2年ほど前から
スウェーデンの歴史を学びたいと
ザレゴトを言ってた私の『北欧入門書』
デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、
フィンランド、アイスランドといった
『北欧5カ国』の大まかな通史が学べる
良書です(. ❛ ᴗ ❛.)。
しかしデンマーク、超☆強い国
だったのね・・・(・・;)。
個人的にはアンデルセンとコペンハーゲンしか
ピンと来てなかったので、
デンマークが世界史の中で
どういう立ち位置にあり
近隣の北欧諸国に何をしてきたのか、
ということを知る良い勉強になりました。
そんなデンマークの
『干渉・圧政・搾取』に対し、
反乱を起こして
名実ともに独立を叶えたのがスウェーデン。
グスタフ・ヴァーサという『英雄』が出て、
仲間と共に
血と汗と涙と屍の山を乗り越える件くだりは
別の書物で詳しく読みたいと思いましたね。
調べてみたら絵本が出てるらしい🔻🔻
なかなか日本では取り上げられない人物だと
思うので、機会を得て読んでみたいと
思います
そして同じ『グスタフ』という名前でも
コチラは私が大いにハマッている
獅子王グスタフ・アドルフ!
(1594〜1632。日本は戦国末期〜江戸時代か?)
スウェーデン史上、最も愛された王様と
いうことで、しっかり章立てて説明アリ
嬉しかったな(^^)。
このblogでも何度か書いていますが、
このグスタフ王と、
右腕である名宰相オクシェンシェルナの
グスタフ王はいつもカッカしてる気質
なので、
膠着状態の戦場で
重臣たちの空気が重いのに耐えられない。
もしこのオレがいなかったら
卿らはみんな
凍ってしまうだろうな(ಠωಠ)
と、イライラして暴言を吐いちゃったとき、
もし私がいなかったら
王様はそのまま
燃え尽きてしまうでしょうね。
と、冷静に真正面から向き合える宰相が
いたことが、
どれほどスウェーデンという国全体の救いに
なったか。
・・・結局、血の気が多いグスタフ王は
戦死しちゃうんだけど、
遺した『跡継ぎ』はまだ幼児の女の子ひとり。
フツーなら宰相が取って代わるよね。
歴史はそんな事例の連続です。
そこを、亡き王様との友情を忘れず、
幼い王女の盾になり続けたオクシェンシェルナ。
こーゆーのが好きでね(^.^;。
名宰相に守られ賢く成長した少女はやがて、
ヨーロッパの大災厄『三十年戦争』を
終結に導く女王に成長するのでありました。
このあたりは只今別の本で読んでいるので
またいつか感想をm(_ _)m。
ヴァイキングによる古代の冒険から、
デンマーク1強のような中世〜近世、
イロイロあって2度の大戦を生き抜き、
現在は様々な矛盾を孕みつつも
『高度福祉国家』として名を馳せる北欧。
厳しい自然と向き合わざるを得ない国の
凄まじさを垣間見たような気がしました。
文章も読みやすかったし面白かったです。
時々挟まれる著者先生の『経験談』も
楽しかったね。
デンマークでは『あの人物』について口に出しちゃダメよ、
とかね。ハリー・ポッターか。
ありがとうございましたm(_ _)m
私とコペンハーゲン