台湾・西門町のレトロ散歩の続きです。


まだ読んでいない、という方はこちら→



「西門町に行ったら、ここは絶対外せない」

「並んでも食べる価値がある」

などと言われる、阿宗麺線(アーツォンメェンセン)。

有名店なので、台湾に行かれた方はご存知かもしれませんね。


私はこのお店を目指して歩いていたわけではなく。

西門町を歩いていたら、すごい人だかりができているお店が!

その周囲にも飲食店はあるのに、そこだけ行列ができているのです。


「こんなに人が集まるのだから、絶対おいしいに違いない!」


そう思って並んでみたら、超人気店でした。



東京さんぽ日和


人混みが切れたときを狙って撮ったので、

実際はもっとひとだかりが。



画像で見えるように、店の前に椅子が置かれていて、

そこに座って食べます。

椅子が足りずに、立ったまま食べている人も多数。


麺線」とは、台湾で人気の屋台料理。

線のように細い麺、なのだそう。日本のそうめんに似ています。

豚の大腸が入った「大腸麺線」と、

牡蠣入りの「牡蠣麺線」があるのだとか。


阿宗麺線は、大腸麺線の有名店です。

1975年に手押し車で引く屋台からスタートしたのだそう。



さて。肝心の麺は…


東京さんぽ日和


あまり良い画像でなくてごめんなさい。食べるのに夢中で(笑)



「ん!? レンゲだけ? 箸は?」と思いましたが、

周りの人はみんなレンゲで食べている。

まねしてみたら、麺が短くカットされているので、

レンゲだけでも楽に食べることができます。


トッピングは香菜と豚の大腸。

香菜は「入れてもよいか?」と聞いてもらえました。

(ことばがわからなかったので、たぶん、ですが(笑))


列に並んでいた前の人が、お椀を受け取るとみんな

柱の影に行くので、私も行ってみたところ。

お酢や辛味のある醤など調味料が置いてあり、

好みでスープに混ぜるよう。


スープは鰹のだしが利いていて、とろみがあります。

ニンニクと唐辛子のかすかな風味も。

このままでもいけますが、私はお酢が合うような気がして、

加えてみました。より味がしまったような。

麺は柔らかくつるん、とした食感。

そうめんよりもコシが強い感じです。

機械で作るのではなく、手づくりなのだとか。

手づくり麺は機械製よりも味がよく、煮崩れしないのだそう。


そして、おいしかったのが豚の大腸!

柔らかく煮込まれていて、とろりと甘味があり。

肉の旨みが口中に広がります。

脂っこさや臭みはまったくありません。


あとで調べてみたところ、

一般的な大腸麺線では、大腸を茹でてから

すぐ麺線に入れるそうですが、

阿宗麺線では独自の調味料で煮込んでから

入れるのだとか。

濃い味は感じなかったのですが、味付け大腸。

ひと手間かけているのですね。


画像の大きさで、小椀45NT$(日本円でなんと約132円!!)。

大椀もあります。

最初に見た時は、「これだけじゃ足りない…」と思ったのですが、

見た目より量がありました。

女性としては、けして食べる量が少なくない私ですが

(わかりやすく言うと、大食い)これで充分でした。




評判どおり「並んでも食べる価値がある」麺線だと思います。

西門町に行かれた際は、ぜひ!



※↑の情報・価格は2010年5月現在のものです。

※1NT$=2.94円で、日本円に換算しています(2010年5月)


※興味をもっていただけましたら、関連の日記もぜひ!


台北日記① 西門町でレトロ散歩

台北日記③ センスの良い雑貨がみつかるPANAPINA 圓融坊

台北日記④ 100年の歴史をもつ擔仔麺の名店・度小月

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