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金融緩和 遅っ!

や~っと日銀が踏み込んだ金融緩和策を打ち出した。
少なくとも10年遅いって感じがする。

今日も楽器業界では老舗の部類に入る某楽器関連業者さんから、案内のハガキが届いた。来年から別会社に吸収合併されるとの事だった。
ワタシの古くからの友人知人で会社を経営して来た人達も不景気で会社を閉め、今では別な業種職に就いている人が実に多い。夢の継続が非常に困難なのだ。

経済は植物の様なもので生き物なんだと思う。
水をやらなくても、やり過ぎても植物は死んでしまう。
日銀はこれまでチョロチョロといつも足りない量の水しか与えなかった。
やり過ぎると腐ってしまうからって。
でもそれじゃあ金融のプロの仕事とは言えないと思う。土壌に対して充分な水が与えられれば植物はスクスク成長出来るのに、失敗を恐れていつも不足した量の水だけを与えて来たに過ぎない。失敗を恐れ過ぎて仕事をやり切れていない結果が結局失敗に終って来たのだと思う。
いったいここ10年で いくつの植物が枯れてしまったのだろうか。

ちっぽけな個人製作家のワタシでさえ何年も前から材料を買いだめなくては仕事が出来ない。その上に数ヶ月も掛かって魂込めて製作し、運良く買い手が付いてやっと数年間の投資金の1本分だけが回収出来る。こんなシステムでしか仕事が成り立たない職だってこの世界にはあるのだ。
安心して継続する為に銀行からの融資を受けてゆとりを持ちながら経営したいのだけれど、今まで銀行はちっぽけな個人製作家になど見向きもしてくれなかった。

それでもこれまでに様々な独自のアイディアを具体化してきたけど、それらの多くは個人資産で賄って来た。人が遊んでいる時にも仕事を続けて来たその汗が金になったものだ。

ニッポンよ、頼む、これからも世界に誇れる仕事をするから我々の様な弱小な人間にもチャンスを与えて欲しい。みんな実力もやる気も充分あるんだから。

だから政治家も官僚も、日銀も諸々の銀行も、みな国民の為にプロフェッフェッショナルな仕事をして欲しい。

な~んて事を TVニュースを見てたら言ってみたくなった。ドンッ

経過報告 杉並区のHさん

12/20  ヨコハマ 晴れてます。

もう20日ですねえ~ 外での作業の影響でしょうか、身体全体がバキバキに凝ってます。
イノウエ先生の整体治療を早く受けたいですわ。 ( ̄0 ̄; はあ~っ

写真はHさんのフェンダーストラト。昨日の深夜、やっと燻煙処理が終わって全体の煙脂を拭い去ったボディと先ほどフレットファイリングが終ったばかりのネックです。
充分な燻煙処理の効果で もうすっかり木部は出来上がっています。

ちなみに、このネックは今回が最後のフレットファイリングですね。もうフレットが痛んだフレット上面を整えた時点で高さ自体が限界になっております。
勿論、今回の処理で支障を来さない仕上げには持ち込んでありますが、次回は少し捩じれて波打っている指板面の修正を兼ねてのリフレット作業が必要です。

明日には発送出来る様に仕上げる予定でおります。Hさん、もう暫くお待ちを。

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追記:Aさんのピックガードと配線が完成、まだ水磨ぎ前のボディにちょいと乗っけてみました。
差し込む光で派手な色合いに見えますが実際はもっとシックな雰囲気です。

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完成報告 川崎のMさん

12/19 ヨコハマ 晴れ

先ほどMさんオーダーのCCR-312 を無事に完成させました。思えば、真夏からの作業でしたね。
Mさんには長らくお待ち頂きましてありがとうございました。

今回はブビンガ・トップのフルホロウ構造という特殊な設定でなければ形に出来ないご要望でもありました。特に響き方の扱いが難しかったですね。
エレキでは在りますが基本的にアコースティックな響きが重要な設定でして、鳴りがライブ過ぎず、でもデッド過ぎずに程よい生鳴り感と泥臭くも張りが在る響き方をさせる必要がありましたので、ミッドレンジの在り方が重要でした。

結果的に魅力的な楽器に仕上がってホッとしています。さすがにちょっとグッタリ気味です。

Mさん、お受け取りのご予定に関してご連絡をお待ち致しております。

この個体を無事に完成させる事が出来たましたので、今夜はピアノ:宮野寛子さん、ビオラ:田中詩織さん(tmp製の5弦を使用するかも知れません)チェロ:平山織絵 さんのライブに顔を出して来ます。

まあ、ちょっとした自分へのご褒美ってところかな。


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 経過報告 2名さま

12/18   ヨコハマ 晴れ、いや曇りだな

写真はMさんの CCR-312 のセットアップ中のショット。
朝から燻煙処理しながら本体の艶だし研磨を無事に終えてのセットアップ作業です。
もうホントに心臓に悪いったらありゃしない。(;^_^A 明日には取り敢えず完了させる予定です。

もう一枚のショットはHさんのフェンダー・ストラトのベーシックチューン で本体は燻煙2セット目の最中で、今日はピックアップ・アッセンブリーに手を加えています。
元のアルミ・シールドはあまり良いノイズ対策に成りませんので、高級オーディオなどに使用されるノイズ処理専用の銅箔シートに張り替え、回路のメインラインをクライオ処理済みのフラットケーブルに変更してあります。
予定ではピックアップ・ケーブルを全てヴァインテージ・エナメルケーブルに変更する予定でしたが
まずフロントPUのケーブルを付け替える際に確認出来たのですが、元のピックアップのケーブル端子へのPUコイルの巻き付けが甘く、その状態で元の線材を引き抜くとコイル自体を切断する恐れがありましたのでフロントはクリアー出来ましたが、他の2つは危険と判断し大事を取って現状のままで済ませる事に致しました。

古めのピックアップコイルの皮膜は経年変化で痩せ込んでいる為に非常に脆く切れ易く、またシングルPUのケーブルの付け替えは、この端子部分での元の線材を引き抜く際にコイルを切断させてしまう事が一番起こし易いので要注意なんです。
Hさんのストラトは明日3セット目の燻煙処理を行い、その後ネックのフレットファイリングを済ませてからセットアップ予定でおります。お楽しみにお待ち下さい。

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 経過報告 CCR-312 のMさん

12/17 #-2

本日2回目のブログはMさんへの経過報告です。

写真は先ほど水研ぎ研磨が終了した直後に写したショット。ですから表面はマッドな状態。
いや~何年、何度やってもtmpのオールラッカー塗装の研磨は心臓に悪いです。

吹き付け後の塗膜厚はオールドのフェンダーの塗装直後の厚さとほぼ一緒の筈なんですが、燻煙処理によってどんどん生地も塗膜も痩せますので製作スタートから半年近く経過して研磨する頃には半分くらいまでに厚が落ちるのです。
* 半世紀近く経ったオールドの塗装も薄いでしょ?あれだって元はあの倍以上の塗膜はあったんです。それが経年変化とともに薄くなったものなのです。
量産品の多くは下地からポリ塗装が主流ですから年月が経てもそこまでは痩せはしませんけどね。
あれは言ってみれば、薄いガラスで覆われている様なもんです。

まあとにかく、今日は無事に済ませる事が出来てホッとしています。でも、とてもじゃないけど気疲れしてこの後作業をする気になれません。
@このCCR-312 は20日にセットアップ完了予定です。

同じくカスタムのA さんオーダー分の55B-4/TJ は完成が丁度クリスマスになりそうです。
でも、たぶんクリスマス・デートで取りに来れないかな? (^ε^) きっとキミは来な~い 音譜クリスマスツリー

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 終了報告&作業内容報告

12/17 ヨコハマ どんより曇り空 

写真は以前にベーシックチューンした杉並区のKさんのギブソンSG-61 リイシューと、同じく杉並区のHさんお持ち込みのフェンダー・レフティーストラト。

KさんのSGはフレットファイリング、ナット交換作業が無事に終了致しております。お受け取りの日程をご連絡下さいませ。

Hさんのストラトは事前にメール打ち合わせで、あえてベーシックチューンで済ませる事に致しております。
なぜならこの年代のアバウトな加工精度故のアバウトな鳴りの良さを殺さない為に3点止めネックや仕様もそのままに、あえてしっかりした作りにしないで素材のレスポンスを高め、電装系をパーツそのままでピックアップ・ケーブルをエナメル線に変更、主配線をtmp製のフラットケーブルで弾き直す事でレンジ拡張と音質向上を図るプランをHさんに提案させて頂きました。

作業もそのプラン通りに進める予定で、現在既に燻煙処理の効果を高める為に内部の塗膜を飛ばして生地を露出させてから燻煙処理に入っております。

ちなみに、このストラトは特にボディ素材が素晴らしい個体に当たってます。密度感も重量もよく、適度なタイトさと倍音に優れた特性の素材です。こういう材をアタリ材って言うのです。

何度も言いますが、決して派手な木目にだまされてはダメダメ ( ̄ー ̄;
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手応え

12/16 ヨコハマ 晴れ

皆さん選挙には行かれましたか? ワタシは午前中にしっかり投票して来ました。
自分の名前だけを連呼していた議員候補には目もくれず、地元の街頭で理路整然としたいい演説をしていたある党の某候補に投票しました。

今日は週明けからスタートするカスタム品のセットアップ作業の為にも身体をゆっくり休める予定でしたが、偶然目にしたあるTV番組の円空の仏像彫刻を観て、その作品の素晴らしさに感銘して刺激を受けたせいで気付いたら作業をしてました。

写真がその5弦ヴァイオリンのヘッド構造変更作業の続きで、ヘッド側面への接ぎ木とペグボックス内の拡張加工です。
この後、練りに練ったペグロケーションに従ってペグ穴加工へと進めます。
ここまでの設計変更を行わない事にはバランスした張力バランスを与える事は出来ないとの結論が生んだ変更設計と言えます。 

まあ、これでまたしても厄介な作業が増えてしまいましたけどね。
素晴らしい楽器になるのであれば何だってやる、って事です。

新しい試みは製作家がやらなくちゃ、いったい誰がやるんです? v(^-^)v

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指向覚悟

12/15 ヨコハマ 雨降り

最近、本日含め連日の来客がありましたが、幸いカスタム製作品でセットアップ間近のものが塗装の硬化待ちと言う事で、多少時間の猶予が出来ましたので今後の製作テーマの見つめ直しも行えています。

と言うのも、ヴァイオリン族のユーザー対象としているプロの奏者さん達はお若くても幼少よりレッスンに励んでプロの奏者に成られている方達ですので、既にうん百万、中にはうん千万、億と言った価格の楽器を既に所有し演奏活動をされている為にあらたに楽器を欲しがっている方自体が少ないという事を感じているからです。
となると、アマチュア奏者さん対象に楽器を売るしかなくなるワケですが、都内にショップ&工房を構えているわけではないワタシには販路が得にくいんですね。

こりゃ、困ったなあ~このクラッシック系の業界には無名のワタシですから何かしらインパクトのある手だてが必要だなあ~と。

勿論、楽器に対する新たな設計アプローチやクオリティに関しては既にある程度の評価は一部の方々では有りますが頂いてはいるのでその点は時間を掛けて浸透させて行くしかないだろう、と。
でも根本的に既にメイン楽器を所有されている奏者に買って頂く為には販売テクニックではない何か裏付けの在るエレメントが必要だ・・との思考の果てに思い着いたのが、
5弦のヴァイオリンでありヴィオラ、チェロでした。

古典楽器の世界はアマティやストラディバリ、グアルネリなどの300年以上も前の巨匠の作品の模倣が技術的な基礎に成っています。
でもその巨匠達は5弦の楽器を完成させてはいないようなんですね、どーやら。
なので現在入手出来る5弦のヴァイオリンやヴィオラ、チェロも完成度の高いものは非常に少ないという評価に留まっている様子なんです。要するに高い評価を既に得ている巨匠作品と言うお手本が5弦には無い為に誰も確立出来ていないのが現状と言えそうだという事です。

それと同時にワタシは5弦のヴィオラのオーダーを頂戴したり、5弦のヴァイオリンの設定研究を行っていた関係で、5弦の良い楽器が出回っていないのであれば、それを製作のメインにした方が需要的には多い可能性があるのではないだろうか?と。そうある種の結論を得たわけです。

世界最高の5弦楽器、まずはコレでワタシは勝負してみます、と言う、「指向的覚悟」を決めたわけでございます。 試行錯誤の果ての指向覚悟って事です。   
弦楽器の構造設計と成ればワタシの本職ですからね。 (^ε^)


写真は従来の5弦ヴァイオリンをtmp設定に作り替えている最中のショットです。
多くの5弦楽器は5弦としてのバランスを確立出来ていないとの結論から、全て設計を見直して構造変更を行う必要が在ります。まずはヘッド部でのペグボックスの拡張です。
チェロのヘッドスタイルが理想構造に近いので側面に木を継ぎ足してボックス内部の手前部分の拡張が必須なのです。まずここを変更してナット部の理想的な5弦ピッチ幅を確保して、無理無くペグまで弦を延ばせる設計変更が重要です。
そして勿論、弦のテンションバランス設定には命を懸けるくらいの覚悟が必要ですね。


写真1:従来設定のペグ穴全て埋木加工
  2:ヘッド側面に接ぎ木用のエリアを段差加工
  3:新たに側面段差に接ぎ木して側面厚変更  この先、まだまだ作業は続きます。

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市原市のK君へ

12/14 千葉のK君 初めましてt.m.p のマツシタです。

キミがこのブログを読んでるかどうかは僕は知らないのですが、取り敢えず宜しくね。

キミのお母さんとは古い友人です。そしてキミの叔父さん叔母さんにあたる直ちゃんアッちゃんとも同じく古くからの友人です。もう長い間会ってはいないんだけれどね。懐かしい。

中学生のキミがやっかな難病を抱えている事をキミのお母さんからのメールで知りました。
そして今、キミはギターを弾く事に夢中なんだという事もね。

人はそれぞれ様々なものを抱え込んで生きていますが、人より欠けているものを数えるよりも自分の持っているものを大切にして行って欲しいと思います。

ギターと音楽が大好きだというキミに、ささやかながらクリスマスプレゼントを贈ります。
エレキの弦。キミが今張っている弦より少し太いゲージかもしれないけど、この弦で頑張って弾いてみてください。

今はとにかく弾いて弾いて弾きまくって楽器を演奏出来る事の喜びを味わって欲しいと思います。

ではまた。クリスマスツリー ヨコハマサンタより

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個別報告 CCR-312オーダーのMさん

12/14 ヨコハマ 晴れ 今日も寒いです。

写真はMさんのCCR-312 用のサーキットです。MV+LCV+MT/1トグルSW。
ボディの塗膜が硬化しましたら水研ぎ研磨して、そしていよいよセットアップです。

もう暫くお楽しみにお待ち下さいませ。

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