「スキャンダル2」です。
<#8 大統領の危機 Happy Birthday, Mr.President>
前回のラストで大統領が撃たれました。
そのまま病院へ搬送され、意識不明の重体です。
そして今回は、グラント大統領が就任前夜の物語と、現在の物語が行ったり来たりしながら描かれます。
特に目立つのはフィッツとオリヴィアの情事ですが…
この二人の関係には、どうも共感できません。
いや、「二人の関係」にではなくて、多分、グラント大統領に共感できないのかも。
彼は、自分の感情に任せて行動することで、オリヴィアと妻メリー、二人をどれだけみじめにさせ、傷つけているか、ということに、あまりに無神経すぎます。
オリヴィアとメリーは二人とも強いけれども、強く振舞っている女が、傷つかないわけではないんです。
フィッツはそのことにほぼ無頓着。あきれ返るほどに。
フィッツって、この二人のイイ女が惚れるほどの男でしょうか。
よく分かりません。
とはいえ、銃弾に倒れている大統領のことをあまり悪くは言いたくはないのでこの辺にしておきます。
さて、例の「リンジー・ドワイヤー」の事件の全貌がようやく見えてきました。
投票捜査という禁断の果実に手を出してしまったがゆえに、ホリス・ドイルの暴走を止められなくなってしまった大統領の要人たち、という構造でしょうか。
こういうことって、批判するのは簡単だけど、人生にはままありがちなことだと思います。
もちろん、こんなに大がかりな国家的犯罪でなくても、なにかよいことを成し遂げることを大義名分として、ついうっかり間違った手段に訴えてしまったがために、思いもよらない深い泥沼に陥ってしまう、ということです。
やはり人生、謙虚に、誠実に生きないと、痛い目にあうのは自分ですよね。
なんて、口で言うほど、カンタンじゃないってことはよくわかりますが。
それにしても、今回も衝撃のラスト!でした。
今度はハックがピンチに追いやられてしまいました。
「髪を短く刈り込んだ中肉中背の男」というコメントでピン!ときましたが、ちょっと、いやかなりショックでしたよね。
でも気の毒なのは、ハメられた、ということよりも(ここからは次回予告を含めての感想になってしまいますが)、せっかくハックがようやく出会った、気を許せる女性が、そんな人だったなんて…ということです。
事件がまだハッキリしていないのにこんなことを言うのもナンですが、ハックにはこれを乗り越えて、立ち直ってまた人生スタートして欲しいと願っています。
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