個別報告 その他
4/12 ヨコハマ快晴
朝8時過ぎから仕事の準備をしてましたら、またしても余震で揺れてましたねえ。
地殻変動で崩れた相互のバランスを取り直してるんでしょうね。それが落ち着くまでは余震は続くのでしょうね。
地球にしてみたら、例えれば地殻変動も女子がブラのフィット感を修正する為にモゾモゾしてるようなものなのでしょう。それがちっぽけな人間にしたらエラい事ですが、そんな場所で生きているのが人間でもあります。
地べたが多少揺れようがtmpの作業は続きます。
今日はペグロケーション変更後のヘッド面の塗膜硬化待ちのOさんのレスポールの回路変更に伴う作業を行っています。
LCV【ローカット・ボリューム)を組み込む回路変更に必要なポットが元のロングシャフト・ポットが使えない為に元の一体型のシャシー・アッセンブリー用に座ぐられたコントロール部をノーマル・シャフトポットが取り付けられる様に裏面からディンプル加工を施す必要がありますので木部加工からがスタートです。
ダミーポットだけは元のロングシャフトポットを利用しますが、ディンプル加工は4つとも施しておきました。工賃は多少アップしても、こうしておけば仮に将来ノーマル回路に戻して引き直す場合があってもノーマルシャフトのポットがそのまま使えます。
また、ロングシャフト仕様はパーツ単価が高いポットですし、そもそもトップのアーチド形状に合わせてポットがセット出来る様にコントロール内部のポット取り付け位置をディンプル加工するのが面倒な為に採用されたのがロングシャフトですからね。ロングシャフト仕様はバリエーションが少なく、カーブ選択の点でも、入手に関してもノーマル仕様より困難なのでコントロール内部をノーマルシャフトが取り付けられる様に加工してあげるのが一番良いです。
ちなみに、通常のリペアーショップでは結構難しい作業に該当するかもしれません。
新しい5弦(まだ正式名なし)用にデザインし直したピックガードを実際に作ってみました。
テーマに沿ってデザインしたものですから見慣れれば何の違和感もなくなる筈です。全てがひとつの方向性を踏まえて意図されていることは何の世界でも非常に重要です。
ただ単に好き嫌いで適当にデザインされたものは存在理由が希薄ですから飽きられ易いですしね。

朝8時過ぎから仕事の準備をしてましたら、またしても余震で揺れてましたねえ。
地殻変動で崩れた相互のバランスを取り直してるんでしょうね。それが落ち着くまでは余震は続くのでしょうね。
地球にしてみたら、例えれば地殻変動も女子がブラのフィット感を修正する為にモゾモゾしてるようなものなのでしょう。それがちっぽけな人間にしたらエラい事ですが、そんな場所で生きているのが人間でもあります。
地べたが多少揺れようがtmpの作業は続きます。
今日はペグロケーション変更後のヘッド面の塗膜硬化待ちのOさんのレスポールの回路変更に伴う作業を行っています。
LCV【ローカット・ボリューム)を組み込む回路変更に必要なポットが元のロングシャフト・ポットが使えない為に元の一体型のシャシー・アッセンブリー用に座ぐられたコントロール部をノーマル・シャフトポットが取り付けられる様に裏面からディンプル加工を施す必要がありますので木部加工からがスタートです。
ダミーポットだけは元のロングシャフトポットを利用しますが、ディンプル加工は4つとも施しておきました。工賃は多少アップしても、こうしておけば仮に将来ノーマル回路に戻して引き直す場合があってもノーマルシャフトのポットがそのまま使えます。
また、ロングシャフト仕様はパーツ単価が高いポットですし、そもそもトップのアーチド形状に合わせてポットがセット出来る様にコントロール内部のポット取り付け位置をディンプル加工するのが面倒な為に採用されたのがロングシャフトですからね。ロングシャフト仕様はバリエーションが少なく、カーブ選択の点でも、入手に関してもノーマル仕様より困難なのでコントロール内部をノーマルシャフトが取り付けられる様に加工してあげるのが一番良いです。
ちなみに、通常のリペアーショップでは結構難しい作業に該当するかもしれません。
新しい5弦(まだ正式名なし)用にデザインし直したピックガードを実際に作ってみました。
テーマに沿ってデザインしたものですから見慣れれば何の違和感もなくなる筈です。全てがひとつの方向性を踏まえて意図されていることは何の世界でも非常に重要です。
ただ単に好き嫌いで適当にデザインされたものは存在理由が希薄ですから飽きられ易いですしね。

ガンガン行くぜ
4/11 ヨコハマぼんやりと晴れてます。
今日は塗装処理の一日。ガンガン進めています。
気がつけば近所に住んでた外人さん達の姿がとんと見当たりませんねえ。
被災後、国外退去した外人さん達が数多く居られるとニュースで申しておりましたが、まあ春休みでもあるし、なんだかジャパンは危ねえし・・って事なのかな?
まあ、見ときんしゃい、世界の人々よ。
この国は必ず復興して以前より強い国になりますからね、必ず。
このtmpだって、この時期に最高のサウンドを奏でる楽器をガンガン作りますからね。
まあ、こんな時期には買い手が付かないかもしれないけれど、それでもいいじゃないすか。
多少放射能多くたって、地べた揺れてたって。受けて立とうじゃないの。
世界のトップクラスの仕事をして底力見せたりましょ!ニッポンをなめんなよ!(^ ^)/
今日は塗装処理の一日。ガンガン進めています。
気がつけば近所に住んでた外人さん達の姿がとんと見当たりませんねえ。
被災後、国外退去した外人さん達が数多く居られるとニュースで申しておりましたが、まあ春休みでもあるし、なんだかジャパンは危ねえし・・って事なのかな?
まあ、見ときんしゃい、世界の人々よ。
この国は必ず復興して以前より強い国になりますからね、必ず。
このtmpだって、この時期に最高のサウンドを奏でる楽器をガンガン作りますからね。
まあ、こんな時期には買い手が付かないかもしれないけれど、それでもいいじゃないすか。
多少放射能多くたって、地べた揺れてたって。受けて立とうじゃないの。
世界のトップクラスの仕事をして底力見せたりましょ!ニッポンをなめんなよ!(^ ^)/
個別報告 町田市Oさん
4/9 ヨコハマ雨降り。今日は一日中降っているそうです。
Oさんのレスポールのチューンもヘッドの塗装処理の乾き待ちまで進みました。
ヘッドを仕上げたら次はセットアップを残すのみです。ここでOさんに確認です。
回路をLCV仕様にとの変更要望ですが、元のフロント・ボリューム位置をマスター・ボリュームにする以外の位置指定をお願い致します。どの位置のポットをダミーにするか、LCVとマスタートーンの位置指定と合わせてメール連絡を宜しくお願い致します。この正面写真を元にご指定下さいね。
また、別件で同じくギブソンのレスポールのフルチューン希望の方がいらっしゃいましたが、もうそろそろこちらに本体をお送り下さっても構いませんからね。お待ちしております。
Oさんのレスポールのチューンもヘッドの塗装処理の乾き待ちまで進みました。
ヘッドを仕上げたら次はセットアップを残すのみです。ここでOさんに確認です。
回路をLCV仕様にとの変更要望ですが、元のフロント・ボリューム位置をマスター・ボリュームにする以外の位置指定をお願い致します。どの位置のポットをダミーにするか、LCVとマスタートーンの位置指定と合わせてメール連絡を宜しくお願い致します。この正面写真を元にご指定下さいね。
また、別件で同じくギブソンのレスポールのフルチューン希望の方がいらっしゃいましたが、もうそろそろこちらに本体をお送り下さっても構いませんからね。お待ちしております。
お蔵出し?
4/8 ヨコハマ強風が吹き荒れてます。何怒ってんの?って感じで荒れ狂ってますねえ。
今日はとにかく5弦ベースに関して方向性の結論出しを行なおうと決めていました。
そもそも既に製作を何本か行なっているTB-5はワタクシが元々テレベが好きなものですから1機種に決め込むとしたらテレベっぽいベースで、と趣味丸出しでデザインしたものでした。
フェンダーのテレベをより洗練した楽器に仕上げたいと言うのがデザインテーマ。とは言え、フェンダーのテレベはイメージ上のベースにしただけで実際には完全なオリジナルなシェイプです。そして今回メイン機種に新たに決定したのが写真の04製/デザイン仕上げの5弦でお蔵入りにしていたモデルです。
まあ、同じ人間がデザインしてますからTB-5と似たイメージの楽器に映るかと思いますが、マス設定がTB-5よりは若干小振りで外周ラインも少しJBっぽいです。
設計コンセプトがプレベとジャズベがベストバランスした5弦ベースと言うもので、ここ日本では多くのベース・プレイヤーがジャズベ好きが圧倒的に多いので形状処理はJB系ラウンド・フォルムでエルボーカットもバックコンターも有りの定番系。
写真ではピックガード用のテンプレートを乗っけてありますが、tmpでは通常のJJだけでなくトリプル・Jが重要な位置づけですのでコントロールも2ボリューム/マスター・トーンだけでなく、3ボリューム/マスター・トーンと言う4つ穴の仕様が設計上必要ですのでピックガードのポット穴加工も4つとなっています。
@1枚目の写真が生地状態のままストックしていたもので、2枚目が今回下地塗装処理をし始めた時点でのショット。+ピックガード用のテンプレート
ピックアップがJJの場合ではコントロールが3つで、一番下がジャック穴となり、トリプル・Jでは3ボリューム+マスター・トーンでピックガードの4つ全て使用しジャックはサイドジャック仕様となります。*写真のプロトはJJ仕様。
実は既にTB-5でオーダー下さっているUさんからはボディ外周の面取りを大きくして欲しいとの要望があったのですが、TB-5で外周面取りをJBやPBの様に大きく取ると、もうテレベじゃない世界になっちゃうんですね。ピックガードもボディの外周Rが内側に入り込みますからスリムな別フォルムにしなくてはいけませんしね。テレベ系はピックガードがバーン!とあってボディも角張っていて男らしいのが売りですからねえ。ワタクシはその男らしさが好きでテレベ好きなんですから。
オラッ!角っこ触ると怪我するぜ!みたいな。(^O^)
でも今回はよ~く考え直して、多くのプレイヤーがラウンド・フォルムが好きでエルボーカットもバックコンターもあって、と言ったオーソドックスなスタイルを望まれる方が多いのが現実と判断して、この写真のモデルの方をtmpのメイン5弦ベースとすることに致しました。
まあ、個人的には全体がバランスした良いデザインに仕上がっていると思っています。
Uさん、一度こちらにいらして再度打ち合わせをさせて頂けたらと思います。現状ではこのモデルの方がUさんのお好みによりフィックス出来そうですし、この個体自体が張りのあるタイトな極上バスウッド材ですのでこれをUさんの為にトリプル・J仕様に変更することも可能ですから。
取り敢えず、ご連絡をお待ちしております。

今日はとにかく5弦ベースに関して方向性の結論出しを行なおうと決めていました。
そもそも既に製作を何本か行なっているTB-5はワタクシが元々テレベが好きなものですから1機種に決め込むとしたらテレベっぽいベースで、と趣味丸出しでデザインしたものでした。
フェンダーのテレベをより洗練した楽器に仕上げたいと言うのがデザインテーマ。とは言え、フェンダーのテレベはイメージ上のベースにしただけで実際には完全なオリジナルなシェイプです。そして今回メイン機種に新たに決定したのが写真の04製/デザイン仕上げの5弦でお蔵入りにしていたモデルです。
まあ、同じ人間がデザインしてますからTB-5と似たイメージの楽器に映るかと思いますが、マス設定がTB-5よりは若干小振りで外周ラインも少しJBっぽいです。
設計コンセプトがプレベとジャズベがベストバランスした5弦ベースと言うもので、ここ日本では多くのベース・プレイヤーがジャズベ好きが圧倒的に多いので形状処理はJB系ラウンド・フォルムでエルボーカットもバックコンターも有りの定番系。
写真ではピックガード用のテンプレートを乗っけてありますが、tmpでは通常のJJだけでなくトリプル・Jが重要な位置づけですのでコントロールも2ボリューム/マスター・トーンだけでなく、3ボリューム/マスター・トーンと言う4つ穴の仕様が設計上必要ですのでピックガードのポット穴加工も4つとなっています。
@1枚目の写真が生地状態のままストックしていたもので、2枚目が今回下地塗装処理をし始めた時点でのショット。+ピックガード用のテンプレート
ピックアップがJJの場合ではコントロールが3つで、一番下がジャック穴となり、トリプル・Jでは3ボリューム+マスター・トーンでピックガードの4つ全て使用しジャックはサイドジャック仕様となります。*写真のプロトはJJ仕様。
実は既にTB-5でオーダー下さっているUさんからはボディ外周の面取りを大きくして欲しいとの要望があったのですが、TB-5で外周面取りをJBやPBの様に大きく取ると、もうテレベじゃない世界になっちゃうんですね。ピックガードもボディの外周Rが内側に入り込みますからスリムな別フォルムにしなくてはいけませんしね。テレベ系はピックガードがバーン!とあってボディも角張っていて男らしいのが売りですからねえ。ワタクシはその男らしさが好きでテレベ好きなんですから。
オラッ!角っこ触ると怪我するぜ!みたいな。(^O^)
でも今回はよ~く考え直して、多くのプレイヤーがラウンド・フォルムが好きでエルボーカットもバックコンターもあって、と言ったオーソドックスなスタイルを望まれる方が多いのが現実と判断して、この写真のモデルの方をtmpのメイン5弦ベースとすることに致しました。
まあ、個人的には全体がバランスした良いデザインに仕上がっていると思っています。
Uさん、一度こちらにいらして再度打ち合わせをさせて頂けたらと思います。現状ではこのモデルの方がUさんのお好みによりフィックス出来そうですし、この個体自体が張りのあるタイトな極上バスウッド材ですのでこれをUさんの為にトリプル・J仕様に変更することも可能ですから。
取り敢えず、ご連絡をお待ちしております。

諸々
4/7 ヨコハマ、今日も取り敢えず晴れてました。
写真はチューン中のレスポールでブリッジ位置修正後のショット。
どの程度の位置修正かこれでお分かりでしょ? この様にギブソンのスタンダードモデルではブッシング・スタッドタイプが採用されてますので残念ながら音が分離しませんのでブッシュを取り去り、埋木してからダイレクト・スクリュータイプに穴加工変更し、ブリッジ自体もブラスサドルのチューンOに変更します。これでオクターブも音の分離能も格段に良くなります。
その他はカスタム製作中の楽器達の塗装処理です。(写真は昨日撮影)
受注製作中のTB-5の2本は製作中の5弦のスロープヘッドネックが完成したら実際にネックをセットしてピックアップの位置出しを行なってからキャビティ加工関係を仕上げでいきます。
塗装の6~7割は下地作りですから先にボディだけ下地処理を行なっておけばネックが完成したら座グリ処理した後に即カラーリングに進められる様にしておきます。
それ以外では5弦ベースの評価が非常に高いので、現在スタンダードモデル化するかどうかを考慮中です。図面や治具関係を加工業者に持ち込んで指示さえすれば1本1本手作業で作って行くよりは安価に製作出来ます。
しかし、その為にはある程度の本数をまとめ発注する必要があるのと、外部に設定情報が漏れ易い事、日本ではジャズベース系の5弦の要望が圧倒的に多いので現在製作しているTB-5はその点でどうか、など結構様々な問題点が出て来てしまいます。
それに安価だと言ってもネックだけは今まで通り手加工ですので38~40万程度の価格帯が限界。
それで本数がどれだけ出るか、ちっぽけなtmpでは頭の痛い点です。数日間熟考してみます。

写真はチューン中のレスポールでブリッジ位置修正後のショット。
どの程度の位置修正かこれでお分かりでしょ? この様にギブソンのスタンダードモデルではブッシング・スタッドタイプが採用されてますので残念ながら音が分離しませんのでブッシュを取り去り、埋木してからダイレクト・スクリュータイプに穴加工変更し、ブリッジ自体もブラスサドルのチューンOに変更します。これでオクターブも音の分離能も格段に良くなります。
その他はカスタム製作中の楽器達の塗装処理です。(写真は昨日撮影)
受注製作中のTB-5の2本は製作中の5弦のスロープヘッドネックが完成したら実際にネックをセットしてピックアップの位置出しを行なってからキャビティ加工関係を仕上げでいきます。
塗装の6~7割は下地作りですから先にボディだけ下地処理を行なっておけばネックが完成したら座グリ処理した後に即カラーリングに進められる様にしておきます。
それ以外では5弦ベースの評価が非常に高いので、現在スタンダードモデル化するかどうかを考慮中です。図面や治具関係を加工業者に持ち込んで指示さえすれば1本1本手作業で作って行くよりは安価に製作出来ます。
しかし、その為にはある程度の本数をまとめ発注する必要があるのと、外部に設定情報が漏れ易い事、日本ではジャズベース系の5弦の要望が圧倒的に多いので現在製作しているTB-5はその点でどうか、など結構様々な問題点が出て来てしまいます。
それに安価だと言ってもネックだけは今まで通り手加工ですので38~40万程度の価格帯が限界。
それで本数がどれだけ出るか、ちっぽけなtmpでは頭の痛い点です。数日間熟考してみます。

まとめ報告
4/5 ヨコハマ今日も快晴。でもまだ冬の冷え方が残っています。
写真はカスタム・オーダー品中心に進めているカラーリングその他の塗装中の個体達で、すべて順調です。フレットレス仕様のTB-4もMさんのご要望通りのシースルーのベージュホワイト。
またレスポールのチューンもペグロケーション変更を終え、現在はヘッド部の再塗装工程へと進んでいます。
ブロックサドル仕様のスタンダード・ストラトももうすぐ完成。多くの方に取ってこのブロックサドルのサウンドは非常に魅力的に捉えられています。今後のトレモロのサドルはこちらが本命仕様となりそうです。
ちなみにこのストラトの本体はアルダー材仕様。
今回の震災/津波被害地である岩手のある市民の話を新聞で読んだのですが、その人たちは街から少し離れた高台に数十人で構成された集落を形成して住んでいたそうで、明治、昭和と過去2度の津波被害の教訓を生かして決して浜辺には住むことはせずに海面から60m地点に「これより下に住むべからず」と記した石碑を置き、そこの村人はそれを守って来たそうです。
すぐ下に在る浜辺一体には多くの市民が住んでおり、集落の方々もそこに住めばより便利ではあったでしょうが先人の教えを守った方達は今回の津波被害に一切遭わなかったそうです。たまたまその時に街に用事で出かけていた数名の方は命を落とされたそうですが、殆どの方は命も家屋も何の被害にも遭わずに済んだとのことでした。
歴史は繰り返される、その言葉を知る人は数多い筈ですがその教訓を実際に生かしながら生きる人は案外少ないのかも知れません。
ワタクシも湘南の海沿いにアパート暮らしをする友人がおりましたので「余計な事かもしれないけど、これを機にもう少し高台に移り住んだらどう?」って言葉を掛けたのですが、その返事は「そうなったらそうなったで仕方ないな」でした。何だか残念な気持ちで一杯になりました。
「その言葉を被災地の人たちの前で言える?」って思わず言葉にしそうになりましたが、止めました。
ワタクシは日本の電源周波数を55Hzに統一しよう、と言うメッセージをWEB上や会う人ごとにお話しして来たのですが、そんなちっぽけなメッセージが具体化する事は無いまま、今回の震災が起こりました。震災後の現在、国内の電源周波数の違いから電力需要に対応出来ず2年間にも及ぶと言われる計画停電が実施されています。
大きな地震、津波がいずれ起こると言われていた地域のひとつであった東北沿岸での被災。そう言われ続けていたその場所に原子力発電所が建設されていた事自体、正に知識を知恵に出来なかった人間の姿を見る様です。
果たして今回の大震災の教訓は今後生かされて行くのでしょうか?それにはまず、己を知る、我々人間のちっぽけさを認める事からが再スタートなんだと思います。
経済的な発展や利便性など、どんな都合よりも命の尊さが最優先されることが社会の根底になければ、それは文明とは言えないのだとワタクシは思います。

写真はカスタム・オーダー品中心に進めているカラーリングその他の塗装中の個体達で、すべて順調です。フレットレス仕様のTB-4もMさんのご要望通りのシースルーのベージュホワイト。
またレスポールのチューンもペグロケーション変更を終え、現在はヘッド部の再塗装工程へと進んでいます。
ブロックサドル仕様のスタンダード・ストラトももうすぐ完成。多くの方に取ってこのブロックサドルのサウンドは非常に魅力的に捉えられています。今後のトレモロのサドルはこちらが本命仕様となりそうです。
ちなみにこのストラトの本体はアルダー材仕様。
今回の震災/津波被害地である岩手のある市民の話を新聞で読んだのですが、その人たちは街から少し離れた高台に数十人で構成された集落を形成して住んでいたそうで、明治、昭和と過去2度の津波被害の教訓を生かして決して浜辺には住むことはせずに海面から60m地点に「これより下に住むべからず」と記した石碑を置き、そこの村人はそれを守って来たそうです。
すぐ下に在る浜辺一体には多くの市民が住んでおり、集落の方々もそこに住めばより便利ではあったでしょうが先人の教えを守った方達は今回の津波被害に一切遭わなかったそうです。たまたまその時に街に用事で出かけていた数名の方は命を落とされたそうですが、殆どの方は命も家屋も何の被害にも遭わずに済んだとのことでした。
歴史は繰り返される、その言葉を知る人は数多い筈ですがその教訓を実際に生かしながら生きる人は案外少ないのかも知れません。
ワタクシも湘南の海沿いにアパート暮らしをする友人がおりましたので「余計な事かもしれないけど、これを機にもう少し高台に移り住んだらどう?」って言葉を掛けたのですが、その返事は「そうなったらそうなったで仕方ないな」でした。何だか残念な気持ちで一杯になりました。
「その言葉を被災地の人たちの前で言える?」って思わず言葉にしそうになりましたが、止めました。
ワタクシは日本の電源周波数を55Hzに統一しよう、と言うメッセージをWEB上や会う人ごとにお話しして来たのですが、そんなちっぽけなメッセージが具体化する事は無いまま、今回の震災が起こりました。震災後の現在、国内の電源周波数の違いから電力需要に対応出来ず2年間にも及ぶと言われる計画停電が実施されています。
大きな地震、津波がいずれ起こると言われていた地域のひとつであった東北沿岸での被災。そう言われ続けていたその場所に原子力発電所が建設されていた事自体、正に知識を知恵に出来なかった人間の姿を見る様です。
果たして今回の大震災の教訓は今後生かされて行くのでしょうか?それにはまず、己を知る、我々人間のちっぽけさを認める事からが再スタートなんだと思います。
経済的な発展や利便性など、どんな都合よりも命の尊さが最優先されることが社会の根底になければ、それは文明とは言えないのだとワタクシは思います。

整いました。
4/4 ヨコハマ晴天。風強め。
設定出し全てが終了した5弦ベースのプロトが無事完成致しました。この結果、今後TB-5シリーズは全てスロープヘッド仕様が基本仕様となります。
@但し今回のプロトには現在製作中のオリジナル仕様のブリッジでは無いタイプがマウントされています。
ここでこの楽器の完成度の高さを示す分かり易いポイントをひとつ:
従来のフラットヘッド・スタイルの5弦ベースによく現状で見られる設定ですが、ナットの先でテンションバーを用いてひとまとめに張力を与えている仕様のものが在りますが、あれはヘッド部での張力バランスを整える事が出来なかった結果、ひとまとめに一律の負荷を加えているものです。
当然ながら大ざっぱなバランスしか得られませんし分離能も落ちます。
またペグレイアウト/3×2などのアングルド・ヘッド構造の多弦ベースの場合では、スラップ/チョッパーに不向きな傾向が強く、スラップ音自体にかなり違和感が出ます。その手のヘッド角付きのネック仕様のベースを所有するプレイヤーがスラップをあまり行わないのも実はそこに理由があります。
この双方のデメリットを出す事無く4弦のサウンドに劣る事の無い5弦ベースを完成させる為にどうしても必要だったのが今回のスロープヘッド設定だった訳です。
今回は当然ながら世界で2番や3番のクオリティや完成度のベースを目指したわけではございませんのでトップクラスの音楽性を備えたパッシブ5弦ベースのプロトとしてチェックにお越し下さいませ。
*現在製作中のネックの完成時点でJJ仕様の試奏器も製作予定ですが、かなり先になる見込みです。
このTB-5Pプロトの試奏希望の方はメールにてご予約を。

設定出し全てが終了した5弦ベースのプロトが無事完成致しました。この結果、今後TB-5シリーズは全てスロープヘッド仕様が基本仕様となります。
@但し今回のプロトには現在製作中のオリジナル仕様のブリッジでは無いタイプがマウントされています。
ここでこの楽器の完成度の高さを示す分かり易いポイントをひとつ:
従来のフラットヘッド・スタイルの5弦ベースによく現状で見られる設定ですが、ナットの先でテンションバーを用いてひとまとめに張力を与えている仕様のものが在りますが、あれはヘッド部での張力バランスを整える事が出来なかった結果、ひとまとめに一律の負荷を加えているものです。
当然ながら大ざっぱなバランスしか得られませんし分離能も落ちます。
またペグレイアウト/3×2などのアングルド・ヘッド構造の多弦ベースの場合では、スラップ/チョッパーに不向きな傾向が強く、スラップ音自体にかなり違和感が出ます。その手のヘッド角付きのネック仕様のベースを所有するプレイヤーがスラップをあまり行わないのも実はそこに理由があります。
この双方のデメリットを出す事無く4弦のサウンドに劣る事の無い5弦ベースを完成させる為にどうしても必要だったのが今回のスロープヘッド設定だった訳です。
今回は当然ながら世界で2番や3番のクオリティや完成度のベースを目指したわけではございませんのでトップクラスの音楽性を備えたパッシブ5弦ベースのプロトとしてチェックにお越し下さいませ。
*現在製作中のネックの完成時点でJJ仕様の試奏器も製作予定ですが、かなり先になる見込みです。
このTB-5Pプロトの試奏希望の方はメールにてご予約を。

個別報告 Mさん その他
4/1 4月がスタートです。風が強めですが晴れてますから文句言いません。
写真はMさんオーダーのTELESA-SMM/2Hと本日下地処理を始めたTELESA-AAの生地ボディ。
この下地処理の次にサンディングシーラーを重ね吹きして下地作りを行なって行きます。そこまででこの個体は一旦寝かして置き、この素材が生きる様なオーダーが入ったら素材として採用します。そう成った時点でピックアップその他のルーティング加工を行なう事になります。
この個体は基本的にカントリーロックやR&B系のギタリストにお薦めの素材です。
ちなみに隣のTB-4FLのボディは本日は日向ボッコさせてカラーリングに備えてます。
今日の様に気温が上がり風の流れが変化しますのでサンバースト系の吹き付けは非常に難しくなります。
でも、そこは長年のテクニックでカバー。それよりもMさんのご要望が優しい感じのブラウンサンバーと言う事でしたので、シックでジェントルなイメージでカラーリング作業を進めました。ノープランで仕事しちゃいけませんからね。
今回のは下地カラーリングもイエローを抑え、乳白色で全体を落ち着いたトーンで一旦全体をまとめ吹き付けし、ボディセンター部分と外周のオーバーエッジ部分だけを最初の乳白色トーンで残して、その他をダークブラウン系のバースト吹き付けで仕上げました。結果的にイメージ通りにはなりましたね。
写真は日光の加減で少し色飛び気味に写ってます。
場合によっては明日行なってしまうかも知れませんが、予定では来週からMさんオーダー分のTB-4のフレットレスのカラーリンングがスタートします。お楽しみに。

写真はMさんオーダーのTELESA-SMM/2Hと本日下地処理を始めたTELESA-AAの生地ボディ。
この下地処理の次にサンディングシーラーを重ね吹きして下地作りを行なって行きます。そこまででこの個体は一旦寝かして置き、この素材が生きる様なオーダーが入ったら素材として採用します。そう成った時点でピックアップその他のルーティング加工を行なう事になります。
この個体は基本的にカントリーロックやR&B系のギタリストにお薦めの素材です。
ちなみに隣のTB-4FLのボディは本日は日向ボッコさせてカラーリングに備えてます。
今日の様に気温が上がり風の流れが変化しますのでサンバースト系の吹き付けは非常に難しくなります。
でも、そこは長年のテクニックでカバー。それよりもMさんのご要望が優しい感じのブラウンサンバーと言う事でしたので、シックでジェントルなイメージでカラーリング作業を進めました。ノープランで仕事しちゃいけませんからね。
今回のは下地カラーリングもイエローを抑え、乳白色で全体を落ち着いたトーンで一旦全体をまとめ吹き付けし、ボディセンター部分と外周のオーバーエッジ部分だけを最初の乳白色トーンで残して、その他をダークブラウン系のバースト吹き付けで仕上げました。結果的にイメージ通りにはなりましたね。
写真は日光の加減で少し色飛び気味に写ってます。
場合によっては明日行なってしまうかも知れませんが、予定では来週からMさんオーダー分のTB-4のフレットレスのカラーリンングがスタートします。お楽しみに。
