妙に寂しさを覚えたニュースでした。



私の祖父母は明治生まれの人でした。

だからこのニュースは当然だわ、と思いつつも、

なんか寂しいなあ、、と思った次第。


もっとも、平成世代から見たら、明治なんて

江戸と変わらんくらい古い話かな?泣き笑い

昭和でも随分昔に感じるもんね、、、


昭和生まれでも、戦前と戦後じゃ別世界。


つい先日から始まった朝の連続テレビ小説を見て、

そうか、あの「女たるものは、、」の根本が

ここにあったんだ、、、と分かって妙に納得。

私もそのレッテルに苦労した1人。

アメリカに行って、

価値観が全く違う世界がある事を知り、

めちゃくちゃ楽になったのだけれど、

日本で大学まで出ていると、日本の常識やら

無意味な価値観が無意識レベルにまで

妙に刷り込まれていて、

結局は弾け切らなかった、、、泣き笑い


それはさておき、明治生まれの人に比べれば、

私なんかは何と平和な時代に生まれた幸せ者で、

苦労なんて全く知らないに等しいんだと思う。

おじいちゃんもおばあちゃんも

なかなか良いとこのお子達だったのに、

江戸時代〜幕末から明治という、

社会体制やら秩序が根底から覆された時代に生まれ、

幾つもの大きな戦争で多くのものを失ったし、

翻弄されまくりの人生だったと思うけれど、

いつも凛として、寡黙で、でも優しくて、

かっこいい、私の憧れの存在だった。

今だったら聞きたい話がいっぱいあるけれど、

子どもの時は何も分かってなかったなあ、、

きっと密度の濃い時代だったんだろうな。。


歳を重ねてきたからなのか、

それとも時代の転換期にいるからなのか、

やたらと歴史に興味が湧いてきた。

職業柄、歴史を無視出来ないからではあるけど、

知れば知るほど面白い。

明治時代は1868年から1912年。

私が大好きな作曲家たち、画家たちが

わんさか生まれた時代。

この記事の方が生まれた年が1911年で、

既にドビュッシーの晩年期に当たる。

1911年に生まれた曲を探っていたら、

「ペトルーシュカ」が出てきた。

ロシア人作曲家ストラヴィンスキーのバレエ音楽。



ストラヴィンスキーとドビュッシーの交流について、

青柳いづみこさんがこんなお話を書かれている。

https://ondine-i.net/column/4751


やっぱり私にとっては非常に魅力的な時代。


日本人作曲家で知っている人はいるだろうか、、?

昔、貴志康一の生誕記念コンサートをした事があり、

調べてみたら、1909年生まれでした。

貴志康一(Wikipedia)


絵画も調べてみたら、カンディンスキーなどの

「抽象絵画」の時代みたいです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%BD%E8%B1%A1%E7%B5%B5%E7%94%BB


随分モダンだ、、、。

19世紀とは明らかに違う20世紀の香り。

この頃も変化が激しかったんでしょうね、、

19世紀からの生き残りは戸惑ったでしょうね、、泣き笑い