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チャンスとピンチは紙一重

1203  ヨコハマ 雨

今日は午後から晴れるとの予報でしたが、雨が上がったのは夕方でしたね。

塗装は出来ませんでしたが、レスポールとテレキャスターのネックのフレットファイリングと塗装面の仕上げが終了出来ました。

実は今年から楽器製作を止め、スピーカー製作をメインにシフトしますと、公言して転換を図っている最中ですが、本日この借家の管理不動産さんから、物件の使用状況についてクレームを頂きました。まあ、早い話、ここで作業は困りますよ、と言う事です。 すみませんね。m(_ _ )m

ゆくゆく作業場として使用出来る物件に移転するつもりですから、それまでカンベンして下さい、と言う事で、更なる転換が必要な様です。

燻煙処理は来年の4月までとインフォメーションさせて頂いたばかりですが、この様な状況ですので年内一杯で終了とさせて頂きます。どうかご理解の程 宜しくお願い致します。

一見、ピンチに陥った様に見えますが、転換期を迎えていると言う証と捉えています。
そもそも、ピンチもチャンスも紙一重ですから。襟を正して前に進みます。

ワタシの創り出すモノは人々をシアワセに出来ると信じていますので、何が起こっても誠実に対処すれば たぶん生き残れるでしょう。 (^ε^)v


ヒミツの作業

1202  ヨコハマ 曇りのち雨

今日は塗装は出来ませんね。
チューン品やカスタム品の作業は塗装の硬化待ちなので手出しが出来ません。

そこで今日はスピーカー製作に特化して過ごしました。
t.m.p のスピーカーには唯一平坦な部分が有ります。それはボディのボトム部分です。
仮にここが平らなままだとユニットから放出される振動がボトムに当たって反射が起こります。
その反射エネルギーがそのままユニットに戻ると常に新しい信号に反応しているコーン紙に対して余計な振動を加えてしまい、振動を乱す為に原音に忠実な再生が出来なくなります。

この説明でお分かり頂けるでしょ? 箱形スピーカーは何面もの対面した板と板の間で反射を繰り返してしまいユニットの振動をかなり乱します。それで忠実再生自体が出来なくなるのです。
この根本的な大きな問題を箱形スピーカーは抱えているのです。

曲面構造のt.m.p-SP ではそうした反射音が極端に少ない構造を備えています。但し,唯一の平面がボトム面となるわけですが、そこには吸音材ではなくて音のエネルギーを拡散させて粉々にしてしまう構造を与える事で反射音を極力無くしているのです。

写真のボトムプレートは元は樹脂の多孔プレートですが、それを円錐形状のクレーター加工をしてセットします。この部分に打ち当たった振動エネルギーは拡散されて力無きものとなるのです。
その結果、ユニットは常に新しい信号にだけ反応した振動が起こせるのです。

これも重要な t.m.p-SP の独自構造なのです。但し、この多孔プレートのクレーター加工がエラく面倒なのですね。何百もの穴をひとつひとつ加工するからです。切り出し加工からプレートを完成させるのに1時間掛かりますもんね~ 設計者呼んでこーい! わ、ワタシですね。( ̄ー ̄;




経過報告 諸々

1201  ヨコハマ 晴れ

助かります~晴れてくれて。

ご覧の通り、カスタム品やチューンナップ依頼品の塗装作業も最終段階です。
皆さん、もう暫くお待ち下さいね。順にセットアップして行きますので。

そうした塗装作業をこなしつつ、octopus-10(オクトパス-テン)の仕込み作業も進めています。明日で生地加工は終了予定です。しかし重たい。設計者出てこい!ってワタシだ。(^o^;)

演奏家の方も音楽を正確な音源通りのサウンドで聴く事は非常に重要ですので、従来の箱形SPでは再生出来ない音源忠実なサウンドで音楽をお聴き頂きたいです。

そう、皆さん演奏家の作品を忠実に聴いて頂く為に製作しているのが t.m.p スピーカーですから。


今日はSPの仕込み

1130  ヨコハマ 晴れ

とうとう11月も終わりですね。12月になるまでが信じられないくらいに早い。

今日は新たにオーダー頂いたスピーカーと設計をやり直したLH-10 DTM モデルの後継機種の
octopus-10(オクトパス-テン)のヘッド部の製作でした。
スタジオモニターとして、その音像の再現性はピカイチの評価でしたが、あまりに製作に手間隙が掛かる為に20万の販売価格目標をクリアー出来なかったので、再現性のクオリティを落とさずにより製作し易い設計に変更したものです。

でもやってみると、これまた結構な手間が掛かって・・それでも初期モデルよりは楽ですので良かった。何とか20万ジャストの販売価格に収められそうです。

とは言え、既にこのヘッド部分だけでも3キロをオーバーした重厚な作りです。この設計のSPで聴くと、その音源のサウンドクオリティやミキシングの善し悪しがハッキリ確認出来ます。
エンジニア、そしてミュージシャンの皆さん、是非この octopus-10 の再現能力をお確かめ下さい。12月中旬完成予定です。

経過報告 チューン品とカスタム

1128  ヨコハマ 晴れ

土曜日でしたが晴れましたので塗装を行なっておりました。

テレキャスターのネック、そしてRetoro City Bass 5のネック、最後のCCR のネックです。
既にワタシには充分寒い天候ですが、来週末から本格的な冬の寒さが訪れるそうです。

気温が下がって来ると、塗装も行なえなくなりますので来週から少し作業ペースを上げて行く必要がありそうです。燻煙処理も最近は件数が減っているので、その点は楽になりましたね。
あの作業は真冬はエラく身体に堪えるのです。
あの作業を10年以上もよく続けて来られたもんだと思っています。やった人間じゃないと分からないでしょうね~あれだけは。

経過報告 2件

1127  ヨコハマ 快晴

今日は気持ち良く晴れてくれました。助かります。

本日はシェクター製のテリーネックのフレット打ち込みを朝から行い、午後には塗装処理まで進めていました。同時に5弦ベースのネックも塗装処理の続きです。

あらためましてインフォメーションですが、来年の春,4月をもちまして燻煙処理の受付を終了させて頂きます。燻煙を含むチューンナップをご希望の方はその点をご了承下さいませ。

尚、在庫品でまだチューンし終わっていない個体が数本ありますので、なるべく早めにセットアップまで持ち込む予定です。
それら最終チューン済み楽器となるのはギブソンLP-Jr、LP-Spl、CCR-P90W の3本です。

@ CCR-P90W は t.m.p 最後のCCR となります。販売価格は税別42万(本体のみ)です。

経過報告 佐賀のOさん

1126  ヨコハマ 冷たい雨が降っています。

寒いです。寒いのが好きって方がけっこういらっしゃいますが、ワタシは苦手。

今朝、発注してあったスピーカー専用の段ボール箱が完成。専用にデザインしたロゴ入りです。
なんだか嬉しいです。

今日は佐賀のO さんのチューンナップ依頼で作業を進めています。
USAシェクターのツーハムのテリーです。ネック周りを中心としたチューンを行なっています。

届いたこの個体にはいくつかの問題点がありますのでクリアーして行きます。
大まかに申せば、現状では音がコンプレッションが掛かる鳴りの為にアンサンブルでは埋もれて抜けないサウンド設定になっていました。音の線が細めです。

まずはネックの端末のボトムがテーパーになってしまっている為にネックに仕込み角が付く形になっていました。写真のネック断面を見てお分かり頂けると思います。
この部分を指板上面と平行になる様に加工してから指板上面の擦り合わせを行ないます。
元の所有者さんはかなり汗かきだった様子ですね。指板が若干エグレてしまってますので修正を行ないますが、全て削り落としたらネック厚が落ちて全く異なった細身のグリップになってしまいますので指板面の削りは必要最低限に留めます。

今日のところはここまで。晴れたらまず塗装処理を行ない、その後フレット打ちに移行します。
O さん、ご覧の通り追加作業を行っておりますので、見積もり金額よりコストは上がります事をご了承下さいませ。 完成をお楽しみに。




経過報告 ベース弾きのRKさん & 燻煙処理のお知らせ

1124  ヨコハマ 晴れ

寒さに弱いワタシにはもう充分な寒さです。

今日は5弦ベースのネックにフレット打ち込み作業と塗装作業です。
たぶんこの5弦は最後の製作になるでしょうからフレット打ちもチューン作業を除けば最後になるのかな? 
漸くフレット打ちもウマくなって来たところなのにね。まあ、そんなもんでしょう。(^ε^)

石の上にも3年って言いますが、ワタシは「まな板の上にも3年」と言いたいですね。

自分がどの程度の器の人間なのか、自らを俯瞰的に見て自らまな板の上に乗る、ってことが人間には重要なんだと思います。
自分って人間の価値を知ってこそ初めて謙虚になれるのでしょう。


燻煙処理作業のお知らせ
これまで長い間に渡り燻煙処理を行なって参りましたが、来年の4月を持ちまして燻煙処理受付を終了させて頂きます。

これまでにギター・ベース関連のみならず、ヴァイオリン、ビオラ,チェロ,コントラバス、ドラムスに至まで数々の依頼を受けて参りました。その数だけでも100近くに及ぶものと思われます。その効果故に手持ちの楽器全てに燻煙処理を依頼下さった方も数多くいらっしゃいました。
あらためて御礼を申し上げます。

実際には3日間にも及ぶ処理でしたので正直作業負担も軽くはないものでしたが、それも来年の春にて終了させて頂きます。
現在スピーカー製作メインにシフトしている為、楽器関係ではカスタム製作の受付は既に終了しておりますので、残すはチューンナップ作業のみの受付となりますが、来春以降は燻煙処理は行なえませんので、その点もご了承下さいませ。m(_ _ )m

完成報告 八王子のKさん

1122  ヨコハマ 曇り

外は曇り空で少し暗い1日でしたね。

でも順調に作業は進んで、無事にKさん分のスピーカー T10PP/CB を完成させました。
これから10時間程、鳴らしてランニングテストです。

もうすぐ専用の梱包用段ボール箱が完成致しますので、届き次第梱包して出荷準備致します。

オーダー頂きまして誠にありがとうございました。
その他、I さん分のスピーカー T-8PP/CB とカラーリング変更のT-100T も無事に完成済みです。
共に段ボール箱待ちです。

経過報告 数件

1121  ヨコハマ 晴れ

今日は晴天。当然ながらの塗装作業。

レスポールのペグロケーション変更後の塗装と、5弦ベースのネックも塗装の続き。
スピーカーはオーダー分のバッフルと新たに製作する分の塗装コーティングに取り掛かっております。

どうやら来週は晴れる日が少ないと言う予報ですので、少し段取りに苦労しそうです。
来週のメインはレスポールのチューンの続きと、5弦ベースのフレット打ち、オクトパス-10と言うモニタースピーカーの仕込みに掛かる予定です。