🌸カゲロウ(3億年命をつないできたつわもの)
⛳「かげろうの命」とは、人の命の一生のはかなさの例え
☆カゲロウはトンボに似た昆虫
*昆虫のように颯爽と飛ぶことはできない
*飛ぶ力は弱く、風に舞うかのように空中を飛ぶ
*この弱々しい虫は、成虫になって1日で死んでしまう
☆「はかなく短い命」の象徴「かげろうの命」という言葉が作られた
*カゲロウは、短い命の象徴である
*実際、カゲロウの成虫は、数時間しか生きられない
☆カゲロウは、昆虫の世界ではけっして短い命ではない
*カゲロウは、幼虫の時代を2,3何年間も過ごす
⛳昆虫の多く、卵から成虫になり死ぬまで1年以内
☆カゲロウは、何倍も寿命が長い
*カゲロウの幼虫は、川の中に棲み渓流釣りの餌に用いられる
☆数年をかけて成長をした後に
*夏から秋にかけて羽化して空を飛ぶ
☆カゲロウは他の昆虫と比べて変わったところがある
*一般的に昆虫は幼虫が羽化して翅を持つと成虫になる
*カゲロウは、幼虫から羽化しても、成虫にならない
☆カゲロウの幼虫から羽化したものは
*「亜成虫」成虫の前段階のステージとなる
*この亜成虫は翅があって空を飛ぶ
*カゲロウはこの亜成虫の姿で移動する
*再び脱皮をして、最終的に成虫となる
☆カゲロウは昆虫の進化の過程は、原始的なタイプである
*進化を遂げた現在の昆虫の常識から見れば、奇妙な生態を持っている
*カゲロウの生活史の方がオリジナルなのだ
⛳昆虫の進化は謎に満ちている
☆私たちの祖先が、ひれを持つ魚類から
*足を持つ両生類に進化を遂げて地上への進出を試みていた頃
*カゲロウの仲間は翅を持ち、現在と同じように空を飛んでいた
☆地球に初めて誕生した昆虫は翅がなかった
*カゲロウは、翅を発達させて空中を飛んだ最初の昆虫である
☆三億年カゲロウは現在も変わらぬ姿をしている
*カゲロウは生きた化石なのだ
☆カゲロウこそが、生き残った最強の生物の一つだ
⛳3億年もの間、カゲロウが生存競争を生き抜けた秘密
☆カゲロウの「成虫」のステージ、子孫を残すためのものでしかない
*成虫になったカゲロウは、餌を獲ることはない
*餌を食べるための口も退化して、餌を獲ることができない
*餌を食べて自らが生きることより、子孫を残すことの方が大切なのだ
☆翅を持った成虫が、いたずらに長く生きていれば
*子孫を残す前に天敵に食べられたり
*事故にあったりして、死んでしまうリスクが高まる
☆カゲロウの成虫は、天命を全うするために命を短くしている
⛳カゲロウには、天敵から逃げる力もなければ、身を守る術もない
☆カゲロウたちは一斉に羽化して成虫となり大発生する
☆夕刻に発生するのは、昆虫の天敵である鳥から逃れるためだ
☆カゲロウが地球に出現した大昔には、鳥類など影も形もない
*鳥がねぐらに帰る時間帯に羽化するというのは
*長い進化の歴史の中でカゲロウが獲得した知恵なのだ
☆夕刻になると現れる天敵はコウモリである
*大量に発生したカゲロウを食べ尽くすことはできない
*多くのカゲロウたちは生き残ることができる
*大量発生は、コウモリに食べ尽くされないためだったのだ
*あるものは食われ、あるものは生き残る
*カゲロウたちは群れで舞い続ける
☆大群の中で、オスとメスとが出会い、交尾をする
*限られた時間の中でカゲロウたちは交尾を行う
⛳カゲロウの「成虫」ステージ、子孫を残すためのものでしかない
☆交尾を終えたオスたち
*天命を全うした満足感とともに生涯を終える
☆交尾を終えたメスたちには、残された仕事がある
*川の水面に着水して、水の中に卵を産まなければならない
*早くしなければ、命が尽きてしまうのである
*今度は魚たちが狂喜乱舞して食い始める
☆運よく生き残ったメスたちは、水の中に新しい命を産み落とす
*卵は静かに水の底へと沈んでいく
☆夜が更ければ、辺り一面、カゲロウたちの大量のむくろがある
☆このはかない命
*カゲロウたちが3億年の歴史の中で進化させたものである
(敬称略)
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⛳出典、『生き物の死にざま』
「カゲロウの一生」「交尾の為成虫となる」「3億年進化しない」
(ネットより画像引用)