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腸の悪玉菌が増えるとアンモニアが発生する
腸には細菌が1000種類、数にすると100兆個もいることがわかっています。
そしてその大量の菌は毎日死んだり増えたりして、腸内フローラを維持しています。便の中身はおよそ60%が水分、腸壁細胞の死骸が10~15%、腸内細菌の死骸が10~15%含まれています。
そして残りの5%が食べたものの残りカス。さらに体内で解毒された物質や、排出すべき毒素も含まれています。
腸内細菌は善玉菌と悪玉菌、日和見菌の3種類に分類できます。腸内を理想的な環境に整えるのが善玉菌、腸内環境を悪くするのが悪玉菌。
日和見菌は善玉菌と悪玉菌の情勢をうかがって、善玉菌が優勢になると善玉菌の味方になり、悪玉菌が増えると悪玉菌に味方をするという風見鶏のような菌です。
善玉菌を増やすカギは発酵食品
悪玉菌は腸内で有害物質を作り出したり、下痢や便秘を起こすなどの悪さをしますが、脳の毒との関連でいうと、アンモニアを発生して腸の細胞を傷つけることがもっとも気がかりです。
腸内環境をよくするには、善玉菌を増やすことが大切。善玉菌が増えれば日和見菌が加勢して、悪玉菌の勢力が弱まります。
そのためには善玉菌の素を腸に送り込むことが重要です。
善玉菌の素とは、みそやぬか漬けに代表される発酵食品です。
発酵食品を食べることで善玉菌が増えると腸内が酸性に保たれて、悪玉菌が増えるのを抑え込み、食中毒菌や病原菌を排除し、発がん性のある腐敗物ができないようにします。食べもので送り込まれた善玉菌は、腸に定住しにくいので毎日、少しずつでも発酵食品をとるのが理想です。
そして善玉菌の素とともに善玉菌のえさになるオリゴ糖や食物繊維をとることも必要です。
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