tmpブログ -70ページ目

終了&経過報告 

0407  ヨコハマ 晴れ

今日は早朝からガンガン作業を進めていました。
フィアンセからラインが来ても「作業中はあんまり連絡して来ないでくれ」と、
バーン!言うたりましたわ。(  ̄っ ̄) プロの世界はキビシいんじゃ。波

その集中力のお陰で本日は難しい作業のオンパレードでしたが、作業に勝利しております。
(^0^)v

KCちゃんのジャズベはコンディションに問題アリの個体の上に、今回は指坂修正&リフレットはせずにフレットファイリングのみでの対応で、波打ったままのネックでしたから苦労しましたわ。

I さんに売約が決まっているカスタム・テレキャスター(とは言っても随所にt.m.p設定がなされたオリジナル・テレです)は本日、心臓に非常に良くない研磨作業を行ないました。
非常に薄膜のラッカー仕上げですから、ちょっと気を抜いたら簡単に傷が入り、その修正にはかるく2週間以上掛かりますからね。だーからこの作業はイヤなんですね~ でも無事に終了。
今回のこの個体は半艶ラッカー仕様です。

その他ではレスポール・スペシャル2本の作業です。P-90 仕様の方は最終コーティングを済ませましたし、ハムバッカー仕様の方はペグ穴の埋木加工の最後の塗装行程に入っています。

本家のギブソンにクオリティで圧勝してみせますからね。真のギブソン・ファンの方こそ、この t.m.p Tune-UP のギブソンを弾いて頂きたいですね。
このモデルの真の実力をワタシが引き出して見せますから。お楽しみに。
勿論、ご予約もお待ちしてますよ。


経過報告 カスタムテレキャスターの I さん

0404  ヨコハマ 晴れ 

今日は夏の日差しを思わせられて夏限定オトコのワタシとしては思わずにやり。
しかし塗装をしなくちゃいけないのに、風が強くて苦労しました。

I さんのネックは本日フレットファイリングを済ませ、最後のコーティングを行ないました。
塗膜硬化したらいよいよセットアップ作業です。今月中旬の完成を予定しております。

もう1本はLP-Spl P90のコーティングです。塗膜を薄く仕上げる為に今日の風は邪魔でしたねえ。
安易なレリック仕上げが大嫌いなワタシは あくまでオールドの雰囲気を醸し出す味わい深い趣を目指していきます。

明日はお休みを頂戴致します。

お二人へのメッセージ

0403  ヨコハマ 雨降り

本日の作業を 来る5日に晴れて結婚される二人のプロ演奏家に捧げます。

新郎はチェロ&ギター弾きの 伊藤ハルトシさん、新婦はヴィオラ奏者の田中詩織さんです。
お二人ともにワタシの手掛けたギター、チェロ、ヴィオラで日々演奏されているカップルなんです。

実におめでたいのですが、式当日、ワタシ自身もフィアンセを親族に紹介する日と重なっておりまして、残念ながら出席出来ないのです。誠に申し訳ない。m(u_u)m

その代わり新婦の詩織さんに約束のグランドピアノ型の手作りまな板をプレゼントさせて頂きます。

本日の作業はこの まな板1枚! マツシタの1日をお二人に捧げました。大げさだな。(;^_^A

そのまな板にはお二人へのシンプルなメッセージを書き込みました。

しあわせにしか なっちゃイカン!  以上。 お二人のご多幸を心より祈ります。 松下達也




アレ? 今日のブログこれだけ? なーんて言ってる方々。
しょーがないなあ、1枚だけ写真見せちゃおう。

作り替えの真っ最中のギブソンのLP-Spl 。
ブラックチェリーのカラーリングにアイボリー系パーツを乗っけたショット。

ワタシが今回イメージしてる姿がこれで大まかにでもお分かり頂けると思います。
音がいいのは当たり前。鮮烈なインパクトのあるルックスでまとめます。

コストを抑える為にもあえてオールド系の薄いラッカー皮膜でまとめます。
写真はまだ中塗り段階。


終了報告 Oさんのガット

0402 ヨコハマ 曇りのち明け、今夜は雨が降るそうです。

写真は今回のチューン作業が終わったばかりの0さんの個体。
今回はWBH ナット&サドル交換はせず燻煙処理とフレットファイリングのみで済ませてあります。

お受け取りの日程を知らせ下さいませ。



その他ではギブソンのLP-90仕様の作業を進めています。
今日急にベックが弾く姿が浮かびました。本人がこの個体を弾いたら、ま~すんごい音出すでしょうね。
それぞれのピックアップに独立したLCV回路ですからストラトのシングルサンドから太いシングルサウンドも自在です。

カラーリングをブラックチェリーに塗り替えて、ブロー バイ ブロウのジャケットで弾いているブラックのLPと似たイメージで仕上げて行きます。
ピックアップカバーはベージュ系。ピックガードもベージュ系のピックガード板から手作りしたアイボリーのピックガードをマウントするつもりです。左が元のピックガードで右が手作りした新たなピックガードです。
鮮烈な印象を与えるギターに仕上げて行くつもりです。
但し、ここまでやると販売価格は20万を超えてしまいますねえ。

経過報告 カスタムテレキャスターの I さん

0331  ヨコハマ 晴れ

今月最後の1日でしたが、調子が今ひとつ上がりません。空を見上げたら地震雲がひとつ。

ここ2~3週間の間に地震雲を数回見かけましたが、4程度の揺れが来ても良さそうなのに来て居ない様子なので少し気になっています。エネルギー溜め込まないでくれよ、と願うばかりです。

写真は I さんに売約済みのカスタムテレキャスターのネックでまだ塗膜が足りないと判断しまして、もう一度本日コーティングを済ませました。まあ、これも製作上の判断ですのでご了承ください。

レスポールSplの方はこちらの個体だけ段取り上ペグロケーション作業と共に本日はフレットファイリングも済ませました。この設定で作られたら鳴らざるを得ない設計というものが存在します。
まさしくこの個体に施したのもその設定です。市販品と明らかな鳴りの差を与えます。

世界中のどの同モデルよりも素晴らしいサウンドのギターにする事がこの作業の目的です。


経過報告 O さんのクラッシック

0330  ヨコハマ 荒れた天気です。

折角の日曜日ですがヨコハマは荒れた天候です。強い雨風が吹いています。
咲き始めた桜達が可哀想な感じです。

昨日は久々のお休みを頂いたので今日は写真のOさんのスペイン製手工クラッシックの作業を進めています。
全体の水研磨と艶だし、そしてネックの一部のニスが剥がれ生地が露出している部分の修正を行ないました。これは指定外の作業ではありますが、このままにしておきますと夏場の手汗が生地に染み込んでしましますので保護膜となるニスを染み込ませて対応しておきました。サービス作業です。

明日からは I さんのカスタムテレキャスターのセットアップ作業がスタートです。お楽しみに。

経過報告 いろいろ

0328  ヨコハマ快晴

今日のマツシタ、エラく張り切って仕事してましたよ。やっと春が来たんですからね。うれし。

写真のJBはKCちゃんのチューン品。オール新品パーツでの配線加工です。まずはt.m.p 独自のお手製のフラットケーブルでの配線処理。
本体も見違える程しっかりした楽器に生まれ変わっています。後は弦の到着を待ってWBHナット加工と調整を残すのみ。


上品なクラッシックギターはO さんご依頼のチューン作業で燻煙処理とフレットファイリング。
スペインの手工品で200万オーバーの個体。さすがに使用材も作りも良いですが、一度リフレットがなされている様ですがフレット溝に沿って指板欠けが見受けられます。
クラッシック製作家の方はフレットワークが割と苦手な方が多い様ですね。
指板のフレット溝を全く痛めずにフレットを抜く方法はあるのですが、ご存じない方が未だに多い様子です。 燻煙処理後のこの個体の反応と来たら、さすがに素晴らしい響きが出ています。


アイバニーズのエレアコベースのネック自体の作り替えもそろそろ終盤作業です。最終的なコーティング処理に移行しています。


後はチューン中のギブソンLPーSplの2本。
昨日のペグ穴とブリッジスタッド穴への埋木加工に加えて本日は深く加工され過ぎのピックアップキャビティへの埋木加工です。
一旦キャビティの内部の塗装を落として精度出しを行なった上で密着サイズのブロック材を接着しています。これでこのギターの音の細さは改善されます。次からはペグ穴加工へと進めます。

明日は久しぶりにお休みを頂きます。 咲き始めた桜の花見を楽しめたらいいですね。


経過報告 I さんのカスタムTL その他

0327  ヨコハマ 曇り空

今日はどんより曇って肌寒い一日です。燻煙も塗装も休むしかありません。

写真は売約済みの t.m.p 製のカスタム・テレキャスターのネックで、本日フレット打ちを終了させました。後はネックの最終塗装仕上げに進みます。

その他の写真は今後チューン作業を進めて行くギブソンの98年製LP-Splと、同じく01年製のLP-Splです。ペグロケーション変更の為のペグ穴の埋木加工、ブリッジスタッド穴への埋木加工などを済ませております。この次の段階ではピックアップ・キャビティへの埋木加工へと進めます。

市販品が全く比較にならない程のサウンドを備えさせる為に必要な作業を次々加えて行きます。
人が感動しない楽器は単なるモノである。この理念から基だった作業の数々を淡々とこなして行きます。


経過報告 ベーシストKCさん その他

0326  ヨコハマ 薄曇り

今日は連続燻煙の続きと写真のジャズベのセットアップ作業。
精度を上げてネックとボディを接合し直し、全体の艶だし研磨も終了してますから、最初とは見違えて見えますね。コントロールプレートがまだ到着していないので、ここで一旦保留。パーツの到着待ちです。

これから燻煙予定の98 年製ギブソンのLP-Spl/P-90 は不要な塗膜を水研ぎ研磨して全体を薄い皮膜にまで落としてあります。同時にグリップファイリングも済ませ、とてもスムースなグリップ感を既に得ています。
今夜終了する燻煙が終わったら交替で燻煙庫に収める予定でしたが、なにやら明日は雨らしいので明後日からの処理になるかもしれません。

このLP-Spl/P-90 にもペグロケーション変更、ペグ変更、フレットファイリング、ネックグリップ・ファイリング、WBH ナット交換、チューン0ブリッジスタッド穴埋木&位置変更、テールピース変更、ピックアップ・キャビティの埋木加工、回路変更(MV+MT+2LCV)ピックアップ t.m.p カスタムP-90×2変更、などの一連のパッケージ作業を予定しています。
販売予定価格は税別/本体のみ(ケース無し)¥188.000 です。

前回のLP-Spl 同様、市販品のギブソンが全く比べ物にならないレベルのサウンドに仕上げます。

色々音楽が分かって来るとピックアップはP-90がいいね、と言う考えになる方が多いですが、この個体も目立つような派手さは無いですが、太くブルージーなシングルサウンドが実にいいのです。
色はダークなチェリーですが、少しヴィンテージ・イエローを吹き付けてオールドっぽい雰囲気を出してあげようと思っています。 勿論、早めのご予約受け付けますよ。




経過報告 ベーシストKCさん

0325  ヨコハマ 晴れ

今日も暖かくて順調に作業を進められました。燻煙も今日で一旦ストップ。体力を使い過ぎては作業に支障を起足すので、一旦ここで体調を戻します。

本日、燻煙処理が終わったKCちゃんのフェンダーJB の個体作業を早速進めています。
まずはボロボロの状態だったネックの再生とフレットファイリング。本来でしたらフレットも錆び付き高さも低いので指板修正&リフレットに該当する状態ですが、ここはご本人の要望でフレットファイリングに留めてあります。ボディのネック仕込みも最良の設定に変更済み。

ボディもネックもですが、燻煙処理に依って処理前はこもっていたタップ音も、今ではコーンッ!と良く鳴り響く様になりました。やはり燻煙処理の効果は素晴らしいものがあります。
木製の楽器を燻煙処理しないなんて本当に勿体ない事です。
また、ピックアップとコントロールキャビティは内部の塗装を削って高品質なシールド塗料を塗り込んであります。明日からはセットアップ作業へと進めます。

その他では本日いよいよ最後になるかも知れないカスタム製作用のボディ材であるワタシが大好きなヒガツラ材の切り出し加工を息子に手伝いに来て貰って行ないました。2枚の板材からレトロシティ6枚分のサイズの切り出しが出来ましたが、願わくば8枚取りたかった。

最後の写真は次期チューンナップ予定のテーラー製のアコギです。アメリカから状態の良い中古を取り寄せたものですが、やはりテーラーのギターは音が軽いので t.m.p Tune UP でより深く鳴り響く様に作り替えます。
そして LRバグスのM1Pピックアップをマウントして販売する予定です。
ちなみに予定価格は 税別/メーカー専用ショルダーケース付きで22万程を予定しています。