子供の宿題!丸つけする親が大変になってきた件

 

 

 

さてかなり思うままに、ブログを書いているのでネタも切れるかな〜と思いきや次から次へと書いてみたいことが、出てきますね(*^▽^*)

 

 

 

今度は子どもの宿題に関するニュースのようです。

 

 

ニュースの内容を簡単にまとめると、

 

「学校が宿題の丸付けを親に頼んでいる、職務怠慢では?」

 

という内容かと思います。

 

学校側の言い分は、

 

・宿題をする習慣をつけさせる

・保護者とのコミュニケーションができる

・親が子どもの勉強に関心をもち、内容を理解してもらえる

 

と書かれています。

 

 

その後に続くコメントなどの印象は、やや学校・先生側を責める印象を与える内容です。

 

 

 

 

 

 

 

まず、この記事に対する私の意見は2つです。

 

①保護者に丸つけを依頼している学校はごく少数である

②子どもの実態が厳しい学校での取り組みではないか?

 

 

 

 

 

まず①です。

宿題の丸付けを常に保護者にお願いすることは基本的にありません。共働きの家庭が増え、なおかつ保護者・外部からの意見に非常に弱い学校現場で、このような取り組みをすると、一斉に非難の的になることは目に見えています。

(現にニュースに取り上げられてしまっています。)

 

 

よって、基本的には行わない(行えない)。と思います。

 

例外は、音読の宿題夏休みの宿題プリント(ドリル)くらいかと思います。

音読は聞いてくれる人がいなければ意味がありませんし、夏休みのプリントは量が膨大なので、協力をお願いするところが多いです。

 

 

 

 

 

 

なお、私自身の感覚でいえば、悪くない取り組みだとは思います。

 

まず共働きを理由に、子どもをほとんど見ない、ネグレクトの疑いがある保護者の一定数存在します。そのような家庭環境ですと、高い確率で、お子さんもなんらかの問題を抱えています。

 

 

 

ここでコミュニケーションの機会を持つことで、子どもに良い影響があるのなら実施する価値はあると思います。話す機会が増えるだけで、子どもは成長します。

 

 

 

どうしても学校現場だけでは、対応に限界があるので、この制度であれば協力して子どもを育てることができます。

 

 

 

次は②です。

①では悪くない制度と言いましたが、それは一部の子の影響が強すぎる場合です。

 

ほとんどの子は普通で、なおかつ習い事も多い環境では、実施は難しいです。

 

なので、

 

「学校だけの取り組みでは状況が改善しない。」

「保護者の方の全面的な協力がないと厳しい」

 

という厳しい教育環境に置かれている。かつ、保護者サイドも納得しているのであれば実施できると思います。

 

 

普通に考えれば、「なんでだよ!」という反応があって当然でしょう(;^_^A

 

 

 

なので、この件は一般的なケースではない、と考えていただければいいと思います。

特殊な事例をあたかも教育批判にされるのは、非常につらいです(T_T)

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに私個人の宿題に関する意見は、

 

「宿題はださないのがベスト」

 

です(*^▽^*)

 

 

宿題の丸付けは学校が当然となってますが、宿題の丸付けで授業の時間を使っては、先生の仕事は本末転倒です。

 

 

「子どもの力は授業でつける。」

 

 

これが基本です。

 

授業の中で、学び、成長し、楽しめるのであれば、宿題はいりません。

家庭での学習習慣をつけたいのであれば、それはご家庭の役割だと思います。

 

 

 

 

 

という考えですが、現実には「学校は宿題を出すもの」となっています。

(という圧力を感じます。)

 

 

 

新しい学年でも、

 

「じゃあ今年はこの宿題を共通でやりましょう。」と当たり前のように進みます。

(私は、この強制宿題に反発していた時期があります。)

 

 

保護者の側でも、子どもが家で勉強しないのでもっと宿題を出してくださいという要望は、普通にあります。

 

おそらく面談などで上位にくる要望ではないかと思います。

 

 

 

これは、文章にするとかなり違和感のある要望だと思います。

 

「家で勉強させたいのであれば、家で自由に勉強をさせてください。」

 

と思うのが普通の反応かと思います。

 

 

 

これは、「親が言ってもやらないし、学校でだされるものなら取り組むから」という意見だそうです。

 

 

 

学校もそんな要望を受け続けて、今や宿題は当たり前。

 

クラスごとに宿題の内容が違うと、またクレームの電話が来るので、学年で統一してやりましょう。という形式が、主流だと思います。

 

 

理由は「一番クレームが少ない」からです。

 

 

この現状は非常に残念です。

 

「子どものため」という視点が欠けている上に、学校自身も現状を変えようとしないで、言われるがまま、という状態です。

 

 

 

 

今回は宿題のニュースについて考えましたが、一番の問題は

 

「子どもにとって一番いい方法はなにか?」

 

という視点で議論が進んでいないことです。

 

 

 

家庭で宿題の丸つけをする

→子どもの成長につながるならダメですか?

 

 

学校は宿題をだすべきである

→子どもは疲弊してないでしょうか?忙しくて苦しんでいる子は大勢います。

 

 

授業だけじゃ時間が足りないから宿題を出している先生

→授業だけで、立派に成長させている先生は大勢います。諦めてないですか?

 

 

 

 

先生の仕事は「子どもを成長させること」

この気持ちを忘れないでいこうと思います。

 

 

以上です!

 

 

 


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