5日は4会派[公明党・大阪維新の会箕面・自民党市民クラブ・箕面政友会(民主系)]が質問。
各会派とも、おおむね施政方針を支持・翼賛する方向での質問でした。
質問内容もかなり重なる部分がありましたが、
それでも各会派の特徴がどのように表れるのかと注目しました。
全会派ともに共通していたのは、
・北大阪急行の延伸が実効性を帯びてきたことを歓迎、国立循環器病センター誘致やまちづくりについて
・防災対策絡みで、1月17日の防災訓練を評価、防災無線の調子が悪かったことに関すること
・農業公社の設立を支持(これは市長さんの肝いり事業らしい)
・経常収支比率の推移や財政運営を評価
・教育改革(箕面市独自の一斉テスト、教育委員の公募、学校給食など)を評価
・公務員制度改革について
などが(おおざっぱに言えばですが)印象的でしたが、それに各会派の個性を加味させて質問されていました。
例年は、世界や日本情勢の前置き(導入)があるのですが、
今年度は各会派ともに現状の社会情勢分析等はほとんど簡略化されていました。
公務員制度改革意外は、各会派ともに異口同音の内容でしたが、
このたび議会に「たたき台」として提案された「公務員制度改革」については、
政友会(民主党系)以外は大いに賛成・期待するという立場であったのに対し、
市職員組合と関わりのある民主党系会派がどのような反応を示すのかと興味深く聞きました。
同会派は行革(緊急プラン・ゼロ試案)の断行を評価しつつ、
公務員制度改革には態度を保留し、疑問点のみを質問するという消極的な立場を示しました。
なお、公明党はいじめ問題にふれなかったのが少し意外でしたが、
大阪維新の会は体罰問題を取り上げていて、橋下市長の論調を思い起こさせました。
傍聴者はいつものようにまばらで(6~8人くらい?)、
議会に対する関心が、かつてのようではないことを象徴しているかのようでした。
もっとも、代表質問は朗読会のようで、再質問もなく緊張感がほとんどありませんので、
無理もないように思います。
理事者は同じような質問に対しても、ところどころ工夫しながら丁寧に答弁ていました。
6日は共産党会派の質問ですが、はたしてこの日のような丁寧な答弁となるでしょうか。
例年ですと、「市長の政策を支持しない会派」には極端に横柄で木で鼻をくくったような答弁が返ってきます。
とりわけ、このところは市長宅の建築に関する「行政指導のルール無視(違反)」問題で
市長部局はピリピリしているようですから、
もしかしたらこの件にかかわる質問をするかもしれない?同会派への風当たりは、
かなり厳しいものになるのではと予想できます。
そうならない冷静かつ真摯なやりとりでありますよう祈っています。