GWに台湾・シンガポール・インドネシア(島だけど)・香港を

周ったときの日記です。



台湾をあとにして、次に向かったのはシンガポール。

  台湾の日記はこちら → 



今回のシンガポール旅行で、一番心に残った街、

カトンについて、今日はご紹介しますね。



イースト・コーストにある、カトンと呼ばれるエリアは、

プラナカン文化が息づく数少ない街として知られています。


プラナカンとは、15世紀にマレーシアやシンガポールに

やってきた中国系移民の子孫のこと。

中国人と地元のマレー女性との間に産まれた子どものことを、

 その土地に産まれた子=プラナカン 

と呼ぶようになったのだとか。


プラナカンは、中国マレーだけでなく、

貿易などを通してヨーロッパの影響も受け、

独自の文化を発展を創り上げたのだそう。

ヨーロッパのビーズをあしらった色鮮やかなビーズ刺繍

パステルカラーが美しいニョニャウエアと呼ばれる陶器など、

華やかな文化です。


シンガポールでは、

オーチャード・ロードにあるエメラルド・ヒル

チャイナタウンのブレア・ロード周辺などで、

プラナカンのショップハウス建築を見ることができます。

カトンもそういったエリアのひとつ。



私がカトンを訪れた目的は、ラクサでした。


ラクサは、マレー半島の代表的な麺料理。

カトンは観光地ではなく、

人々が普通に生活している地域であるため、

おいしいローカルフードのお店がたくさんあることでも

知られています。



食べ物目当てでカトンに出かけた私ですが、

この街の美しさに、すっかり目を奪われてしまいました。



メイン・ストリートである、

イースト・コースト・ロード等には、

ショップハウスが。


東京さんぽ日和
東京さんぽ日和
東京さんぽ日和


ショップハウスとは、中国南部に見られる

建築様式。

1階の玄関付近はレストランや店舗

1階奥と2階は住居になっています。

間口は狭くて奥行きは深いのだとか。


マレー風の軒下飾りや、

西洋風のレリーフや窓、円柱、華やかなタイルなど、

独自の折衷様式が見られます。



東京さんぽ日和


花柄のタイルが美しいショップハウス。

古い建物が好きな私は、ただただうっとり!



このショップハウスと同じ造りで、

純粋に住居として利用しているものを、

テラスハウスといいます。


クーン・セン・ロード周辺などでは、

パステルカラーが美しいテラスハウスを見ることが

できます。

東京さんぽ日和
東京さんぽ日和


一軒一軒違った意匠で…

家の中も見てみたいなぁ。



東京さんぽ日和


↑のテラスハウスの2階の意匠を拡大すると↓

東京さんぽ日和

ほかにも様々なハウスが…


東京さんぽ日和
東京さんぽ日和
東京さんぽ日和
東京さんぽ日和


イースト・コースト・ロードから

セイロン・ロードに入ってすぐのところにある

ヒンドゥー教の寺院

スリ・センパガ・ヴィナヤガー寺院


シヴァ神の子どもであるガネーシャ神

(象の頭に人間のからだをもつ)が祀られています。


東京さんぽ日和


寺院入口のゴープラム(高門)は高さ20m。

古代南インドのチョーラ王朝の伝統様式とか。



東京さんぽ日和


1850年代創建のこの寺院は、

2003年に改築されたのだそう。

宗教画などまだ新しく色鮮やかでした。



カトンは高級住宅街らしく。

家並みを見ながらお散歩したり、

地元の人を対象とした小さなお店をのぞいたり。

人々の生活ぶりが感じながら歩いたのも

楽しかったです。



次回では、私がカトンを訪れた目的、

ラクサについて、書きますね。




※↑の情報は2010年5月現在のものです。


※この翌日よりシンガポール日記を書きました。

  興味をもっていただけたら、↓の日記もぜひ。


シンガポール日記② カトンのラクサがおいしい店×2

シンガポール日記③ リトル・インディアの大型S.C.・ムスタファ・センター

シンガポール日記④ パナナ・リーフ・アポロのフィッシュヘッドカレー

シンガポール日記⑤ リバー・クルーズで夜景鑑賞

シンガポール・プチ情報NO.1 大・中・小のマーライオン
シンガポール・プチ情報NO.2 インスタント・ラクサ食べてみました!

※シンガポールを訪れる前に滞在していた

  台湾の日記はこちら → 


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