「TOUCH」シーズン2です! | 人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

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海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

キーファーサザーランド主演、「TOUCH」セカンドシーズンが始まりました。

これは毛色の変わったドラマです。

<#2 選ばれし者 Event Horizon



初っ端「#2」ですが、#1はサイドストーリ(番外編みたいな感じ?)だったため、実質的にはこれがセカンドシーズン第1話ということでしょう。


キーファー扮するマーティン・ボームは元はヘラルド・トリビューン社の記者をしていたのですが、911で愛する妻を失い、上司とのトラブルで新聞社を辞め、現在は一人息子のジェイクと暮らしています。


このジェイクがちょっと変わった子で、人に触れることがめったになく(触られると発狂する)、生まれてから一度も言葉を発したことがないのですが、数字で大切なことを伝えることにより、延々と連なる人のつながりの中で、世界のどこかの誰かを救うという、不思議な力を持っているのです。


と、言葉で説明してもなんのこっちゃか分かりませんね。


ちょっと具体的に言うと、ジェイクがある数字(例えば「5227」など)を、何度も書いたり、数字の書いてあるものを並べたりして、しつこく示すことにより、ヒントを得たマーティンが、悩みながらもその数字に導かれて行動することにより、いつの間にか人の手助けになるようなことをする、というような流れです。


とここまでかいても、まだ何のことやらわかりにくいですね、すみません。

いや、百聞は一見に如かずで、ホント見ればすぐわかるんですが…


ファーストシーズンでは、1話完結的に話が進んでいましたが、シーズンラストで、アスター社という巨大なエネルギー会社の陰謀で、ジェイクや同様の能力を持つ子供たちが狙われている、というミステリー含みで終わりました。


セカンドシーズンは、ジェイクと同じ能力を持つ女の子アメリアがさらわれ、その母親に偶然(というか不思議な力に導かれて)出会ったマーティンとジェイク父子が、一緒にアメリアを探す旅に出る、という感じの幕開けです。


このドラマ、毎回数字を追ったその先に、助けを求めている人がいて、いつの間にか誰かの役に立ってるということで、珍しい試みだし、心温まる感動ストーリーでもあるのですが、シーズン1ではなんとなく流れがマンネリ化してきているきらいがありました。


そこに、大企業の陰謀論的話題を織り込むことにより、ミステリーが深まり、目的が少しずつ明確化してきて、セカンドシーズンとしては掴みはOK!だと思います。


マーティンはただの元新聞記者とは思えないような、潜入捜査官もどき的な活躍を見せるのですが、やはりプロのスパイとは一線を画していて、ちょっと頼りないジャック・バウワーといった感じです。


ジェイクには何もセリフがないのですが、その深いまなざしと独特の動きで、見事に不思議少年を演じ切っています。


ちなみにこのドラマはこのシーズンで打ち切りが発表されているため、少し残念な気もしますが、このシーズンで全ての謎が解けると思うと、それもまた楽しみでもあります。




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