気づけば半年以上?放置しておりました。。爆笑

ブログ書くのも気力と体力がいるんですよね、、

すっかりご無沙汰してしまいました。


信じられないくらい暑い夏が過ぎ、

ようやく朝夕にほんの少しだけ、

秋らしい涼しさを感じられるようになってきました。

今年の残りあと3ヶ月?!?!


先日、日本の大学時代の同期が、

オペラ「蝶々夫人」のハイライト公演を行ったので、

観に行って来ました。



ピアノとヴァイオリンが演奏、

舞台もワンセットですが、非常によく出来ていて、

歌は字幕で内容が分かるし、前後に「ゴロー」が

おもしろ、おかしく話やバックグラウンドを

落語家さんのように解説してくれるし、

(そのゴローは演出家でもあった)

非常に分かりやすかっただけでなく、

歌でも芝居でもみんな「魅せて」くれて、

感動ものでした。

あまりにも話に入り過ぎて、最後はうるっと

してしまいました。

美しいメロディーに心奪われますが、

何とも儚く、悲しい物語、、、



キャストの中に大学の同期が3人いて、

(蝶々夫人、ケイト、そしてヴァイオリニスト)

演出、語り、キャストも務めた、

ケーシー・ハシモトくんも昔からの知り合いで、

活躍ぶりは知っていたけれど、

みんな円熟味が増し、その歌声、演技、音色に

厚みも深みも出ていて、非常に心に刺さりました。

本当に行って良かった。。。


日々の積み重ねって大きいんですね。。


私も「もう歳だしなあ、、、」なんて

逃げてたらあかんなあ、と思いました。泣き笑い

いっぱい刺激を頂いた公演でした。


それにしても、「蝶々夫人」、

改めて、じっくり観てみると、何とも酷い話!

おいおい、こんなん許されて良いんかい?!


大人の女性が演じている事が多いから、

蝶々夫人は「熟女」、少なくとも、

20代はいってる女性だと思っていたのに、

設定年齢はなんと15歳!!!

えええええ、、、衝撃だった。

今の世なら、不純異性行為で即アウトやん。


現地妻を目取る、悪役(?笑)、ピンカートンは

アメリカの海軍士官。

ヨーロッパ人のアメリカ人に対する蔑視も

感じない訳ではなかった、、、

(が、Wikipediaで調べてみたら、この戯曲は

アメリカ合衆国ペンシルベニア州の弁護士が

1898年に発表した短編小説が原作だった!)

蝶々夫人 Wikipedia


明治後半の長崎。(1904年)

蝶々さんは没落藩士の娘。

アメリカ海軍士官のピンカートンに嫁ぐ為、

宗教まで内密に改宗しており、(仏教→キリスト教)

それが親族にバレて勘当される。


ダイジェスト版であっても、春から9月末まで、

朝の連続テレビ小説、「虎に翼」をほぼ毎日

欠かさず観ていた私にとっては、

「蝶々夫人」は「はて❓」だらけだった。真顔

人の同情を買うような設定にする為、

こんな極端な筋書きになったんかしら、、?


因みに、1904年2月にミラノ座で行われた初演は、

全く拍手もなく、大失敗に終わり、

主役の歌手は舞台で泣き崩れたとか、、、。


その後、数ヶ月間改訂を重ね、5月にイタリア、

ブレシアで行われた公演で大成功を収める。

その後も、改訂が繰り返され、今日まで続く決定版は

1906年にパリ公演の為に書かれた第6版だとか。


Wikipediaの解説を読んでいると、プッチーニが

日本らしさを追求する為に熱心に研究する姿勢や、

日本人女優川上貞奴の話まで出てくるから面白い。

(当時ヨーロッパの劇評で絶賛されていたらしい)



日本人女性、ヨーロッパでウケていたんですね。

知らないことだらけ!!


友人が演じた「蝶々夫人」をきっかけに、

随分世界が広がりました。ニコニコ



日本語と英語の字幕付き

オペラ 蝶々夫人