「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」です。
<#1 摩天楼の名探偵 Pilot>
あの英国の名探偵が、NYで活躍します!しかも女性のワトソンを引き連れて!
イングリッシュマン in ニューヨーク~♪です。
こんなこと言うのもアレですけど、一番ビックリしたのは、ルーシー・リュー演じるジョーン・ワトソンが、とても「まとも」な人だったことです。
もっとも、このドラマではホームズが圧倒的に「変人」なので、ワトソンはまともでないと困りますが、ルーシー・リューといえば、ちょっとキレキレの変わり者、というイメージがあったので、あら普通の人も演じるのね…って感じで若干の衝撃が走りました。
私の勝手な印象に違いありませんね。
ドラマでは、ホームズは、イギリスで警察の顧問をしていたけれど、薬物依存症治療のために、父親がアメリカの更正施設に入れたんだけど、施設退所後に一人じゃ不安だってことで、父親がその付添い人として元外科医のジョーン・ワトソンを雇った、という設定。
ワトソンは大変優秀な美女なわけですが、医療ミスにより外科医を辞めてからというもの、やはり心に傷を抱えています。そんな彼女の生い立ちなどを、ホームズは類い稀なる観察眼で見抜くんです。こういうシーンってとてもドラマ的だな~と思いつつも、スッキリ爽快になるので、結構好き。
とにかくホームズは一目見ただけで(といっても風貌から匂いからありとあらゆるアンテナ張ってじっくり観察するわけですが)、その人の職業や過ごしてきた人生、人となりなどがみるみる分かってしまうので、怖いっちゃ怖いけど、警察としてはとても頼りになる存在。ですが、圧倒的にコミュニケーション能力が不足しているため、相手をあからさまに傷つけたり、とても不快な思いをさせたりしてしまう。そのフォローができるのが、元医師であり、人の心の傷も理解できるワトソン。ホームズが土足でズカズカと入り込んだ被害者の心の傷をいやし、優しく話しかけながら話を引き出すという、一流セラピスト並みの能力を発揮します。
というわけで、ここに、最強コンビの誕生! ということなんですね。
このルーシー・リュー演じるワトソンが、いい意味で私の期待を大きく裏切り、とても感じがよく、人間性もよく、優秀でかしこく、頼りになるけどちょっと弱いところも抱えている、という、言ってみれば最強の魅力をたたえる女性でして、序盤から結構、惹きつけられました。
女優のイメージって、こういう効果ありますよね。つまり、ちょっと変わり者を演じていて色がついてしまったように思えた人でも、まったく逆のパーソナリティを演じることで、却って魅力的に映る、みたいな。
まぁこれは私だけが感じた、全くの個人的な「効果」でしょうけれども。
事件は、医師の妻殺しの犯人を探すというものなのですが、被害者の整形のくだりなど、少しばかり無理がある?と思えなくもない部分もありまして、、、でもまぁ探偵ものですから、許容範囲でしょう。
ともかく、この二人の最強コンビが織りなす事件解決とともに、二人の関係が今後どうなっていくのか、それぞれの人生は?など、楽しみに観ていきたいと思います。
▼本日もお読みいただきありがとうございます!
にほんブログ村