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変な感じ

12/13  ヨコハマ 晴れ

寒いですね~ 午前中から来客が在る前まで、5弦ヴィオラの作業で内部の削り修正、バスバー仕上げ、そして何度やっても手を妬くイーブンラディアス指板の作成でした。

本体ネックの上面Rと指板裏面の接合R面の密着精度出しは本当に何度やってもやっかいです。
しかもネックグリップも新たにオリジナル設計のチューリップ型グリップで、これも結構難しい削り形状です。
従来の構造のままで済ませたくなりますねえ。
でもそれじゃあ楽器としての進歩が無いし、Wラディアス指板構造の音質的な良さやチューリップグリップのメリットも失いますからね。
自分で与えた設計なんですから それに作業者として従うだけです。自分で自分に命令!やれ!

それ以降は来客対応で一日が過ぎました。
明日はさいたま市のNさんのメンテナンス品の出荷予定でおります。

そー言えば、古い友人女性から突然メールが来て「ウチの息子が今ギターに夢中で、何とアナタの事を知っているって言うのよ~」って。  う~ん、リアクションに困るな ( ̄ー ̄;

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経過報告

12/11 ヨコハマ 晴れ 今日も寒いですね~

写真はA さん、M さんのカスタム製作品のネックのフレットファイリングを済ませ、指板専用のオイルを染み込ませている時点でのショットです。ボディの塗膜乾燥を待ちながら周辺の準備も着々と進めています。

もう1本は設定変更の上、あらためて製作しているSTさん用の5弦ヴィオラ。
ペグのロケーション変更とイーブンラディアス指板仕様の為にネック本体に接合したメイプル上面をR 形状加工を済ませたところです。

何よりも楽器に重要なのは設計です。ペグロケーション変更はSTさんとの先日の打ち合わせ時に感じた修正度合いを具体化する為に朝から3時間を要して設定したペグ配置です。
イメージとして掴んだのは1本目の試作品のレンジ設定から全体の定位を30Hz程下げたレンジ設定でした。そのことを考慮した上であらたなロケーション設定を行いました。

こうした作業では漠然と作業を行ってもいい結果は出せないです。
「まず最初に最後在りき」で、最初に作業者に目的地が明確にイメージ出来ていない場合、何度失敗を繰り返してもおかしく無いですね。
何度も過ちを繰り返してる場合や、問題を解決出来ない場合、それはそこに原因が在ると考えるべきだと思います。誰のせいでも無く、自分のせいです。

古典弦楽器達はペグボックスの中に主に縦方向の張力を与えて配置されますが、計算上の理想的な張力配置であっても手前に並ぶ別のペグの位置関係で実際に弦を張った場合に手前のペグに弦が触れてしまう場合も出て来る為に、その点をクリアーしつつ、バランスしたテンションを得られる様にするのが最大のポイントとなります。
正直、簡単な作業では無いです。事実、この位置決めだけに3時間も掛かってますからね。

この設定自体がバランスしていない場合、トータルな音量/音色にまとめる事は不可能となってしまいます。 弦楽器に取って張力設定とは非常に重要な設定なのです。

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経過報告 2名様分

12/10  ヨコハマ 晴れ 気持ちよく晴れてはいますが寒いですね。

本日のメニューは滋賀のHさんのチューンド・ストラトのLCV回路に変更の作業行いつつ、2本のカスタム製作品のボディ&ネックの最終コーティングを済ませました。
@Hさんのストラトは明日の20時に到着予定になっております。お待たせ致しました。

CCR-312はトップがブビンガ材でありフルホロウ仕様ですから内側からも燻煙効果が進みますのでかなり目痩せする為にフラット面にするまでがかなり面倒でしたが、今回で何とか仕上げに持ち込めそうです。 工房の遠赤外線ヒーターはこの2本が現在独占状態です。お二人ともにお楽しみに。

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 手痛いミス

12/8 ヨコハマ 晴れ

今日はビオラニストSTさんの5弦ヴィオラチェック初日。

結果、楽器そのものの完成度の高さは評価頂いたのですが、少なくとも、もう1サイズ上の本体音量とレンジ厚が望みだったと指摘されました。
あちゃ~この段階になってワタシの設定ミスが発覚。( ̄□ ̄;)

但し、5弦のヴィオラでここまでのレベルの楽器はたぶん他に存在しないのでは、との評価は頂いているので後はサイズアップをする必要性だけが残ります。
そもそも古典弦楽器には様々なサイズ設定がありまして、音量音圧やレンジ設定の基本はその本体サイズの影響を大きく受けます。
生音が命の古典楽器はエレキの様にピックアップの仕様でカバーする事が出来ないので本体そのもののサイズ変更を前提でしか対応出来ないのです。ここが生楽器の難しさですね。
この楽器に掛かったここまでの費用も手間ひまも一瞬で振り出しのスタートまで戻されます。

ここでガクッとうなだれていては何の解決にもならないので即アタマを切り替えて、在庫に有った今回より0.25インチ大きなサイズの写真のビオラを早速5弦に作り替える作業をスタートさせました。 既に元のニスを全て落とし、ペグ穴も全て埋木加工を済ませました。写真

これは、こうした失敗した場合のコツと言うか、ワタシの立ち直り術みたいなもんですが、失敗の原因を把握し、修正すべき部分を把握したら、もう今回の損失に付いてはアタマから捨て去ってしまうのです。
損失は損失で仕方が無いからです。とにかく次に成功させる事だけに集中して行きます。
その為にもこうして素早く次の準備をスタートさせて、目標に向かいます。

プロの世界は結果が全てですからね。結果を出すまでお金には成らないのです。
数百万出しても手に入らない楽器を一桁下の値段の楽器で作ってみせる、それがワタシの目標ですから、それが答えとして出せるまで何度でも作り直します。

そもそも、採算度外視の作業のその先に芸術の扉があるんですからねえ。(^o^;)



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経過報告 ベーシストRKさん

12/7 ヨコハマ快晴 今日もカスタム品の塗装です。
最近、地震雲がよく出ています。小振りな揺れが沢山来てエネルギー放出を願いましょう。

ベーシストのRK氏/55B-5用のメイプルネック+ピックガード交換の準備が整っております。
コンサート日程から日にちが無い中での交換作業とリセットアップですので早めのお持ち込みをお願い致しますね。連絡お待ちしてます。

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まとめ報告

12/6 ヨコハマ快晴 いいね! 当然塗装です。

その合間に結局セロギターのトップアーチを仕上げてしまいました。
自分のアタマの中で鳴り響いている完成形にどこまで近づけるか、気持ちはそこにしか有りませんからね、気が付くと作業してる。これこそ、職人の性(さが)だな。

昨日はアーチ削りの等高線プレートをお見せしましたが、今日のセロギターのトップ板の写真に映っている固定治具も無くてはならないものなので専用に作って用意します。
ちなみに、このトップを裏返してインサイドアーチを削るわけです。この治具があるとノミとカンナが安定して使えます。
とは言え、昨日までは本当にこの設計上のサイズ設定でOKなのか?と言う状態でしたが、実際に削り出しをしてみて、これなら問題なくイケると踏んだからこそ、専用の固定治具を作ったという次第です。

皆さんは仮に全てオリジナルでギターをオーダーした場合、数十万でも高い!ってお思いでしょ?

そもそもそこが誤りです。
適当な形だけのものでしたら、そりゃ安く作ってくれる所もあるでしょ。
その代わり完成後の音の保証は、たぶんしてはくれないでしょう。

1本だけ楽器としての完成度の高さも備えたものを製作する場合、まず設計が上がった段階から今回のセロギターの用に様々な製作治具も同時に作るのです。今回のセロギターではネックを除いたボディだけの治具類だけで既に10種類用意しています。ネックの製作治具まで含めますと、その倍くらい必要に成ります。

仮にこうした治具類を自作でなくて業者さんに委託製作してもらいますと1~3万くらいは確実に請求が来ます。大手メーカーさんなどは結構頻繁にそうした外注業者に依頼してます。
なので、大雑把に20種の治具を外注出ししますと20万くらいの予算が必要に成るわけです。
しかもそれは製作サイドの原価コストですからお客さんにはそこに利益を乗せて請求しなくてはいけません。ビジネスですからね。

要するに楽器本体の製作コスト以外にもこうした治具製作代を頂かなくては製作出来無いってことになるのです。ですから1本だけの製作には特に難易度の高い新しい楽器の場合は作り直しも頻繁に起こりますので100万以下では受けたく無いですね。

その楽器も量産する事に成れば話しは別。量産し易い様に設計もやり直して材もまとめ発注してライン生産すれば販売価格は 1/3~1/4 ぐらいまで落ちます。量産するという事はそう言う事なのです。
ちなみにクルマの世界では軽自動車でも最初の試作車1台のコストは数億円すると言われていますね。それを何万台と生産する事で1台が百数十万円のコストまで抑えられるのです。

要するに、極僅かな数の製作品に対して量産品と同じ基準目線で見て貰っては困りますよ、と言う話しでした。これはチューンナップ品でも同じですね。チューンナップ作業は特注仕様で作り替える作業ですから、元のベースになってる楽器の値段を持ち出して、高い!と言われても、それは話しが見えていない人の一方的な判断でしかないです。
それはそもそも、その作業が行える人にしか判断出来ない事なんですから。

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本日2回目

12/5 本日2つ目のブログは、まあ報告でも何でもないんですけどね。

試作中のセロギターのトップのパフリング入れとアーチのラフ削りを行っていました。写真1

こうしてラフな削り加工をしながらおよその高低差が出たところでアーチ形状を型取って残して置くのです。写真2
皆さん良くご存知の山の等高線と同じです。他の職人さんがどんなやり方してるか知りませんがこれがワタシ流。 
こうしておけば、このモデルと同じものを製作する時に治具としても流用出来るのです。
写真3がラフ削りが終わったショット

こうした作業はギター関連の作業の合間にやってるんですが、結局今日の半日弱で等高線プレート作成とトップのラフアーチ削りがほぼ済んでしまいました。
いかんいかん!これじゃ正月の書き初め代わりの削り出しが年明け前に終わってしまいますねえ~ 一旦ここでやめてインサイド・アーチ削りを正月まで残して置かなくちゃ。

先日、後輩がここに見えたおりにその後輩がワタシに「何でも自分一人で作れていいですね~」みたいに羨んでいましたが、ワタシに言わせりゃ、オレは何も製作家になりたくてなったワケじゃねーぞ、と。

ワタシがこの世界に飛び込んだ頃は今みたいにプログラミング・3Dルーターマシンなんてありませんでしたから、何か、こういう楽器を作りたい、と思ったら職人さんに頼むしか無かったわけですよ。
今じゃ、レスポールだろうがPRSだろうが、NCマシンのスウィッチ入れりゃ機械がガンガン加工してくれます。人間はその表面を磨くだけ。

でも職人さんに頼むとなると「そこはそーじゃなくて、こーして欲しいんですけど」とか言うと、
「うるせー事言う奴だなあ~、そんな面倒な事言うんだったら自分でやって見せろよ、そしたらそれと同じ様に作ってやっから!」みたいな感じになるんですよね。

それで「こりゃ自分で作れる様になった方が早いし確実だわ」てなワケで仕方なしに製作全般のお勉強を独学したんです。当時はギター製作学院なんてものも無いし、フェンダー/ギブソンのコピーするのが精一杯なのが国内メーカーの実情でしたからね。
理論的な知識を持ってる人なんて居なくて、楽器の本だって1本もギター作った事が無い人が執筆した本が売られてる程度でしたからね。そんなもん当てに何か出来るもんじゃない。(/ω\)

でも、それが良かったんですね~ 全て自己完結でやるしか無かったですから一から全て自分で時間をかけて研究しましたし、不器用極まりないワタシでしたが、自分で全てやらなくちゃ世界一には絶対に成れない!って肝に銘じて取り組んで来れたわけです。

このセロギターだって自分で製作出来なかったら、それこそヴァイオリン職人にでも図面持ち込みで依頼するしか無いですからね。たぶん100万以上の請求が来ますね。
だったら自分でやった方がいいや、と。

ですから、教えてくれる人や代わりにやってくれる人が周囲に居ないってことは実はとてもいい事なんです。在る意味では一番成長出来る気がしますね。

そんなわけで、実はワタシの場合、仕方なくて自分で様々なものを作れる様に成れちゃった、ってワケです。誰かに教わろう、誰かの真似しよう、なんて事は考えない方がいいよ、って後輩達にも言い続けています。(^ε^)




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経過報告 2名様分

12/5 ヨコハマ快晴

いや~やっと晴れてくれました。助かります。

A さんとO さんのカスタム2本は今年中完成を目標に頑張っております。

今日はトップコーティングをネック共々済ませる事が出来ました。よしよし。いいね!(^O^)


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終了報告 Oさんのミュージックマン

12/4 ヨコハマ 朝からシトシト雨降り 寒いです。

これじゃあ塗装は出来ませんねえ~ よわったな。

写真はシングルPU も全てtmp製に交換して完成させたOさんのミュージックマンです。
もう最初とは全く別物に仕上がっています。音抜けもレスポンスもバランスも これなら誰が弾いても不満など出ないでしょう。追加費用:税込み¥21.000です。

O さん、あらためて確認ですが、お受け取りではなくて ご新居に発送する形で宜しいですね?
ご連絡をお待ちしております。

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経過報告 CCR-312 のMさん

12/3 ヨコハマ さむ~い1日になってます。
薄暗いし湿度も高くて寒いし、まるでバイオハザードの世界みたい? ゲームはしませんけどね。

塗装は出来ませんので今日はトップの最終コーティングに移行出来るMさんのCCR-312 のネックにフレットを打ち込んでボディ共々最終塗装の下準備まで行いました。マッドに見えてるのは表面研磨の後だからです。

こう寒いと外での作業はズシッと身体に堪えますね~特に腰に来ます。ヤバい。もうやめやめ。
これからカスタム製作品の塗装の最終仕上げ段階ですから是非とも晴れて欲しいものです。

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