人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記 -23ページ目

人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

「ザ・フォロイング」いよいよ、シーズン最終話です!

<#15 灯台 The Final Chapter>


うーーーーーん。

ちょっとよく分かりません。

ていうか、私の頭の中で、このドラマをどう評価していいのだか、まだ考えがまとまっていません。

多分、次のシーズンが来るまでまとまらず、半年間くらいを悶々と過ごすことになるのかと思います。


ファーストシーズン最終話。もちろん全てが解決したわけではないけれど、ジョーとライアンの物語の「最終章」は、もう幕を閉じたと言っていいでしょう? 立派に完結したじゃないですか。

それなのに、なんというか、シーズンを続けたいがために、話を引き延ばしているとしか…

とはいえ、強引に演出されたクリフハンガーのために、ここから半年間、視聴者としては宙ぶらりんにならざるを得ず、続きを見ざるを得ない状況になってる。


なんか、ズルい手法って感じ。でも結局、恐らく続きは観ることになるわけだから、ミッションは成功してるってことなのかな。



今回、見ごたえがあったのは、デブラ・パーカーを救おうと、ライアンとマイクが必死になる様子。

私自身、いつの間にデブラにこんなに思い入れが生まれたのだろうと思うくらい、ハラハラして祈るような思いになったり、涙がほろりと落ちたりしました。


最初は、ただのFBIのエリート捜査官という印象で、カルト専門と聞いて、もしかしてジョー側の人間ではないかと疑ってさえいたのに(←私が勝手に、です)、彼女の生い立ちや、ライアンとの人間関係を築いていこうとするさまを見て、いつの間にか、彼女に共感していたのだと思います。


ホラーやサスペンスといっても、こういう人物の掘り下げ方、ディテールの描き方が、最終的にはドラマの魅力につながっていくのだと思いますよ。

そういう意味で、デブラの存在はこのドラマでは貴重なものでした。

なんというか、ありがとう、と言いたいです。



さて、問題はこれから、ですよね。

エマやモリーは確かに面白いキャラクターですが、言ってしまえばただのフォロワーですから、物語を引っ張っていくだけの根拠は薄い気がします。


まさか、歯型とDNAから死んだと確認されたはずの、"ヤツ"が戻ってくる!?


いくらホラーといったって、ゾンビものではないのだから、それはやり過ぎだよね。


とすると、シーズン2の展開は、、

とにかくキーマンはやはり引き続きクレアということにならざるを得ないのではないかと思います。

でもこれ以上、どうやって話を引っ張るんだか???




▼本日もお読みいただきありがとうございます!

にほんブログ村


「スキャンダル2」です。

<#8 大統領の危機 Happy Birthday, Mr.President>


前回のラストで大統領が撃たれました。

そのまま病院へ搬送され、意識不明の重体です。


そして今回は、グラント大統領が就任前夜の物語と、現在の物語が行ったり来たりしながら描かれます。

特に目立つのはフィッツとオリヴィアの情事ですが…


この二人の関係には、どうも共感できません。

いや、「二人の関係」にではなくて、多分、グラント大統領に共感できないのかも。


彼は、自分の感情に任せて行動することで、オリヴィアと妻メリー、二人をどれだけみじめにさせ、傷つけているか、ということに、あまりに無神経すぎます。

オリヴィアとメリーは二人とも強いけれども、強く振舞っている女が、傷つかないわけではないんです。

フィッツはそのことにほぼ無頓着。あきれ返るほどに。


フィッツって、この二人のイイ女が惚れるほどの男でしょうか。

よく分かりません。

とはいえ、銃弾に倒れている大統領のことをあまり悪くは言いたくはないのでこの辺にしておきます。


さて、例の「リンジー・ドワイヤー」の事件の全貌がようやく見えてきました。

投票捜査という禁断の果実に手を出してしまったがゆえに、ホリス・ドイルの暴走を止められなくなってしまった大統領の要人たち、という構造でしょうか。

こういうことって、批判するのは簡単だけど、人生にはままありがちなことだと思います。

もちろん、こんなに大がかりな国家的犯罪でなくても、なにかよいことを成し遂げることを大義名分として、ついうっかり間違った手段に訴えてしまったがために、思いもよらない深い泥沼に陥ってしまう、ということです。


やはり人生、謙虚に、誠実に生きないと、痛い目にあうのは自分ですよね。

なんて、口で言うほど、カンタンじゃないってことはよくわかりますが。


それにしても、今回も衝撃のラスト!でした。

今度はハックがピンチに追いやられてしまいました。

「髪を短く刈り込んだ中肉中背の男」というコメントでピン!ときましたが、ちょっと、いやかなりショックでしたよね。

でも気の毒なのは、ハメられた、ということよりも(ここからは次回予告を含めての感想になってしまいますが)、せっかくハックがようやく出会った、気を許せる女性が、そんな人だったなんて…ということです。


事件がまだハッキリしていないのにこんなことを言うのもナンですが、ハックにはこれを乗り越えて、立ち直ってまた人生スタートして欲しいと願っています。



▼本日もお読みいただきありがとうございます!

にほんブログ村



「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」です。

<#1 摩天楼の名探偵 Pilot

 
人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記


あの英国の名探偵が、NYで活躍します!しかも女性のワトソンを引き連れて!

イングリッシュマン in ニューヨーク~♪です。


こんなこと言うのもアレですけど、一番ビックリしたのは、ルーシー・リュー演じるジョーン・ワトソンが、とても「まとも」な人だったことです。

もっとも、このドラマではホームズが圧倒的に「変人」なので、ワトソンはまともでないと困りますが、ルーシー・リューといえば、ちょっとキレキレの変わり者、というイメージがあったので、あら普通の人も演じるのね…って感じで若干の衝撃が走りました。

私の勝手な印象に違いありませんね。


ドラマでは、ホームズは、イギリスで警察の顧問をしていたけれど、薬物依存症治療のために、父親がアメリカの更正施設に入れたんだけど、施設退所後に一人じゃ不安だってことで、父親がその付添い人として元外科医のジョーン・ワトソンを雇った、という設定。


ワトソンは大変優秀な美女なわけですが、医療ミスにより外科医を辞めてからというもの、やはり心に傷を抱えています。そんな彼女の生い立ちなどを、ホームズは類い稀なる観察眼で見抜くんです。こういうシーンってとてもドラマ的だな~と思いつつも、スッキリ爽快になるので、結構好き。


とにかくホームズは一目見ただけで(といっても風貌から匂いからありとあらゆるアンテナ張ってじっくり観察するわけですが)、その人の職業や過ごしてきた人生、人となりなどがみるみる分かってしまうので、怖いっちゃ怖いけど、警察としてはとても頼りになる存在。ですが、圧倒的にコミュニケーション能力が不足しているため、相手をあからさまに傷つけたり、とても不快な思いをさせたりしてしまう。そのフォローができるのが、元医師であり、人の心の傷も理解できるワトソン。ホームズが土足でズカズカと入り込んだ被害者の心の傷をいやし、優しく話しかけながら話を引き出すという、一流セラピスト並みの能力を発揮します。

というわけで、ここに、最強コンビの誕生! ということなんですね。


このルーシー・リュー演じるワトソンが、いい意味で私の期待を大きく裏切り、とても感じがよく、人間性もよく、優秀でかしこく、頼りになるけどちょっと弱いところも抱えている、という、言ってみれば最強の魅力をたたえる女性でして、序盤から結構、惹きつけられました。

女優のイメージって、こういう効果ありますよね。つまり、ちょっと変わり者を演じていて色がついてしまったように思えた人でも、まったく逆のパーソナリティを演じることで、却って魅力的に映る、みたいな。

まぁこれは私だけが感じた、全くの個人的な「効果」でしょうけれども。


事件は、医師の妻殺しの犯人を探すというものなのですが、被害者の整形のくだりなど、少しばかり無理がある?と思えなくもない部分もありまして、、、でもまぁ探偵ものですから、許容範囲でしょう。


ともかく、この二人の最強コンビが織りなす事件解決とともに、二人の関係が今後どうなっていくのか、それぞれの人生は?など、楽しみに観ていきたいと思います。





▼本日もお読みいただきありがとうございます!

にほんブログ村




「シェイムレス3」です。

<#2 アメリカン・ドリーム!? The American Dream


フランクが家に帰ってきて、喜んでいたのは心優しき次女デビーだけで、みんな迷惑に思ってます。

なにしろフランクっていうのはみんなの父親ってことを除けば、出来るだけ付き合いたくない「最低のクズ野郎」で、迷惑をかけるだけで、家族のためになることは1ミリもしないからです。

みんな自分の部屋にフランクが入ってこないように一生懸命。

デビーが救いの手を差し伸べるっていう構造でした。


それよりも深刻なのは、一家の大黒柱、長女フィオナが職を失ってしまったこと。

しかも、支払いが遅れている固定資産税に当てるためにギリギリの額だった最後にもらった給料を、クラブの一夜のパーティを仕切るための保証金として使ってしまいました。

フィオナもパーティのマネジメントをやってみたい、自分の実力を試したいと思って、ついやってしまったことですが、それを知った長男リップは激怒。フィオナに叱咤するのですが、悪いとは思っているもののフィオナも素直になれず、と同時に、パーティを成功させれば、回収できるし儲けも出るはずだ、と突っぱねます。

とはいえ、そんな夢物語を信じていないリップは独自の金儲けを考え始めます。


フィオナの気持ちもわかるし、リップの指摘ももっともだし、でもとにかく6人+αの家族が生きていかなくちゃならないことを考えると、フィオナがやった行動は軽率なのでしょうね。

リップが「貧乏人が金を稼ぐには、盗むか、だますしかない」みたいなことを言うわけなんだけど、そういうリップこそ、その賢さをもっと別のことに生かしてほしい、そのためには今は勉強して、進学してほしい、と私なんかは思う反面、とはいえ明日の生活もままならず、とりあえずの金をどうやって稼ぐかは、本当に深刻な問題なわけで、キレイごとを言っている場合じゃないってのもよくわかります。


で、そのリップ、どのくらい頭がいいのかということですが、前回でてきた先生のセリフによると、リップの成績表価値は「4.6」。

これって、チラッと聞いた段階では、5点満点の4.6ってことなのかな、あれだけ遊んでる割にはすごいなってくらいの印象だったのですが、たまたま読んでいたブログでアメリカの高校の成績評価について書かれていて、面白いことが分かりました。


GPAと呼ばれるアメリカの高校の成績評価は、各教科につきA~Fまでの5段階評価で、Aは4点、Fは0点で、その点数を全て足して科目数で割ったものが、全体的な評価になるということです。つまりオールAの場合は「4」、オールFの場合は「0」になるわけで、基本的には4点満点ということになります。

ただ、大学の一般教養レベルの授業を提供することのできる高校では、その評価を加えることができ、その場合に「4.1」といった成績がつくことがあるとのこと。


つまり「4.6」というリップの成績は、とにかくズバ抜けているということなんだと思います。

ま、ドラマですから、ある程度極端な数値にしとかないとっていうのもありますしね。


それでその大天才が、今回どうやって固定資産税のための金集めをしたかというと。


前回やった窃盗罪の免責を得るためにリップは社会奉仕活動をしているわけですが、そこで、いいところに住む身ぎれいな高校生たちに出会います。彼らが言うには、貧困街での奉仕活動は大学入試にあたっても評価が高いということで、いい話があったら紹介してほしい、とリップに言います。

リップは、貧困街の廃墟となったビルの清掃をしている業者と掛け合い、その業者が雇っている不法滞在者たちよりも安く雇える人材を紹介しますよ、といって、ボランティアの高校生を集め、業者からの給料を全部もらっちゃう、という。


その他にも、有名アーティストが来るとウソをついて、クラブに人を集めて駐車料金をとる、みたいなことをして、なんとか固定資産税のための資金を回収します。このずる賢さ、というか犯罪だけど、まぁ感心しちゃうよね。


フィオナの初プロデュースのパーティはそれなりに成功するんだけれど、結局は保証金も回収できずに終わります。


なんていうか、人生ってホントに不公平。

フィオナのパーティだって、高すぎる保証金とか、変な役人?への費用がなければ、収支はもっと良かったはずなのに。


でも、リップにはその才能を生かして、まともな世界で普通に成長してほしい、と思っていたら、リップの彼女マンディも同じことを感じたらしく、先生と相談して、なんとかリップを進学させようという運動?に乗り出しました。賛成です!


まぁ、リップは自己流に悟っちゃってる面があるから、一筋縄ではいかないと思うけどね。


あーその他にもいろいろ思ったことがあるんだけど、長くなってきちゃったので今日はこの辺で~



▼本日もお読みいただきありがとうございます!

にほんブログ村


キーファーサザーランド主演、「TOUCH」セカンドシーズンが始まりました。

これは毛色の変わったドラマです。

<#2 選ばれし者 Event Horizon



初っ端「#2」ですが、#1はサイドストーリ(番外編みたいな感じ?)だったため、実質的にはこれがセカンドシーズン第1話ということでしょう。


キーファー扮するマーティン・ボームは元はヘラルド・トリビューン社の記者をしていたのですが、911で愛する妻を失い、上司とのトラブルで新聞社を辞め、現在は一人息子のジェイクと暮らしています。


このジェイクがちょっと変わった子で、人に触れることがめったになく(触られると発狂する)、生まれてから一度も言葉を発したことがないのですが、数字で大切なことを伝えることにより、延々と連なる人のつながりの中で、世界のどこかの誰かを救うという、不思議な力を持っているのです。


と、言葉で説明してもなんのこっちゃか分かりませんね。


ちょっと具体的に言うと、ジェイクがある数字(例えば「5227」など)を、何度も書いたり、数字の書いてあるものを並べたりして、しつこく示すことにより、ヒントを得たマーティンが、悩みながらもその数字に導かれて行動することにより、いつの間にか人の手助けになるようなことをする、というような流れです。


とここまでかいても、まだ何のことやらわかりにくいですね、すみません。

いや、百聞は一見に如かずで、ホント見ればすぐわかるんですが…


ファーストシーズンでは、1話完結的に話が進んでいましたが、シーズンラストで、アスター社という巨大なエネルギー会社の陰謀で、ジェイクや同様の能力を持つ子供たちが狙われている、というミステリー含みで終わりました。


セカンドシーズンは、ジェイクと同じ能力を持つ女の子アメリアがさらわれ、その母親に偶然(というか不思議な力に導かれて)出会ったマーティンとジェイク父子が、一緒にアメリアを探す旅に出る、という感じの幕開けです。


このドラマ、毎回数字を追ったその先に、助けを求めている人がいて、いつの間にか誰かの役に立ってるということで、珍しい試みだし、心温まる感動ストーリーでもあるのですが、シーズン1ではなんとなく流れがマンネリ化してきているきらいがありました。


そこに、大企業の陰謀論的話題を織り込むことにより、ミステリーが深まり、目的が少しずつ明確化してきて、セカンドシーズンとしては掴みはOK!だと思います。


マーティンはただの元新聞記者とは思えないような、潜入捜査官もどき的な活躍を見せるのですが、やはりプロのスパイとは一線を画していて、ちょっと頼りないジャック・バウワーといった感じです。


ジェイクには何もセリフがないのですが、その深いまなざしと独特の動きで、見事に不思議少年を演じ切っています。


ちなみにこのドラマはこのシーズンで打ち切りが発表されているため、少し残念な気もしますが、このシーズンで全ての謎が解けると思うと、それもまた楽しみでもあります。




▼本日もお読みいただきありがとうございます

にほんブログ村