~岩佐美咲さんの歌う風の盆恋歌~2018柏、4thソロコン、音曲堂、2021演歌の花道より  | KONCHAN 音楽プロデューサ-のよもやま話

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BSテレ東演歌の花道より引用

~岩佐美咲さんの歌う風の盆恋歌~

 

岩佐美咲インスタグラムより引用しました

岩佐美咲チャレンジキャンペーン 風の盆恋歌初歌唱

新星堂カルチェ5柏店 2018年1月19日

 

新星堂カルチェ5ンツイッターより引用しました。

2018年1月19日は新星堂カルチェ5柏店で岩佐美咲第22回チャレンジキャンペーンでした。千葉県出身の岩佐さんにとって月一で柏でのキャンペーンを行うことは大変な喜びでした。毎月ここ柏に来るのを楽しみにしていました。私も千葉に住んでいるので柏でのチャレンジキャンペーンはほぼ皆勤賞でした。そしてこのイベントが楽しみな理由は岩佐さんが今迄に歌ったことがない曲を初披露することです。毎回どんな曲が飛び出すかワクワクしながら参加させていただきました。

新星堂カルチェ5ンツイッターより引用しました。

岩佐さんもこのキャンペーンのためずいぶん練習されててこられるようでした。岩佐さんにとってもファンの方にとってもそれほど重要なルーティンだったのです。このイベントで歌われた曲はソロコンで歌われたり、CDに収録されたり、岩佐美咲の歌手活動においても起点となるイベントだったのです。2018年最初のチャレンジキャンペーン曲として選ばれたのが、石川さゆりさんの「風の盆恋歌。でした。

風の盆恋歌は1989年に発売。高橋治の小説『風の盆恋歌』をモチーフに、なかにし礼はこの曲の歌詞を書き上げた。「おわら風の盆」を扱った富山市のご当地ソング。この曲で、1989年末の「第31回日本レコード大賞」最優秀歌唱賞などの音楽賞を獲得、紅白歌合戦でも歌唱された。おわら風の盆は、富山県富山市八尾地区で、毎年9月1日から3日にかけて行われている富山県を代表する行事。越中おわら節の哀切感に満ちた旋律にのって、坂が多い町の道筋で無言の踊り手たちが洗練された踊りを披露する。艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊り、哀調のある音色を奏でる胡弓の調べなどが来訪者を魅了する。おわら風の盆が行なわれる3日間、合計25万人前後の見物客が八尾を訪れ、町はたいへんな賑わいをみせる。2006年(平成18年)に、「とやまの文化財百選(とやまの祭り百選部門)」に選定されている。

風の盆恋歌は三木たかし先生作曲。おわら風の盆の洗練された踊りの情景、艶やかで優雅な女踊り、、哀調のある音色を奏でる胡弓の調べな祖の要素が滝美に取り入れられて、非常に洗練された大人の恋模様を描く、情緒豊かな曲になっている。詞の内容もなかにし礼さんらしく、大人の女性の心情を朗々と語っていると思います。岩佐さんにとっては初めて歌う曲であることもそうですが、、当時22歳の彼女にとっては大変な挑戦の曲だったに違いないと思われます。本人もこの時のMCで挑戦の曲であることをおっしゃっていたと思います。

岩佐美咲インスタグラムより引用しました

そして歌唱となって、まず彼女の歌い方を聴いて大変な衝撃だったった事を覚えています。岩佐美咲の歌の中でこんな歌い方を聴いたことがない、ゆったりと間をとりながら情感豊かに歌い上げる。初めて歌うという喜びもあるだろうが、感情がダイレクトに表現されていて、彼女の歌を聴いた中でこれほどの衝撃を受けたことはないと思うほどインパクトがある曲でした。あとで述べますが、今では彼女も成長してより大人っぽい歌い方をするようになるのですが、このころの岩佐美咲は若さもあり、この歌うことの意味をどれほどの感動をもって受け止められていたか、そのことがよくわかる歌唱だったように思います。

上記は2018年2月の写真です

岩佐さんこの時はシャンシャンの観覧も当選されたみたいで、MCでそのこともお話しされていたでしょうか?パンダが好きで動物をかわいがる女の子らしい一面と、風の盆恋歌を歌う大人の女性としての一面と結びつかないようで、どうにか重なる不思議な印象で、この日は風の盆恋歌を歌う岩佐美咲の歌唱の余韻が残って、とても印象的な曲になったのです。岩佐さんこういう本格的な演歌を歌わせても十分に歌いこなす、彼女の歌手としての許容量の大きさに改めて感心したものでした。その後柏でのチャレンジキャンペーンは工事のため行われなくなり、コロナの影響もあってか今まで再開されていません。また再開される日を切に願うものであります。

上記は2018年6月の写真、徳間ジャパンツイッターより引用しました。

 

セットリスト

新星堂カルチェ5柏店 2018年1月169日 13:00~
 1.鞆の浦慕情  2.風の盆恋歌  3.銀座カンカン娘  4.鯖街道

上記は2018年6月の写真、徳間ジャパンツイッターより引用しました。

 

以下の画像はDVD岩佐美咲コンサート2018~演歌で伝える未来のカタチ~より引用させていただきました。

 

岩佐美咲の考える~演歌で伝える未来のカタチ~

コンサート2018より 2018年2月4日

 

ここからは2018年2月4日に行われた岩佐美咲コンサート2018~演歌で伝える未来のカタチ~における「風の盆恋歌」の歌唱についてです。この時の「風の盆恋歌」はファンの方たちにとっても伝説の歌唱として語り継がれています。このパートは第一部、第二部とも冒頭2曲の後の前半でした。このコンサートの「風の盆恋歌」を語るにはその前後からお話ししなければなりおません。岩佐さんのその時のMCから始めましょう。「続いてチャレンジキャンペーンで初めて歌わせていただいたカバー曲を2曲歌います。まさにチャレンジングな曲ではないかと思います」坂本冬美さんの「火の国の女」、石川さゆりさんの「風の盆恋唄」を歌いました、

彼女にとって大人の深い男女の関係を表現するのは大きな挑戦です。こういう曲を歌うのはアイドル時代にはなかった事だし、「風の盆恋歌」のようにしっとりと微妙な間合いの取り方を必要とする曲は非常に難しいし、経験も必要です。しかしながらこの2曲は、このコンサート全体を通しても、彼女の内面性と歌唱力を存分に示した絶品の出来栄えであったと思います。特に「風の盆恋歌の歌唱は完璧。本人終了後のコメントでもこのパートの歌唱はうまくできたんじゃないかとおっしゃられています。「風の盆恋歌」については第二部のところでも述べさせていただきます。

「次の楽曲は鯖街道の北の起点、福井県小浜市の歌、若狭の宿を歌わせていただきます」。続いて森昌子さんの「越冬つばめ」、都はるみさんの「北の宿から」を披露。この2曲も言わずもがなの名曲、岩佐さんよく言われることですが、オリジナルの歌手の方をリスペクトしつつ、彼女なりの表現を加えて歌う。歌うごとに考えも深まり、自分の歌のように素晴らしい歌い方になったと思います。

「チャレンジの曲を2曲歌わせていただきましたがいかがでしたでしょうか?。23歳になり大人の女性としていろんな曲を歌えるようになりたいと思って選びました。AKBに入ったころ恵比寿にレッスンスタジオがあって、そのころを思い出しました。柏でチャレンジキャンペーンもやっていますのでぜひ見に来てください。千葉から来た人?新幹線できた人?どこからがいちばん遠いんですかね。北海道から来た人?遠いですよね。北海道と沖縄でゃンペーンしたことがないので今年の目標としてそこでキャンペーンやりたいです。四国も行ってないんですよね。まだまだ行っていないところでやりたいです」

「3曲ともCDのカップリングで歌わせていただいたり、リクエストカバーズと美咲めぐり第1章とカバーアルバムに収録されています。カバーアルバムを出してもう2年になります。たカバーアルバムを出したいので応援よろしくお願いします。物心ついた時から歌手を目指していた私になって夢のようなことが起こっていてこれも皆さんのおかげだと思っています。CDを出させていただくこともコンサートをさせていただくことも、皆さんと一緒に夢をかなえていく年にしたいと思います。歌わせていただく曲はどれも思いれがあるんですけど、その中でもデビュー曲は時別な曲で、「無人駅」何回歌ったんだろう。数えてくれてる人います?300回?数えててくれたの、すごい。それでは聴いてください、無人駅」と2012年2月1日発売のデビュー曲「無人駅」を披露しました。

 

そして第二部の歌唱についてです。「今日は待ちに待った4回目のソロコンサート、昼と夜二公演やらせていただいています。皆さん都合をつけていただいて私の歌を聴きに来てくれることをうれしく思います。皆さん岩佐美咲のコンサートに来てよかったな、明日から頑張れそうと言ってもらえるコンサートになればうれしいです。AKBを卒業し2年、同じく演歌歌手としても2年たち、本格的にいろんな歌に挑戦させてもらって、歌えるようになっていきたいです。新しい私がこんな風になっていくんだなあというのを感じてもらいたいと思って、こんなタイトルをつけさせてもらっています。セットリストの中にもチャレンジの曲を含んでいいます。23歳になり大人の女性としていろんな曲を歌えるようになりたいと思って選びました」

このあとがこの公演の趣旨たる「演歌で伝える未来のカタチ」を表現した「火の国の女」「風の盆恋歌」2曲を歌いました。ここから演歌数曲は昼の部と同じセットリストですが、前半にこれら内容の深い演歌を持ってきたことは、岩佐さんの考える演歌のカタチへの挑戦の意思の表れだと思います。「この2曲は自分にとってもチャレンジの曲で、すごく難しい楽曲ではあったんですけど、情熱的な「火の国の女」と「風の盆恋歌」はしっとりとしたメロディーの中に強い意志が入って難しい間があったり、23歳になって大人の女性の歌を歌いたいと思って選びました」。そのあと上野のパンダシャンシャンを見る券が当たったことをお話ししていました。「すごいかわいかったです。23歳になってぱんだ、精神年齢が追い付いていないと思いますが、徐々に大人になっていく私をあまり期待しないで見ていてください」昼の部と同じく「若狭の宿」と「越冬つばめ」、「北の宿から」歌唱の後「今回は演歌を皆さんにお届けしたいなと思って、今までになかったしっとりとした曲を前半に歌ってみました」

ではこの時歌った「風の盆恋歌」は奇跡的な歌唱でした。チャレンジキャンペーンで歌ってから間もない時期にこれだけこの歌を自分のものにできたことは、彼女の才能以外の何物でもない、それほど天才的といっていい歌唱の仕方でした。音程、間の取り方の取り方表現の仕方、柏で最初聴いた時以上に感動的な曲に仕上がっていました。特に表現の仕方はより進歩したと思います。若い日の美しい・・・私を抱いてほしかった・・・曲の後半のところで情感が高まり、前に出てくる感情が心に突き刺さってきたし、それでも押しつけがましくくない、素直なところもあって、しっとりとした特別なな美しさをたたえた絶品の出来栄えでした。なぜこの時うまく表現できたかというと、コンサートという特別な場で、お客さんから受けるエネルギーが、より次元の高い表現に寄与していたと思われます。岩佐さんその空気をうまく取り込んで、自分の高まる感情をうまく消化していたからだと思います。とにかくこの時岩佐美咲が歌った「風の盆恋歌」は皆さんの心の中に深く刻まれる思い出深い歌唱になったと思います。

 

 

2018年のコンサートを振り返り

 

今回も盛況だったソロコンサート、演歌歌手岩佐美咲の限りない可能性と底力をみたコンサートでもありました。私にとっても新たな発見もあり、岩佐美咲さんの人間性にも触れることができて夢のような時間でした。本人によると、昼公演でおしゃべりしすぎて30分も押してしまったり、ギターを間違えたり、反省点ばかりを口にしていましたが、同時に一日2公演、カバー曲では今の自分の力を出せて、やり切ったという満足感もあったようです。岩佐美咲さん、成功の為に尽力されたスタッフの方々、駆けつけていただき、熱いわさみんコールでいつもささえてくれるファンの皆様、本当にありがとうございました。岩佐美咲の目指す演歌で伝える未来のカタチはいかがなものでしょう?一演歌歌手としては本人も言うとおり、今回試みたように、様々な曲に挑戦し、特に大人の女性としての女心を歌うような本物の演歌歌手。奇をてらうことなく本物の価値を生み出し、末永く皆に愛される国民的歌手。23歳になり大人への階段を登るとき、彼女の演歌に対するますます愛情は深まっているといえます。


その後2019年からは「恋の終わり三軒茶屋」から「右手と左手のブルース」へと歌謡曲路線に突き進むのですが、岩佐美咲が目指す歌の方向性は変わらないと思います。最近では大人の雰囲気の歌を歌う時にももより表現力豊かになり、本物感も出てきたと思います。演歌や歌謡曲、ポップスなど幅広い曲を歌いこなすことができるのは紛れもなく、岩佐美咲が才能のある歌手だということにほかなりません。幅広いジャンルの音楽を歌いこなしつつ、岩佐さん自身の人間の幅も広げ、自分の個性を見出してほしい。タイトル「演歌で伝える未来のカタチ」にあるように、今回のコンサートはまさしくそういう彼女の歌の方向性を示したコンサートであったのだと思います。現在こういう状況ではありますが、皆様もぜひ岩佐美咲の歌に触れていただいて、応援していただけたら嬉しいです。皆様本当にありがとうございました。

 

 

第2部セットリスト 18:00~

01.初酒(岩佐美咲/2015)
  作詞:秋元康/作曲:早川響介/編曲:野中“まさ”雄一 
02.ごめんね東京(岩佐美咲/2016)
  作詞:秋元康/作曲:福田貴訓/編曲:野中“まさ”雄一
MC1 
03.火の国の女(坂本冬美/1991)
  作詞:たかたかし/作曲:猪俣公章/編曲:京建輔
04.風の盆恋歌(石川さゆり/1989)
  作詞:なかにし礼/作曲:三木たかし/編曲:若草恵
MC2 
05.若狭の宿(牧村三枝子/1973)
  作詞:阿久悠/作曲:猪俣公章
06.越冬つばめ(森昌子/1983)
  作詞:石原信一/作曲:篠原義彦/編曲:竜崎孝路
07.北の宿から(都はるみ/1975)
  作詞:阿久悠/作曲:小林亜星/編曲:竹村次郎
MC3 
08.無人駅(岩佐美咲/2012)
  作詞:秋元康/作曲:久地万里子/編曲:野中“まさ”雄一

岩佐さんからのメッセージタイム
<ドレスで登場>
--- ラウンドコーナー撮影OKタイム---
09.かもめが翔んだ日(渡辺真知子/1978)
  作詞:伊藤アキラ/作曲:渡辺真知子/編曲:船山基紀
10.わたしの彼は左きき(麻丘めぐみ/1973)
  作詞:千家和也/作曲・編曲:筒美京平
11.年下の男の子(キャンディーズ/1975)
  作詞:千家和也/作曲・編曲:穂口雄右
12.冬の稲妻(アリス/1977)
  作詞:谷村新司/作曲:堀内孝雄/編曲:石川鷹彦
13.ペッパー警部(ピンク・レディー/1976)
  作詞:阿久悠/作曲・編曲:都倉俊一
--- ラウンドコーナー終了 ---
MC4 グッズ紹介
--- 弾き語り開始 ---
14.歌舞伎町の女王(椎名林檎/1998)
  作詞・作曲:椎名林檎/編曲:亀田誠治
15.ヒロイン(back number/2015)
  作詞・作曲:清水依与吏/編曲:back number&小林武史/ストリングスアレンジ:小林武史&四家卯大
16.心の旅(チューリップ/1973)
  作詞・作曲:財津和夫/編曲:チューリップ/弦管編曲:青木望
--- 弾き語り終了 ---
MC5 奥長良川名水の話等
17.わたしの城下町(小柳ルミ子/1971)
  作詞:安井かずみ/作曲:平尾昌晃/編曲:森岡賢一郎
18.グッド・バイ・マイ・ラブ(アン・ルイス/1974)
  作詞:なかにし礼/作曲:平尾昌晃/編曲:竜崎孝路
MC6 
19.空港(テレサ・テン/1974)
  作詞:山上路夫/作曲:猪俣公章/編曲:森岡賢一郎
20.もしも私が空に住んでいたら(岩佐美咲/2013)
  作詞:秋元康/作曲:重永亮介/編曲:野中“まさ”雄一
------ 本編終了 ------
過去のオリジナル曲MV映像
--- アンコール ---
EN1.佐渡の鬼太鼓(岩佐美咲/2018)
  作詞:秋元康/作曲・編曲:未発表
MC7 
EN2.鞆の浦慕情(岩佐美咲/2014)
  作詞:秋元康/作曲:宮島律子/編曲:野中“まさ”雄一
EN3.鯖街道(岩佐美咲/2017)
  作詞:秋元康/作曲:福田貴訓/編曲:野中“まさ”雄一

--- 終了 ---

 

岩佐美咲コンサート2018~演歌で伝える未来のカタチ~レポ 2月4日恵比寿ガーデンホール

DVD&Blu-ray 第二公演、メイキング映像

 

 

佐渡の鬼太鼓特別盤の風の盆恋歌 岩佐美咲さんと石川さゆりさん

 

岩佐美咲さんの「風の盆恋歌」はコンサート歌唱後、佐渡の鬼太鼓特別盤Cに収録されました。コンサートの余韻そのままに聴かれた方も多いと思いますが、CDに収録されるほどリクエストが多く、いかにソロコンでの歌唱が評価が高かったがわかります・CDでの「風の盆恋歌」もソロコンと同様、岩佐さんの歌い方のすばらしさが存分に発揮されています。ライブの熱気というものはないにせよ、彼女のしっとりとした歌声を聴くにはこの上ない内容となっています。

ここで石川さゆりさんの「風の盆恋歌」と岩佐さんのそれとはどう違うのかについて少し書きたいと思います。石川さゆりさんは1973年3月25日、「かくれんぼ」でアイドル歌手としてデビューしている。歌手デビューから暫くは「花の中三トリオ」(森昌子山口百恵桜田淳子)の影に隠れたこともあってか、大きな人気を得るには至らなかった。デビュー曲がヒットしなかったことや上記の同世代との差が開いたことで深い挫折と劣等感に苛まれたが、その不安を払拭するように歌に没頭することを決めて二葉百合子の門を叩き、歌うことを基礎から学び直した。さらに歌に深みを持たせるため、民謡や日舞にも打ち込むなど新たな技術を貪欲に吸収したとされる。1977年、前年に発売されたアルバム『365日恋もよう』からシングルカットされた「津軽海峡・冬景色」で、大ブレイクを成し遂げる。

このように石川さゆりさんも元はアイドルで、動機は違うにせよ、岩佐美咲さんがAKB48というアイドルから演歌歌手へと転身した経歴ともつながるものがあります。岩佐さんもAKBのカラオケ大会で「津軽海峡冬景色」を歌い演歌歌手へのきっかけとなったように、二人の縁は少なからずあるといっていいでしょう。石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」はファルセットもさえすごくピュアな歌い方をしており、演歌デビューし「風の盆恋歌」や佐渡の鬼太鼓」を歌った当時の岩佐さんの歌い方と共通する部分も多いと思います。「風の盆恋歌」は石川さゆりさんが30代で歌った曲でありますが、すごく繊細でしっとりとした表現は絶品。岩佐さんのソロコンでの歌唱もかわいらしさを残しながら、繊細で伸びやかな歌声は石川さゆりさんをほうふつとさせます。拳ということでは石川さゆりさんのほうがこなれていることは免れないが、歌唱力という点で岩佐美咲の歌唱は年齢差を超えて素晴らしすぎるのであります。あとは聴く人の好みということでしょうが、岩佐さんの「風の盆恋歌」は彼女の歌唱力を示した貴重な作品となっているといえましょう。

 

 

 

佐渡の鬼太鼓特別盤発売イベント

2018年8月9日音曲堂 風の盆恋歌歌唱 

 

2018年8月9日は佐渡の鬼太鼓特別盤発売日の翌日、小岩の音曲堂で発売イベントが開かれました。曲は「無人駅」から始まり、「虹をわたって」と続きます。8月8日発売日は浅草ヨーロー堂でイベントが開かれた後、台風のおかげで川崎でのイベントは中止になりました。「初めての方?この間ファンクラブに入ったよという人がいて嬉しかったです。その2人に2割増しで視線送ります、雨が止むと何が見えますか?虹をわたって、聴いて下さい」。虹をわたってを歌った後「今日も元気いっぱいの声援ありがとうございます。わさみんというのはあだ名です。今日は雨も上がって晴れ晴れとした気持ちで帰りたいと思います。いつもはショッピングモールが多いので、初めての方に話す内容を考えていますが、リピーターの方には喋り過ぎてしまいます。佐渡の鬼太鼓特別盤は4曲カバー曲があって、まだこの中で予約キャンペーン、発売キャンペーン含めて一回も歌っていない曲がありますね。今日はその曲を歌います。ソロコンサート以来なのでドキドキするんですが聴いて下さい、風の盆恋歌」

 

岩佐美咲さんの「風の盆恋歌」を聴くのも3回目、柏やソロコンサートでは声を絞り出すように、力が入っていたように思いますが、この音曲堂での歌唱はよりCD収録の歌唱に近く、よりシンプルに洗練されて、透明感が際立った歌唱になったと思います。この曲については何かと難しい曲rといわれて思わず力が入りがちですが、この時はより素直に自分のものとして本来の岩佐さんの素直な歌い方に近かったと思います。ソロコンサートの「風の盆恋歌」は絶品ということは誰しもが認めますが、こういう小さいスペースでこの歌を聴かせる時もまた違った岩佐さんお魅力が出て素晴らしい内容になっていたと思います。、

「石川さゆりさんの風の盆行為歌カバーさせていただきました。今回こういう曲調の大人の切ない恋心を歌った曲をというのは、なかなか歌う機会もなく、すごく難しかったんですけど、挑戦の気持ちで収録させていただきました。楽しい時間はあっという間で・・・・今日はなんと19:30から池袋で歌わせていただきます。最後に歌わせていただくのは佐渡の鬼太鼓という女性の惚れた男は女が守るという強く一途な恋心を歌った曲となっています。最後に今一番頑張っている新曲を聴いて下さい。佐渡の鬼太鼓」この時は「佐渡の鬼太鼓」という本格的な演歌を歌う中で、「風の盆恋歌」も女性の深い心情を歌った演歌。この時の岩佐さんは本物の演歌歌手を目指して様々な葛藤と模索の中で突き進んでいたのでした。

 

セットリスト

小岩音曲堂 2018年8月9日 14:00~

 1.無人駅  2.虹をわたって  3.風の盆恋歌  4.佐渡の鬼太鼓

 

 

 

~岩佐美咲さんの歌う風の盆恋歌~演歌の花道 2021年5月16日

 

以下の画像はBSテレ東演歌の花道より引用させていただきました。

事前告知もあり観られた方も多いのではないかと思いますが、5/16にBSテレ東演歌の花道で岩佐美咲さんの「風の盆恋歌」の歌唱が放送されました。この歌唱は最近収録したものです。この岩佐美咲さんの「風の盆恋歌」の歌唱が趣があり、今まで歌った彼女の歌唱とは違った魅力が出ていたので、そのことについて書かせていただきます。岩佐美咲さんの歌う「風の盆恋歌」は一言で言って美しすぎる「盆恋歌」です。石川さゆりさんの歌う「風の盆恋歌」歌詞内容も歌い方も言わずもがなの名曲で、素晴らしいことは誰もが認めることですが、岩佐美咲さんの歌う「風の盆恋歌」はそれとは違う岩佐さんらしい魅力を放った「風の盆恋歌」です。

小さな宿の窓の外、白い花が咲いていた。あなたの方にほほを埋めて涙一筋濡れる夜、もう離さない、離したくないの・・・この番組独特のしっとりとしたナレーションで曲が始まります。蚊帳の中から班を見る・・・・咲いてはかない酔芙蓉・・・歌い始めから情景に溶け込むようななめらかな歌声、「風の盆恋歌」の表現しようとする歌詞と曲調にぴったりの歌声。最初に聴いた岩佐さんの「風の盆恋歌」よりも繊細な表現力がが増しているようです。

岩佐さん確かに大人になった。いろいろな経験や考えるところもあり、より女性的な表現ができるようになったっと思います。最近では「右手と左手のブルース」というある種ドロドロした男女関係を歌った曲も歌うようになり、低くトーンを抑えた表現を試みているのですが、この曲を歌いこんだ影響も「風の盆恋歌」に生きているように思います。最初に歌ったときには、年ごろからしても岩佐さんにとって「風の盆恋歌」は挑戦の曲であり、それだけに意気込みや新鮮さ、力の入った感情表現が聴かれたのであります。

その歌い方が伝説となっている今日、今回の歌い方は絶好調ではないという方もあられます。このような状況でお客さんの前で歌う機会が少なくなり、その分歌いこみが足りなくなっているのも事実です。またスタジオでの歌唱ということもあり、コンサート会場で歌うような、お客さんの熱気とパワーが得られないのも事実です。なのでそういう情感のパワーとかオーバーな感情表現は求められないと思います。その場その時の状況によって歌い方は変わるものです。

しかしながら以前よりも岩佐さんのもつ優しい思いがダイレクトに表現されていて、彼女の個性と全く違和感のない歌い方です。そこでは岩佐美咲らしさが存分に表現されています。石川さゆりさんが「風の盆恋歌」を歌ったのは30代、岩佐さんもその年代の女性の心情に近づきつつあるのかなあとそう感じさえる歌唱だと思います。以前はわからい世界に挑戦した曲だったかもしれない。しかし今は彼女右この歌を全く自分のこととして歌っているように思います。岩佐さんの持つ大変素直で優しい性格が、全く脚色することのないあるがのままの自分を表現することを実現させています。だからこそこの片意地張らない歌い方が、聴く者の心に静かな感動を与え、共感を呼ぶ曲として受け止められるのです。

2018年の「風の盆恋歌」と比べても彼女の成長ぶりは明らかです。この映像を見て、以前よりより繊細で豊かで奥行のあるな表現。このしっとりとした曲はパワーを求める曲ではなく静かに聴き入る曲です。そういう意味では今回の歌唱のほうがよりこの歌の制作の意図を実現させているといえましょう。いろいろな問題を解決してクリアになった部分も大きいと思います。以前よりも大きな包容力を持った余裕のある歌い方になっていると思います。抑え気味に歌うのは本人は意識しているかしていないかはわからない、けれどもストレートで片意地張らない素直な表現、これが岩佐美咲本来の歌い方であるといえましょう。

またこの歌で特筆すべきは作曲が三木たかしさんであるということです。なかにし礼さんの作詞も官能的で女性的な歌詞作りには才能を発揮されていることは広く知られていますが、三木たかしさんは「津軽海峡冬景色」や「能登半島」など岩佐美咲さんもカバーする石川さゆりさんの曲を数多く手掛けています。また、「つぐない」、「時の流れに身をまかせ」、「別れの余暇」など、テレサテンさんの曲を数多くカバーしていて和製テレサともいわれる岩佐さんにとって、三木たかしさんは相性のいい縁のある作曲家だといえましょう。岩佐さんは最近では同じく三木たかしさん作曲、川中美幸さんの「遣らずの雨」も見事にカバーしていますね。

それと最近特に感じるのでありますが、岩佐さんは歌を一音一音、一言一言をより一層丁寧に歌うようになっていると思います。言葉一つ一つを紡ぎだすように歌う最も丁寧な歌い方にその感謝の心が表れてていると思います。「風の盆恋歌」は決して表面に出されるものだけでなく、内面に向かって問いかけるように歌う歌でもあります。「右手と左手のブルース」のように淡々と自問自答する時の歌い方に学んだものは多いと思います。岩佐さんの内面性の成長が垣間見れるのが今回の「風の盆恋歌」の素晴らしいところだと思います。2018年挑戦の曲として、ともすれば感情をぶつけるように歌っていた岩佐美咲さんの「風の盆恋歌」、今や大人の男女関係を冷静に受け止めて、彼女らしい繊細で美しい表現で歌うことができるようになった貴重な一曲。みなさまも岩佐美咲さんの歌う「風の盆恋歌」が、どういう思いで何を表現しているかということに注目してぜひ聴いていただければと思います。

 

 

 

岩佐美咲「右手と左手のブルース」特別盤10月21日発売!

 


右手と左手のブルース[特別盤A]【CD】 TKCA-74926 ¥1,200(税込)
1. 右手と左手のブルース  
2. 糸(中島みゆき)
3. ETERNAL BLAZE(水樹奈々)
4. 右手と左手のブルース(カラオケ) 
5. 右手と左手のブルース(半音下げカラオケ)



右手と左手のブルース[特別盤B]【CD】 TKCA-74927 ¥1,200(税込)
1. 右手と左手のブルース  
2. 糸(中島みゆき)
3. M(プリンセス プリンセス)
4. 右手と左手のブルース(カラオケ) 
5. 右手と左手のブルース(半音下げカラオケ)

 

~岩佐美咲さんの歌う糸~2/15の放送から

 

◆水森かおり劇場座長公演情報◆

2021年6月 明治座

6月18日(金)~27日(日)
開演時間 11:0016:00(予定)
料金(税込) S席(1.2階席)11,000円 A席(3階席)5,500円
出演 水森かおり、岩佐美咲、辰巳ゆうと他

水森かおり公演明治座2021年6月18日~27日 チケット発売中! 

 

◆10周年記念コンサート◆

『岩佐美咲デビュー10周年コンサート』

〜絆でつなぐ 未来へ〜

日時 2021年8月13日(金)

場所 なかのZERO(もみじ山文化センター)

1部13:30〜

2部18:00〜

6/17チケット一般発売開始!6/1より先行予約開始

岩佐美咲デビュー10郵年コンサート〜絆でつなぐ 未来へ〜

2021年8月13日