敵を潰すには

今日は現行システムの全面的リプレースを行う開発案件のソリューション基盤領域のサポートでお客さんとの打ち合わせに参加した。4月中旬から毎週行っている打ち合わせである。

この開発案件では普通アプリケーション基盤はうちのフレームワークを使用するのが普通の流れなのだが、お客さん側がとあるSIerとつながっていたため、そのSIerが持っているパッケージを対抗馬としてあげられてしまっていた。

うちのフレームワークと某SIerが持ってきたパッケージを比較した上でどっちを採用するかを決定する、という正論に沿って比較項目などを整理してきたが、結果として出来レースの可能性が否定できない状況にある。

当初の状況としては明らかにうちが不利なのははっきりしていたので、うちとしては完全に直球勝負で戦略を練ってきた。当初は2段階での比較を行い、1段階目では製品の絞り込み、2段階目で詳細な比較分析を行う流れになっていたが、うちでは明らかに形だけの1段階目をふっ飛ばして2段階目の比較項目を詳細なレベルまで深度化させてお客さんに提出した。

結果としては明らかに不利だった状況がちょっとイーブンに近いレベルまで上がったかな程度ではあったが、某SIer側はかなり面喰った状況になったっぽい。

うちはこのまま直球勝負で行く事とし、今日の打ち合わせでは某SIer側が2段階目の評価項目をうちが先週出した評価項目をマージして出してくる事になっていたが、明らかに向こうが不利になるような項目はマージしてこなかった為、あらゆる観点から比較の進め方や内容に対して指摘をぶつけ、結果としてうちが出した比較項目をベースにさせて比較を進めるところまでねじ込んだ。

今日の状態で完全に立場がひっくり返った状況になった。まぁ向こうのコンサルがイケてないというのを差し引いても、なんとかうまくいっている状況になってきている。これで比較結果が向こうに倒れても、明らかな出来レースだったという事は誰にでも分かる状態にあるので、そう簡単に向こうに倒れる事にはならないだろう。

まだ最終的な決着はついていないが、今回は明らかに向こうがお客さんに取り入った事が油断させる結果となって戦略が甘くなった事と、打ち合わせでの喋りの巧さがモノをいった感じだった。まったくもって喋りがイケてないコンサルほど使えないモノはない・・・

波に乗れない日

昨日飲んでしまった疲れなのか、子供の風邪がうつったからなのか、今日はイマイチ仕事の波に乗れない日だった

仕事の波に乗れないと、全てにおいて否定的にモノを捉えてしまいがち・・・

明日は午後が2つの打ち合わせで仕事の進みが思うようにならなさそうな感じだが、それこそ仕事の波に乗ってサクサク進めるようにしないと、来週がまた辛くなる。

今日は早く寝て明日に備えねば。

そういや今日は会社の先輩のとこで子供が産まれたそうな。

とてもめでたい日だったのに、なぜか疲れた・・・

芸術の世界

最近仕事の話題ばかりなので、たまには違うネタを。

今日インターネットを見ていてふと気付いたのだが、サントリー美術館で1周年記念となる『ガレとジャポニズム』という展覧会をやっていた。ちょっと気づくのが遅くて5月11日までだった。さすがに行く時間はないか・・・

ガレはアールヌーボー期に活躍したガラス工芸の芸術家であり、もともとはガラス工場を経営する事業家であり、植物学者であった。

仕事が忙しい時こそこのような芸術に触れ、気分転換するとともに、また違った角度で仕事に対するこだわりを持った人の仕事っぷりに触れるのもいいのではないだろうか。

私は学生時代は鉛筆・コンテでのデッサン、彫刻、デザイン画を得意としていたが、ガレのガラス工芸を見ていると、独特の世界観に目を奪われる。このセンスは本当にガレ独特の世界だ。何かを突き詰めていった先にある独特の世界観ならではの魅力だと思う。

まぁ残念だったのは見に行けなかった事とともに、行ければついでにミッドタウンも散策できたのになぁ、ってところだ。子供がもうちょっと大きくなったら1度行ってみたい。

連休中のテンション

仕事が忙しい時ほど連休中に仕事の時のテンションをどこまで維持するか色々考える時が多い。最近は忙しくても休みの日は完全に仕事の事は忘れるようにしているが、2日以上の連休になると、逆に仕事の事を考えてしまう事がある。

挙句の果てには連休中にこの辺りまで仕事を進めておこう、なんて考えてしまう事もある。だいたいが連休中に仕事の事を考えたり、テンションを維持したりしてても連休明けの仕事の入り方が変わるかというと、まぁほとんど変わらないだろう。だったら休まず仕事をした方がいいし、そうするべきだろう。

昔は連休中もたいてい仕事をしていたが、いつの頃からかそれではダメだと気づいた。年齢・経験関係なく、ワーカーホリックな人ほど普通にその点に気付いていない人が多い。

さて、連休明けはどのように仕事に入っていくか。

それだけ考えておいて、あとは仕事の事を忘れるべきだろう。

直球勝負

5/2の金曜は夕方客先で打ち合わせがあった。

そのシステムは客側とうち側で全くスケジュール・手続き的な面で認識のズレが激しく、客側のシステムを統括する部門も全く調整できていない状態になっている。しかも客側の業務主管は某N社に業務コンサルを依頼しており、それがまたスケジュール・手続き的な認識のズレを大きくしている。

そしてアプリケーション基盤に何を採用するかでかなりもめている状況になっている。うちは当然うちのプロジェクトが展開している社内標準のAPフレームワークを軸にした提案をしていく予定なのだが、客側は某N社が持っているパッケージを使用させたいという思惑を持っている。

うちとしては淡々とやるしかないのだがとりあえず某N社を叩き潰す想定で、かなり詰めた資料を前倒しで2日の打ち合わせの場に持ってきた。徹底的に詰めて、詳細にうちのAPフレームワークの客側視点での比較をすべき項目を洗い出し、内容的にもかなり深掘りした資料を説明したところ、客側の業務主管の課長はかなり理解を示してくれた雰囲気になった。

その後、前に厳しい研修を一緒に受け、現在は客側にいる人から聞いた話では、客側の業務主管の課長は金曜の遅くにシステムを統括している客側のプロジェクトに連絡を入れたところ、「xxx社（うちの会社）の人達はかなりレベルの高い仕事をしてくれていた。素晴らしい、助かった」という旨の連絡が来たそうだ。

正直この案件は状況的に相当ヤバイ。それでも客側の業務主管の方々には正しい状況と内容を把握してもらい、某N社は徹底的に叩き潰して状況を少しでも改善させていきたいとは考えている。私はこの案件でこの2つの改善をする際、ガチの直球勝負でいった。相手に手の内を見せるか否かで若干議論があったのだが、某N社には負ける気がしないのでまずは課長に目をつけて直球勝負で行った。

そんな中で直接ではないにしろ、お礼の言葉を言われるとかなりうれしい。明らかに業務主管の方々は某N社べったりの人ばかりなのだが、若干でも冷静な目で評価してくれる状況に1歩近づいたような気がする。

裏方の寂しさ

今日はいくつかの大規模システムが無事サービスインした事に対する大々的な慰労会があった。うちのプロジェクトもアーキテクトとして色々な側面で関わってきたので、お誘いを受けたのだが、忙しくて行ける状況ではなかった。

多忙なため、というのが1番の理由ではあるが、システムの主管プロジェクトではないので、大きな顔をして出席するのも気が引けるというのもある。うちのプロジェクトはアーキテクト部隊ではあるが、特定のプロジェクトに1人が1人工突っ込む訳ではなく、複数プロジェクト掛け持ちで仕事をこなしていかなくてはならないため、主管プロジェクト側からは開発メンバーの一員としては見られないケースが多い。

我々が開発に参画する事でアーキテクチャー・技術面はもちろん、プロジェクト自体のコントロールまで行うケースまでこなし、これまで失敗したプロジェクトはない、という実績はある。だが、やはり主役は主管の開発プロジェクトなのである。

開発現場を渡り歩いてアーキテクトの役割をこなしていく事にやりがいを感じるが、こういう場面に遭遇すると、若干の寂しさを感じる事は否めない。。。

逆にプロジェクトが失敗すると、お前らが支援に入ってて何やってんだ、と刺される事は目に見えている。自信を持って仕事をこなしていける反面、なかなか因果な役割な気がしなくもない・・・

他人事にキレる

今日は今抱えている開発支援の案件の打ち合わせがあった。開発案件を抱えている主管プロジェクトからはリーダー（マネージャー）とサブリーダーの2人が来たのだが、客側と色々もめていてちっともうまく進められてないにも関わらず、この2人は当事者意識ゼロ。他人事のように好き勝手しゃべる。思わずその口にプロジェクター突っ込んでやろうかと思った。

そんなキレっぷりを上司はよく見ており、打ち合わせが終わった後に「相当キレてんだろうなぁ、と見ていてよく分かったよ」と言われてしまった。こちらからは上司（リーダー）と私（サブリーダー）、次長の3人が打ち合わせに参加したのだが、うちの部の次長の大人っぷりに助けられた感じだった・・・

なぜあそこまで当事者意識を持たなくて平気なのか不思議で仕方ない。開発側と客側でスケジュール間のズレは4ヶ月以上、客側にいる業務コンサルの某N社には好き勝手やられ、これ以上ないほどぐちゃぐちゃな状態。

うちの部が主管ではない以上、うちが相手を丸め込んでしまう事もできず、主管プロジェクトを操りながら事を進めるしかない・・・

なんか今日のブログは愚痴だけで、今回の問題を知っている人以外にはとてつもなくつまらない内容になってしまった・・・久し振りのひど過ぎる状況に呆れ果てた。。。

見極め

基本的に仕事は見極めが大事だと思っている。

たいした技術が無くても全てにおいて見極めがうまければ、なんとかなるケースは比較的多い。またゼネラリスト系においては見極めのセンスがモノを言う場面は多いはずだ。

見極めは勉強して身に付くモノでもなく、全ては経験と実績の積み上げからのノウハウとセンスでしかないと思っている。スペシャリストであり、ゼネラリストでもある。また技術系が強く、マネージメント系も強い。そんなバランスに優れたタイプは往々にしてこの見極めのスキルが高い。

自分的には見極めのセンスは低い方ではないとは思うが、仕事をしていく上で常に意識しておきたいと思っている。どんなケースにおいても間違いなく必要になるセンスでありスキルであるはずだ。

ちなみに私は車の見切り・見極めに自信がある。今停めている駐車場は右側の壁にべったりと寄せないといけないのだが、確実に1センチ以内に寄せている。ドアミラーと壁の間は手のひらすら入らない。

仕事でもこのぐらいの見極めのセンスを発揮していきたいもんだ。周りから見ると危なっかしいという感じもするかもしれないが、危なっかしいと思われないほどのレベルを認知させられるぐらいの力が必要なのだろう。

会社にしがみつく人達

仕事をしない・仕事ができない、というのに会社にしがみつく人は多い。そりゃ生活がかかっているんだから本人からしてみれば当然だろう。だが死ぬ気で仕事をし、しっかりした成果を出した上で自分自身も成長させていっているような人から見れば、「なんであんなのが給料もらえるんだ？」と感じる事も多いだろう。そして会社を支えているきっちり仕事をしている人のモチベーションは下がる・・・

経営観点から見ると会社にしがみついている人をほっとく事はデメリットしかないだろう。しかも思いのほか影響範囲は大きい。だが法律の観点からはそう簡単に辞めさせたりはできないのが実情だ。

シビアな会社ほどこの問題に対しては、常に厳しいノルマや仕事を課してふるいにかけて落としていくような手を使ってなんとかしているような感じではないだろうか。

なんか最近この手の問題でストレスがたまる。。。

最近転職を考える時はこの手の問題がきっかけになる事が多い。。。

どうせ転職してもこの手の問題が解消される訳ではないのだが。。。

仕事と育児と共働き

明日から奥さんが職場に復帰し、子供を保育園に預けての共働きがスタートする。うちの会社では子供を保育園などに預けて共働きをしている人が多い。子供がいる場合に出社・退社時間などを考慮してくれたり、基本的に残業をしないようにするなどの配慮が比較的行き届いているようだ。

ただそれでも保育園に預けて仕事をする場合、6時までに保育園に行く事はかなり厳しいはずなので、通勤時間がどれだけかかるかが非常に大きな問題となってくる。うちはまだ通勤時間が30分ちょっとなのでまだマシな方だが、1時間以上かかるとなかなか難しい。誰かが代わりに保育園に迎えに行くようにしないと、現実的ではないだろう。

明日から今まで以上に頑張らなくてはいけない。家庭でも仕事でも。