tmpブログ -102ページ目

個別報告 エピフォンのアコギ

4/25 ヨコハマ 晴れ

今日は晴れてくれましたので燻煙も行っています。発注してあった SH さんの5弦ビオラ用の駒がやっと届きましたので早速燻煙です。

今日のメインメニューは写真のエピフォンのP.Mシグニチャーモデルのブリッジ台座段差加工と内部のブリッジ裏面にローズ材を剥ぎ木加工です。
そうすることで浅過ぎる通常のボールエンド位置を適正に修正するだけでなく、その接ぎ木にはブラス板に弦穴加工して弦に直接グランドアースが落とせる様にしてあります。

この t.m.p 独自の設定を施せばもうトップが変形する事が無くなりますし、弦高を下げた設定でも音のコシがしっかり出ますので弾き易い上にサウンドも作業以前より格段に良くなります。

この個体は明日以降の次の段階で、ナットとサドルをWBH(水牛の角)材から削り出し加工とフレットファイリングが施され、最後にLRバグスのM1の取り付け作業へと移行します。この時に弦にグランドアースが落ちている事が生きて来ます。

未処理の個体に見受けられるいやらしいギラ付き感が皆無のノイズレスなナチュラルサウンドをお約束出来ます。

こうした設定は通常の製品に施されている設定ではありませんし、この設定では作るのも余計な手間隙が掛かるわけですが、メーカーの既存製品の設計はそれがベストだから施された設定では無いのです。あくまで量産化し作り易い設定にされているのです。

一般的にメーカー品そのままがベストなんだと思われている方(特に初心者さん)は多いのですが、それは完全に誤りです。なぜなら製造現場で作業しているのはパートタイマーさん達であって手工専門の職人さんではありませんから現場では作り易さが最優先されるのです。
これは極めて当たり前の事です。早い話し、最初からベストな設計では無いという事です。

ですから t.m.p では楽器にはチューンナップが必要ですよ、と呼びかけているのです。
その結果、大勢を敵に回す羽目になるわけであります。 (^0^)

じゃあ、どちらが真の皆さんの味方かと言ったら、それはもうお分かりでしょ?

事実、この設定サウンドを聴いちゃうと もう元には戻れないですよ。(^ε^)

合格出る杭は打たれるが、その杭も出過ぎてしまえば誰も打たなくなる。 詠み人不明

$tmpブログ

終了報告 白金の I さん

4/24 ヨコハマ 曇り空 風強し

また天候が荒れてますねえ~ 穏やかな春はいつなのかな

写真はトリプル・J仕様化と水牛角ナット交換、指板高設定変更作業全てが終了した55B-4です。1枚目が指板高設定変更でネックポケットに接ぎ木加工が終わった時点でのショット。

このカスタムベースはワタシが倍音番長と呼ぶ南ドイツ産のクリスマスツリー材ですから ただでさえ倍音が厚いのですが、トリプル化しただけでなくナットをアフリカウオーターバッファローの角(骨ではないのです、ツノです)作りましたから、音質音色、レスポンス、音抜け、ともにサイコーです。

実はt.m.p では既にナットやサドル材として牛骨の発注を全て中止しています。今後は全てWBH材(水牛の角の略名)に切り替えます。

まあ、どっちも似た様なモンかな?って程度の違いでしたらアレですけどね、明らかにWBHが
弦楽器に向いた音質音色を備えているもんですから迷わず切り替えちゃったわけです。
アコギにもこれまたサイコーのナット&サドル素材です。

そもそも牛骨やサドル素材でポピュラーなのはボーン/骨ですが、このWBHは水牛の角。ホーンはこれまで製品化されていなかったんです。

この際ですから皆さんに呼びかけちゃうかな。
皆さん、ナットやサドルをこのWBHで作り替えましょう!それぞれ単体作業で¥8.000+Tax でお受けします。作業後希望の方は楽器を送って来る際に必ず使用弦を添えてお送り下さいね。

$tmpブログ
$tmpブログ

やっと終了

4/24   深夜 12時を過ぎて日付は既に24日ですね。

つい先程 写真の55B-4の仕込み変更作業で接ぎ木加工が終えたところです。
トリプル・J化に加えて水牛の角ナットへの交換と弦高を少し低めに設定して欲しいとの要望が依頼者さんから追加された為です。

皆さんは弦高を下げたい場合、おそらくサドル高を下げて対応しているだろうと思われますが、それだけではダイナミクス不足を招く結果となる場合が出て来ますので、若干のサドル高下げだけでは対応出来ない弦高変更の場合には、元の弦の走る高さに指板面を近づけてあげる事で結果的に弦高を下げる、と言う作業が必要となります。

要するにワタシがよく言うところの指板高設定の変更と言う作業ですね。

これは、どーでしょう?たぶん通常のリペアーショップでは殆ど行っていない作業だと思われますね。なぜなら本格的に設計を学んだ技術者じゃないと発想に無い作業と思われるからです。

ですから弦高を上げるのは誰にでも出来るけど、音のグレードをなるべく劣化させずに弦高を下げる作業というのはプロじゃないと難しいのです。
まあ、メーカーさんによっては弦高の低さが売り、ってところもある様ですが、その場合あくまで音質に優れ、ダイナミクスが確保出来ている事が前提です。
弦楽器である以上は低過ぎる弦高では必ずダイナミクスも音質もが犠牲になりますので、あくまで下げ過ぎない事が前提なのだと言うことです。

そもそも長く太い弦を張るベースにペタペタの弦高でいい音など求めてはいけないのです。アンサンブルで音の薄い存在感の無いベースになってしまいますからね。
楽器演奏の基本は楽器に奏者の方が合わせる事です。その点をお忘れなく。 参考までに。


$tmpブログ

個別報告 白金の I さん

4/22 ヨコハマ 曇り空

予報では晴れでしたが実際には曇り。でも塗装が出来たのでOK。

写真はt.m.pの55B-4をトリプル・J 仕様に作り替え中のショット。
一度トリプル・J 仕様を弾いちゃうと通常の2マイクのジャズベでは何か損してる気になっちゃうんですよね。こんなに多彩で使える音作りが出来るんですか!って皆さん驚かれますが、この仕様は30年程前に女神工房時代に考案した仕様です。
このベースの所有者の I さんも、たまたまここで置いてあったトリプル J 仕様を弾いてみて即決でこの変更依頼を決意されてました。
ちなみに現在 t.m.p ではベースは4弦も5弦もトリプル J 仕様でしか製作はしていません。

作業工程はボディをバラして2フロント化へと加工し、ピックガード製作とサイドジャック化の加工を済ませています。明日からセットアップ予定です。

例えば、通常のジャズベをこの様にトリプル・J 仕様にするには木部加工とピックガード製作、サイドジャック加工、トリプル・J回路配線プラス追加CTSポット、そして追加ピックアップ(t.m.p 製)などで、およそ6万程の予算が掛かります。参考までに。

$tmpブログ

終了報告:恵比寿のHさん

4/20 ヨコハマ 曇り空

何だか冷え込んでます。まるで冬みたい。

テント作業場の修復で変な体の動かし方をしたせいか、体の変なところの筋肉がつってる。

写真はメンテナンスが終了したHさんのtmp製ジャズベ。あえて元の弦のままにしてあります。
非常にタイトに鳴ってますね。まるっきり60‘sのジャズベみたいです。
Hさん、今回のベース2本は受け取りに来られます?それとも発送で宜しいですか?
ご連絡お待ちしております。

その他、や~っつと塗装修正が終了し、元のトップコーティング段階に戻ったネック3本。
高々トップ面の修正だけでもこんなに手間が掛かるもんなのです。
完成してもコイツら全員赤字だな。(-。-;)

$tmpブログ
$tmpブログ

まとめ報告

4/19 ヨコハマ 曇り空

なんだか小寒い日ですねえ。
昨日ようやくテント作業場のシートを修繕してホットしつつ、本日もバリバリ作業を進めていました。
55B-4トリプルは恵比寿のHさんのメンテナンス作業。一部設定変更済みで既にバッチリ仕上がっております。

以前製作したt.mp-SPはKさん所有のモノで、今回はケーブルターミナルの接触不良の修理でお預かり。無事に音も出て現在ランニングテスト中です。相変わらず聴き入ってしまういい音です。
明日には発送させて頂きますね。

ストラトは東京のYさんのナット交換とフレットファイリング作業。今回はウオーターバッファローのホーンから削り出しでナットを作成しました。
削るとお馴染みの牛骨とは異なる独特の臭いがします。この水牛の角はギター族の楽器に音質がすごくマッチします。ワタシは牛骨よりも好きですね。 
但し、コストが牛骨よりも高くなりますが。 このYさんのストラトは明日ライブがあるとの事でしたので特急便で仕上げました。 Yさん、今回のみ特別ですよ。(^ε^)


$tmpブログ
$tmpブログ
$tmpブログ

経過報告:ビオラのSTさん その他

4/18 ヨコハマ 晴れ 温かいです。

今日は午前中だけの作業で、5弦ビオラのセットアップです。
既に魂柱は立ち、ペグのセットも終了済み。本日はナット作成でした。

通常古典弦楽器のナットは黒檀(エボニー)材から削り出ししますが、今回はアマゾンローズウッドから作成しました。このアマゾンローズウッドは黒檀に次ぐ材の密度を備えている上に黒檀よりふくよかで色艶が勝りますので採用しています。
また、ナットのボトムは通常ですとフラットなネック面にフラットボトム形状のナットをニカワ接着ですが、ワタシの基本設計はラディアス形状構成ですからR状のネック上面に裏も表もR形状の指板を接合しますので、写真でも確認出来る様にナットも同じくR形状のボトム面を備えています。 写真はラディアス形状のナットをニカワで接着した直後のショット。

まあ、ハッキリ言ってその構造故に通常よりも数倍も製作は困難です。
でも他の人がやっていない構造設定で、それが音質面で有効な素養を備えた楽器を作らなくちゃ、ワタシには作る意味ないですからね。

それを奏者さん達が受け入れる、入れないは各自の判断に委ねます。でもこうした新しい構造は製作家が具体的に形で示す以外に判断の手だては無いですから、まずは受け入れられまいが形にして行く事が重要です。
少なくともワタシはこの構造こそ古典弦楽器にはベストだと考えています。

ストラディバリやガルネリ その他の名立たる巨匠がやっていなかった事だから、それは意味が無いとか不要だ、なんてワタシはコレっぽっちも思っていません。
t.m.p のギター達だって、ギブソンやフェンダーとは異なる設計だからこそのサウンドですしね。

誰かのコピー設計をするくらいなら、この仕事はとうの昔に辞めてますしね。
まだお仕事を依頼下さる方々がいらしゃるので もう暫くは続けます。(^ ^)

さあ、午後からはテント作業場のシート張り替えです。
突風や台風なんかに壊されない様にしなくちゃね。

$tmpブログ

お知らせ

4/17 ヨコハマ 曇り空

今日もけっこう強い風が吹いています。
実はここのところの強風でテント作業場を覆っているシートが裂けて雨が作業場に吹き込んで来る様になってしまいまして、今日も強風でシートの裂け目がどんどん広がっています。台風

このままでは中の機械工具や高価な素材まで痛んでしまいますので、ウエットシーズン前に修復をしなくてはいけません。そこで今日、明日は作業を全面的にお休み致します。

作業上がりをお待ちの皆さんにはご迷惑をお掛け致しますがご容赦下さいませ。m(_ _ )m 波

今日の t.m.p

4/16 ヨコハマ 晴れ

今日は来客対応と写真のネック3本のやり直し作業。
ロゴを入れる直前まで進める事が出来ましたが、ほぼ1日掛かり。
まあ、ロゴは 別になくてもいいんですけどね。

その他、いろいろやってますが、New-CCR の試作ボディ(極上のホンマホ)にセルバインディングを施しました。この個体には現在設計中の新しいトレモロをマウントしてやろうかな、と思ったりしています。

しかし、最近は突風がすごくてテント作業場は半壊するし、塗装はメチャクチャにされるしで散々ですねえ~ もうその突風もおさまりそうですが。

でもまあ、そうそうウマくいかない事もあるから人生楽しくもあるんです。わはは (^ε^)



$tmpブログ
$tmpブログ

終了報告 その他

4/15 ヨコハマ 晴れ

暖かな日の様です。風も強く無いし。

写真のTELESA のホロウモデルは白金の I さんの指板設定変更に伴うリフレット作業が終えたばかりでのショット。本当に色艶たっぷりの魅惑のトーンを備えていますね。ご本人も大好きな1本といつもおっしゃっています。別件チューンのエピフォンのアコギはまだ終了出来ていませんが、取り敢えずこのTELESAは無事ご要望通りに作業を終えていますのでご報告致しておきます。

本来ですと、このTELESA の作業はあと2週間程掛かる予定でした。早く上がった理由は、もう1枚の写真のネック達が最後のクリアーコーティング直後に突然吹いた突風でヘッド面に砂ホコリみたいなものが付着してしまった為に再塗装の羽目に陥ってしまった為に作業が繰り上がったからです。

塗装行程の最後の最後にやり直しというのはなかなか精神的に堪えます。
「仕方ない、やり直しだな」とつぶやきつつ、けっこうダメージを受けたりしてね。
取り敢えず、トップ面の剥離作業から再スタートです。

ボディカラーとのマッチング塗装は剥離から行った場合、2万円程は頂かないと行えない作業ですから作業工賃で換算すると3本で6万円程の利益が一瞬の突風の為にすっ飛んで行った事になります。
要は失敗したワケですからソレを販売価格に上乗せするワケにはいきませんから、この場合モロ赤字ってことですね。こうした屋外塗装ならではのトラブルの為にやり直す事は結構頻繁に有ります。この様に屋外塗装のリスクは非常に大きいのです。

若きクラフツマン志望の方々に申し上げておきますが、なるべく屋外塗装をしなくてはいけない環境下での作業は避けた方が賢明です。非常に苦労が多いですから。

そんなわけで、引退を間近に控えつつも、未だに ちゃんとした作業場の中で仕事をしたい、という気持ちには変わりありません。

$tmpブログ
$tmpブログ