こんにちは。
東京ハヌルです
先日、娘タンコマが師と仰ぐ
ゆる〜いライフスタイルを紹介する
韓国女子YouTuber、ondo온도さんをご紹介しましたが、
今日もその彼女行きつけのカフェ
Mass We Made Mess We Made(MWM)
をご紹介します。
今回、春の私たち親子ソウル旅は
ほぼ彼女の足跡を辿る旅と化したので
今後もチョイチョイ彼女関連店登場予定です。
韓国、チャーリーブラウンもブーム。あのゆるい生き方に共感しているのか？
ondo온도さん関連バックナンバー
乙支路３街エリアにあるMWM。
乙支路は東大門から市庁辺りまでを結ぶ
清渓川とほぼ平行して走る通りの名称。
昔ながらの食堂や建物が並ぶ
レトロな空気が漂う古い町が点在しています。
賑やかな明洞からも近いのですが
乙支路３街周辺はローカル色がグッと高まります。
最近はそれらの古い建物や路地に
オシャレでアーティステックな
カフェやレストランが続々と開店。
若い起業家たちが、
古い町に新しい風を吹き込んでおります。
狎鴎亭、カロスキルあたりの
江南エリアのセレブ感もいいのですが、
新興エリアなのでチョイ深みが無い。
ワタシ的には歴史ある
乙支路、鐘路周辺の
古いエリアのカフェの方が好みです。
乙支路カフェ関連バックナンバー
MWMはこのフツーのオフィスビル風の建物の4階
入り口はセブンイレブン右手のこのドア。
足元の小さなサインが目印。
4階ですが古いビルなのでエレベーターはありません
”大丈夫か？”
と少々心配になる階段をひたすら上がっていくと
”クラブ？”
と思うようなドアが現れます。
店名のMass We Made Mess We Made。
前半がピンと来ない英語。
直訳すると
”私たちが作った質量、私たちが作った混乱”
後半の”Mess we made" は普通に使います。
”Mess” とは混乱、メチャクチャなど。
”What a mess!"
(メチャクチャじゃないのっ！）
"Clean up your mess！"
（かたづけなさい！）
しかしヘンテコなのが前半の”Mass we made"。
マスメディアとかマスゲームとかのMassですが
通常可算名詞。
でもこれは”A"も”〇〇S”もついていないので
不可算名詞ということになります、
となると訳は”質量”。
？？？ですね。
つまり深い意味は無く、
”Mess We Made"
との語呂合わせ、韻を踏んで
この店名になったのだろうというのが
我が家の見解です。
店内はあまり手を加えずに軽いリノベ。
右奥に工房とオーダーカウンター。
真ん中に大きなテーブル席。
左奥にL字型の席が一つ。
窓側にカウンターテープル
全１６席ほどのこじんまりした店内。
小物もオシャレにまとめてあります。
このカフェのオーナーも
You Tuberのondo온도さんも、
最近の韓国の若者はお金をかけなくとも
趣味よく、心地よくする術を心得ていて
なんとも好感が持てます。
一つ一つドリップで入れるコーヒー。
とても美味しかったです。
私はマシーンより断然ドリップ派。
家でも断固としてコーヒーマシーンを購入せず、
未だ豆を挽き、ドリップで淹れております。
ドリップコーヒーのお供に手作りスコーンとブラウニーも人気
とここまでは普通のカフェなのですが、
実はこのカフェ、
陶芸工房、スタジオも併設。
カフェオーナーが作る
ハッピーオーラが漂う柔らかい色使い、
一つ一つ違うデザインの
オリジナリティーあふれる作品は
展示だけでなく販売もしております。
そして、私たちの今回の訪問、
このカフェのオーナーの作品購入が目的でした。
猛烈に決断力の無いタンコマ。気が遠くなるほど長い時間選んでおりました
長いこと悩んだタンコマが選んだ２点。
本当はもっと欲しかったらしいのですが、
自分のお小遣いで買うルールなので
この２点が限界。
でも本人大変な気に入りようで
最近はこれらの器で
朝食やスナックを食べるのがマイブーム。
つまらない毎日でも
こういう小さな幸せがあるだけで
人生前向きに生きられます。
このカフェを訪れて本当に良かった
奥12000W、手前18000W。全体的に10000W〜40000Wくらいと比較的手頃です。
可愛くラッピングもしてくれるので、
世界に一つだけのお皿をプレゼントするのも粋ですね。
この方がこの作品の作家さんで
カフェの経営もしている若き代表、
최수지（チェ・スジ）さん。
私たちが行った時は
髪をショッキングピンクに染めていた
アバンギャルドな方。
YouTuber, ondo온도さんも動画で
その様子をアップしておりましたが、
陶芸教室も開催しております。
この方しかり、最近の韓国、
”SKY（ソウル、高麗、延世大学）を出て
財閥系の会社に就職しなければ人生終わり”
と言われてきた風潮から一変、
”自分らしく生きる”
ムーブメントをひしひしと感じます。
その風はドラマや文学にも反映されており、
テレビ東京、韓流プレミアで放映中の
”黄金の私の人生”では
大企業の正社員になることに
とらわれていた主人公が、
人生のどん底を経て、
彫刻家になりたかった自分に立ち返り、
本当の幸せを見つけていくという
テーマを取り上げています。
主人公ジアンが人生を仕切り直し働く木工家具工房は実際多くの若きアーティストが拠点を構えるオシャレカフェでも有名な延南洞
また、韓国で年下男子ブームに火をつけた
”おごってくれる綺麗なお姉さん”。
以下ネタバレあるので注意親一押しのソウル大卒、弁護士と別れ、
セクハラ、パワハラ、嫉妬渦巻く会社を辞め、
美大卒、ゲーム会社勤務のデザイナーの
年下の彼との人生を選ぶヌナ（お姉さん）。
また、彼女の同僚も会社を辞め、ソウルを離れ、
済州島で小さなゲストハウスを経営する道を選びます。
一見、普通のラブストーリー？と見せかけて
実は”自分らしく生きる”というテーマを含む
奥の深いドラマでした。
おごってくれる綺麗なお姉さん関連バックナンバー
途中辛くて中断、やっと見終わりました。近々感想の投稿をしたいと思っております。
そして、文学界にもこの風が吹いております。
BTS,グクが読んでいた事で話題になった
キム・スヒョン著
”私は私の人生を歩むことにした”
私はグクとは全く関係なく
韓国人チングに勧められ読みました。
通常ウザい自己啓発本大嫌いなのですが、
これは著者が頭でっかちの学者系ではなく、
イラストレーターという
アーティステックな職業の方だからなのか、
押し付けがましくない文体でサクッと読めます。
”ごく普通の私が他人を妬むことなく、冷たい視線に耐えながらありのままの自分として生きていくために”
が著者のゴール。
”他人の言葉に惑われない”
”普通が幸せ”
”自分以外の何者かになろうとしない”
などシンプルで当たり前のテーマに沿い
書かれているのですが、
現代人が何一つできていないことなので
改めて活字で読むとなかなか新鮮。
熾烈な競争、マウンティング渦巻く
メンヘラ女子が多めの
東京のインターナショナルスクールワールドで
生きなければならないタンコマ。
自分を見失わないよう
この本を読むことを勧めたところ、
うなずきながら読んでおります。
文章もわかりやすく、イラストレーターでもある著者の可愛いイラストも多く挿入されどこかほっこりする内容に仕上がっております。この本の感想も後日投稿できたらなあ〜と・・・(*^^*)
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私は私のままで生きることにした
1,404円
Amazon |
今回のソウル旅行で、
自分らしく生きる
YouTuber、ondo온도さんや
カフェ代表チェ・スジさんのような
最近の韓国のヤングのムーブメントにとても共感。
応援していきたいなと思いました。
このチェ・スジさんのステキな作品を見て、
購入することができる
Mass We Made Mess We Made
実は秘密にしておきたく
投稿は止めようとも思ったのですが、
方や、彼女を知ってもらいたいという気持ち
との葛藤の末、
ご紹介してみました。
Mass We Made Mess We Made（MWM)
住所：ソウル特別市 中区 苧洞2街 69-1, 4F
電話番号：070-7913-7407
営業時間：水～土曜12：00～22：00、日曜12：00～20：00
休業日：月・火曜、旧正月・秋夕
アクセス：地下鉄２，３号線乙支路３街駅12番出口徒歩3分
今日は最近マイブームな話題なので
力はいりすぎて長くなりましたが
最後までお付き合いいただき
コマウォ〜。
