シンガポール日記の続きです。



マレー半島の代表的な麺料理ラクサを食べるのが目的で、

イースト・コーストにあるカトン を訪れた私。

プラナカン文化をいまも息づく街並みの美しさに、

すっかり魅せられました。

  詳しくはこちら → 



今回は、そのカトンにある、ラクサがおいしいお店を2店

ご紹介しますね。



その前に、ラクサについて、少し。


ラクサは、マレー半島の代表的な麺料理で、

ニョニャ料理のひとつとして知られています。


ニョニャとは、プラナカンの女性のこと。

中国系移民が現地のマレー女性と結婚して

産まれた子どもをプラナカン といいます。

 詳しくは → 



ラクサには、次の2種類があります。


カレーラクサ

   ココナッツミルクを使ったカレー味

ペナンラクサアッサムラクサ)

   酸味が強くさっぱりした味


シンガポールでは、ココナッツミルクベースの

カレーラクサが主ですが、

ペナン島では、同じラクサという名でも、

まったく違うものが出てくる!のだそう。


私はちょうど1年前にもシンガポールに来ていて、

フードコートで初めてこのラクサを食べました。

タイカレーを思い起こさせる味で、おいしい!

すっかり気に入り、今回はおいしいラクサを求めて、

カトンにやってきたのです。




ニョニャ料理(プラナカン料理)の本場として知られる

カトンは、このラクサの激戦区でもあります。


中でも有名な2店で、ラクサを食べくらべてみました。



まず最初は…


Marine Parade Laksa (Janggut Laksa)


東京さんぽ日和
東京さんぽ日和


カトン・ラクサの元祖といわれるお店です。


50年以上の歴史があり、

レシピはニョニャから受け継いだものなのだとか。


カトンのメイン・ストリートである

イースト・コースト・ロード沿いのショッピング・センター、

Roxy Squareのフードセンター内にあります。



さて。肝心のラクサは…


東京さんぽ日和


スープは他店のものより若干色が薄めか。

太めの米麺は短くカットされているので、

台北・西門町で食べた阿宗麺線 のように、

箸を使わず、レンゲのみで食べます。


ひと口食べてみると、海老の出汁が効いた

スープはスパイシーかつクリーミーで、

やさしい味。

ココナッツミルクがふんだんに使われているよう。

チリペーストが添えられていて、スープに溶かして

食べますが、ピリピリするような辛さではなく、

辛いものが苦手な人でもだいじょうぶだと思います。

具は海老、もやしなど。

S$3.5(日本円にすると、約222円)。




もう1軒は…


328 Katong Laksa


東京さんぽ日和


Marine Parade LaksaのあるRoxy Squareとは、

イースト・コースト・ロードをはさんでお向かいの位置にあります。

この2店、以前はすぐ近くで営業していましたが、

Marine Parade Laksaが現在の場所に移転したのだそう。



さて、こちらのラクサは…


東京さんぽ日和


こちらも麺が短く切ってあり、レンゲだけで食べます。

チリペーストはテーブルの上に。


東京さんぽ日和-2010050315340001.jpg


具はMarine Parade Laksaと同じような感じですが、

こちらでは、「貝を入れるか?」と聞かれて、

希望すれば、味をつけた貝を入れてもらえます。

スープの色を見ていただけるとわかると思いますが、

Marine Parade Laksaと比べれば、

こちらのほうがはっきりとした味。

魚介系の出汁の味も辛みもスパイスも、

しっかり感じられます。

あくまで、Marine Parade Laksaと比べれば、

であって、こちらも充分ミルキー。

尖った辛さ、しょっぱさではありません。

値段も同じS$3.5(約222円)。



…ということで、どちらもおいしかったです。


強いていえば、薄味好きの私は、

Marine Parade Laksaのほうが好きですが。

個人の好みによって判れるところかと。



カトンに行かれることがあったらぜひ、

ラクサを食べてみてくださいね。



★おまけ情報★


Marine Parade Laksaでラクサを食べた直後、

スコールに降られてしまいました。

時間があったし、歩き廻って足が疲れていたので、

足裏マッサージを受けることに。

同じRoxy Square内にある

TOROPICAL 21

というお店に入ってみたところ、

とても良かったです。


東京さんぽ日和


お洒落に飾ったエステような雰囲気ではなく、

治療院といった感じ。清潔です。

技術もしっかりしている印象でした。

Roxy Squareの中には、他にもたくさん

マッサージ店があり、このお店よりも

料金的にはS$5(約317円)ぐらい安いのですが。

こちらは、観光客相手ではなく地元の方が多い様子。

全身施術を受けている方が多かったです。


60分S$35(約2220円)。




※↑の情報・価格は2010年5月現在のものです。

※S$1=63.3円で、日本円に換算しています(2010年5月)



※興味をもっていただけましたら、関連の日記もぜひ!


シンガポール日記① プラナカン文化が息づく街・カトン

シンガポール日記③ リトル・インディアの大型S.C.・ムスタファ・センター

シンガポール日記④ パナナ・リーフ・アポロのフィッシュヘッドカレー

シンガポール日記⑤ リバー・クルーズで夜景鑑賞

シンガポール・プチ情報NO.1 大・中・小のマーライオン

シンガポール・プチ情報NO.2 インスタント・ラクサ食べてみました!



※シンガポールを訪れる前に滞在していた

  台湾の日記はこちら → 



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