議会への「問い合わせ」がありました。
2月25日付で、市長がご自身のブログや本会議場で「執拗かつ悪意を感じる」と
断罪した市民の方から、議会宛てに問い合わせをいただきました。
市長は、市の公式ブログへのいたずら(侵入者と、
市への問い合わせや、「公益通報」をおこなった人たちを同列にして、
彼らの行為を「悪意」「糾弾文書」と決めつけた常軌を逸する発言を繰り返しています。
「公益通報」は職員さんからも行われていますので、
みんなが同一グループだとでもおっしゃりたいのでしょうか?
◆以下、少々長いですが以下原文です。
【問い合わせ内容】
項目:回答希望の有無
内容:回答を希望する(回答を希望されるかたは、氏名と連絡先を必ずご記入ください)
項目:件名
内容:市長ブログに怒りと不信・不安を感じます
項目:ご意見
内容:市長宅不正建築に対する「公益通報のお知らせ」の全文がネット上で公開され、騒ぎになっているようですが、私は、その中で「平成24年11月 市に問合せをした市民A」と記載されている者です。
その記載は別に構わないのですが、問題は、2月17日付市長ブログです。
市長はこのブログで、私がした市への問合せを、「家を購入したと騙って」「執拗かつ悪意を感じる」「善意の第三者をよそおった問合せ」と表現して公開しており、予断と偏見による市長自らの書き込みに怒りと不信・不安でいっぱいです。
市長は、自宅の不正建築を職員から公益通報され、頭に血が昇っているのかもしれませんが、その八つ当たりとしか受け止めようがありません。
本来なら、市長に対して苦情を申し入れるのが筋ですが、発信力の高い公人のブログに、あのようなコンプライアンスや人権感覚を欠いた書き込みをする人に申し入れても無意味と考え、市議会議員各位の良識を信じ、善処していただきたく要望するものです。
事の経緯についてですが、
私は、昨年来、仲介業者を通して戸建用の宅地を探していました。特段いつまでにという期限はありませんでしたが、新興住宅地ではなく古い日本家屋が残る昔ながらの風情ある地域で土地を希望していたところ、数度にわたって何件かの物件紹介を受けました。
そのうちの1件が市長宅向かいの土地です。
少し興味を引かれたので仲介業者に建築条件などを教えてもらいながら、市独自の指導もある旨を聞いたので市に問い合わせをしました。(土地の所有者との面識などはなく、この段階で売却意向など確認するはずもありません。今となっては、仲介業者が客を繋ぎ止めるためのダミー物件だったのだろうと考えるしかありません。)
この問い合わせが、市長ブログで「家を購入したと騙って(=だまして)、執拗かつ悪意を感じる、善意の第三者をよそおった問い合わせ」と敵意むき出しの、それこそ悪意ある表現で非難されているのです。
確かに、複数回の問い合わせをしました。素人の私には建築条件等は解りづらく、大きな買い物なので慎重になるのは当然です。
そのやり取りは、市にも記録が残っているはずですので一度見てください。整理する時間をいただければ、私からお送りすることも可能です。見ていただければ、このやり取りが「執拗かつ悪意」かどうか、お分かりいただけます。
懇意の設計士に助言をもらいながら、市に確認等を含めて何度かやり取りをしていると、ある時を境に最初の回答とは明らかに矛盾する回答が送られてきました。
この「ある時」とは、市議会で市長宅西側の道路が問題になった時です。最初は、この道路は後退指導の対象になると2度にわたって回答していたのに、その後は、後退の必要はないと、正反対の回答に変わったのです。
そこで、なぜ回答が変わったのか、その矛盾を問い合わすと、こちらの質問のアラばかりを指摘して、まともに答えてくれなくなりました。最終的に、最初の回答が誤りだったと訂正し、そっけないお詫びが送られてきたのは、この問い合わせから2ヶ月近く経ってからです。
迷惑をかけたとは思っていないのでしょう。市の誤った回答を信じ、土地の売買契約に至っていたら損害賠償ものです。
なぜ最初の市の回答が180度変わったのか、回答文を読んでも解りません。その頃には、この土地が仲介業者のダミー物件だったということが判明していましたので、もう忘れようとしていたところに、この市長ブログです。
唯一「非」があるとすれば、最初の市への問い合わせに「購入した土地について…」と記載したことです。正しくは「購入を検討している土地について…」だったのです。
ただ、問い合わせの趣旨は、その土地の前面道路の拡幅の必要性であって、購入した土地か検討中の土地かで答えが変わるわけではありません。
また、何故か市から「所有者に売却意向はない」とメールが届いた際(本来の質問には答えず、こんなメールが届くのは不自然ですが)、「検討している土地」であると、きちんと訂正もしています。それなのに、市長ブログでは、「虚偽なのが判明した」と決めつけられ、まるで犯罪者のような書きぶりです。
以上が概要ですが、これが、なぜ、「家を購入したと騙って、執拗かつ悪意を感じる、善意の第三者をよそおった問い合わせ」になるのでしょうか。
とても市のトップたる者が、自らのブログで発信する内容とは思えません。
今後は、何かあっても怖くて市へ問い合わすこともできません。種々の行政サービスにおいても不公平な扱いを受けないか、不安でいっぱいです。
さらに、大きな不安と恐怖を感じたところがあります。
この市長ブログでは、「市の公式ブログに何者かが不正にアクセスし無断で記事(しかも自分への糾弾記事)を掲載した」ということに始まり、「これは看過できず市としても刑事手続も含めて検討する」と締めくくっています。これだけならまったくの正論ですし、素早い対応と評価もします。
しかし、私の問い合わせへの非難を、ブログへの不正アクセス事件の説明の中に織り込んで、あたかも関連があるかように書かれています。まるで同一犯かと思われても仕方のないような書き方です。
以上のとおり、これらは断じて許せません。市長としての資質を疑わざるを得ません。
どうか、自浄能力を失い暴走を始めた市行政に対し、是々非々の姿勢で市議会のチェック機能を発揮していただきますよう要望します。
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私たち議会も、今回提起された問題を真摯に受け止め、
議会としての職責を果たさねばならないと思います。
誤解されている方も多いのですが、
議員には「調査権」がありません。
しかし議会は調査権の行使が可能です。
最近では吹田市がこの権利を用い「百条委員会」を設置して調査活動をおこなっています。
議会が、思想信条の壁をのりこえ、真実を追求しているのです。
さて、箕面市議会では・・・
副議長で、大阪維新の会の神代議員は、きっぱりと「必要なし」とおっしゃていますし、
他の会派も否定的な様子。
公平・公正・透明性のある民主的な市政運営は
職員のモチベーションアップと市民サービス向上に欠かせません。
事態は日々動いていますので、各議員の考えも変わるかもしれませんし、
期待したいと思います。
◆「市長の議会発言」については、本日データがもらえる予定です。