お菓子のグレードをあげる洋酒③~使わなくなった洋酒~
洋酒シリーズもいよいよ3回目です。今までは「迷っていたら、一度試してみたらいかがでしょう」という視点でご紹介してきました。
1回目 最初にそろえたいおすすめ洋酒
2回目 お菓子作りに慣れたらそろえてみたい洋酒
今回は一転して、「使わなくなった洋酒」です。正確に表現すると「使っていた時期もあったけど、今はまったく使っていない洋酒」です。
お菓子作りに使わなくなった洋酒とその理由
以前はお菓子作りに使っていたのに、使わなくなった洋酒もあります。使わなくなったのには、やはり理由があります。今回、あらためて自宅の洋酒を並べてみて、まったく使わなくなった洋酒の存在に気がつきました。
カルーア
多分、世界でいちばん有名なコーヒーリキュールです。
牛乳でわって、カルーアミルクとして飲んだことのある方も多いのではないでしょうか。コーヒー牛乳のように、甘~いカクテルです。
一時期、ティラミスを作るときに、よく使っていました。最近は、すっかりティラミスは作らなくなったということが、まず理由のひとつです。
が、それよりも
コーヒー風味を主張したいときは、コーヒーエッセンスを使うようになったのが、カルーアから離れた大きな理由です。
また、お菓子作りでコーヒーの香りを作り上げるのは、インスタントコーヒーが意外と優秀なのです。というわけで、ますます使わなくなっています。たぶん、今後も使わないような気がします。
カルーアミルク、おいしいのですけどね。
アマレット
アーモンドの香りのリキュールです。杏の種の「杏仁」からできているお酒なので、杏仁豆腐のような、甘いいい香りがします。
以前は、パンドジェーヌを作るときに使っていました。アマレットはイタリア生まれのお酒。当然、イタリア発のお菓子にあう印象があります。アマレッティというアーモンドパウダーとメレンゲのクッキーは、その名のとおりアマレットを使ったクッキーです。
ブランマンジェに使われることもあります。
(これはアマレットは使っていません・・・)
そんなアマレットですが、なぜ使わなくなったかというと、
アマレットを使って作っていたパンドジェーヌは、ほかのレシピで作るようになったことがひとつ。
アマレットは使いません。
もうひとつは、カルーアのコーヒーリキュールと同じように、アーモンド風味を強調したいときは、ほかの手段を使うようになったこと。
最近はアーモンド風味を出したいときは、アーモンドそのものをを牛乳で煮だしたり、ビターアーモンドエッセンスを使ったりしています。
お菓子作りに使わなくなった洋酒をどうするか
洋酒はすぐに腐ったり傷んだりするものではないかもしれません。でもいったん開けてしまってから時間が経つと、風味はおちていきます。
アマレットは使いみちがありそうな気もしています。今回ごそごそと洋酒探検をして、久しぶりに存在に気がついたくらいなので、どれだけつらい思いをさせてきたことか・・・
ブログを書いていて、イタリアのクッキー アマレッティを作りたくなってきたので、いきなり出番が出てきそうな気配があります。
ただ、カルーアはもうお別れしようかなと思っています。
(ごめんね、カルーア)
もちろんカルーア自体は、定番で安心感のあるリキュールです。わたしがお菓子作りに使わなくなったというだけの話です。そもそもコーヒーが少し苦手ということもあります。
さてさて、今日はこのへんで。
洋酒シリーズ、もう少しやろうかなと思案中です。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!