明すべき」
「議員には調査権がない。議会の調査権を発動すべきだ」と要望したにもかかわらず、
それが無視されたカタチになっており、極めて遺憾です。
議長には「権限」がありますが、
①「徹底究明」が終わっていないうちに、「市長の弁明」を議会の答えとしたこと
②各会派(議員)に百条委員会の提案について諮ろうとしなかったこと
③市民へ回答したことが、議員に知らされなかったこと
など民主的な采配が行われていません。
2元代表制としての議会の職責を果たさないばかりか、
議長が不自然に市長を擁護しているように映ります。
市民は真実を、しっかり調査するように議会に求めていたのですが、
これでは「議会不要論」が浮上したとしても、否定できないでしょう。
ある議員は定数を削減すれば「精鋭が残り、議会が活性化する」
とおっしゃっていましたが、それが実証されるには程遠いようです。
また、この他にも「一級建築士」という匿名の方から、
市長の弁明は論理矛盾もいいところ、嘘としか言いようがない。
市議会はもっと勉強して答弁の嘘を検証してほしい。
弁護士や建築士に委託する、
職員からヒアリングするなどで真相が明らかになる、
といったような内容のご意見をいただいていたことも分かりました。
さまざまな反響を呼んでいるこの問題は、
単に市長さんが嘘をついている、とか謝らない、
といった次元ではなく、
公平・公正な行政執行を箕面市が遂行できるのか、
透明性のある行政運営がおこなわれるのか、
議会は二元代表制の本旨をまっとうできるのか、
という本質的なものが問われています。
その意味で精一杯、自分の職責を果たしていきたいと考えています。