~岩佐美咲さんの歌う糸~2/15の放送から M、ETERNBRAZE、右手と左手のブルースレポ | KONCHAN 音楽プロデューサ-のよもやま話

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~岩佐美咲さんの歌う糸~2/15BS日テレ歌謡プレミアムから

 

以下の画像はBS日テレ歌謡プレミアムより引用させていただきました。

事前告知がなかったので、見逃した方も多かったのではないかと思いますが、昨日2/15にBS日テレ歌謡プレミアムで岩佐美咲さんの「糸」の歌唱が放送されました。この歌唱は再放送ではなく最近収録したものらしいのです。この岩佐美咲さんの「糸」の歌唱があまりにも素晴らしかったので、そのことについて書かせていただきます。岩佐美咲さんの歌う「糸」は一言で言って美しすぎる「糸」です。中島みゆきさんの歌う「糸」は彼女言葉の力が強すぎてともすると圧力さえ感じてしまう歌い方なのですが、岩佐美咲さんの歌う「糸」はそれとはまったく違う「糸」です。こんな美しい「糸」があったでしょうか?

岩さんの思い、優しさがダイレクトに表現されていて、彼女の個性と全く違和感のない歌い方です。そこでは岩佐美咲らしさが存分に表現されています。彼女右派この歌を全く自分のこととして歌っています。岩佐さんは大変素直で優しい性格の持ち主です。この「糸」を歌う時も全く脚色することのないあるのままの自分を表現しているようです。だからこそこの片意地張らない歌い方が、聴く者の心に静かな感動を与え。共感を呼ぶ曲として受け止められるのです。

2017年の弾き語りの「糸」と比べても彼女の成長ぶりは明らかです。2017年は弾き語りということで歌に集中できない部分もあったと思います。今回右手と左手のブルース特別盤に収録された「糸」とほぼ同じアレンジではありますが、テレビ番組ということもあり、岩佐さんの歌がより際立っています。岩佐美咲の歌を聴かせる、そんな出来栄えに仕上がっています。周りのセットやカメラアングルもすばらしく、大変美しい映像に仕上がっていると思います。

この映像を見て、岩佐さんやはり大人になったなあと感じることができます。2017年の「糸」よりもより繊細で豊かで奥行のあるな表現、この間色々な経験や思いもあったことでしょう。いろいろな問題を解決してクリアになった部分も大きいと思います。以前よりもレンジが広がってスケールの大きな包容力を持った歌い方になっていると思います。中島みゆきさんの「糸」が単に男女の絆の話を超えて人と人とのつながりという普遍的な意味を持った歌に成長しているように、岩佐さんの歌う「糸」もすべての人を包み込むような歌に成長しているのかもしれません。

この歌の最後にある’仕合わせと’いう言葉や’ささくれ’という表現は人生そんなにいいことばかりでない、現実的に厳しいものであるという意味を含んだ表現ではないかと以前書きました。岩佐さんは’仕合わせ’ではなく’幸せ’にとして表現しているとも書きました。しかし、今回の岩佐さんの歌っているときの表情を見て、彼女は単に’幸せ’であることを表現していない。もっと深い運命と呼べる「糸」への感謝を込めて歌っている。言葉一つ一つを紡ぎだすように歌う最も丁寧な歌い方にその感謝の心が表れてていると思います。みなさまも岩佐美咲さんの歌う「糸」が、どういう思いで何を表現しているかということに注目してぜひ聴いていただければと思います。以下は特別盤発売時のレポートです。

 

岩佐美咲「右手と左手のブルース」特別盤カップリング曲レポート

 

岩佐美咲さんの歌う「糸」 中島みゆき 

 

命の別名/糸」(は、中島みゆきの35枚目の両A面シングルです。1998年2月4日に発売された。シングルCDに収録された2曲は、いずれも』4TBS系テレビドラマ『聖者の行進の主題歌に起用された。当初はすでに発表済みだった「糸」が起用され、シングルがリリースされた5話以降は新曲の「命の別名」に差し替えられた。ドラマの終盤では「糸」がふたたびテーマ曲となっている。「糸」は元来、天理教の4代真柱・中山善司の結婚を祝して1992年に作られた楽曲であった。中島はほどなくしてこのパワー・バラードをレコーディングし、通算20作目となるスタジオ録音作『EAST ASIA』を締めくくるナンバーとして同年の10月に公式に発表した。

 

中島みゆきの歌はその秀逸な歌詞とメロディから、耳にするだけで愛やら人生やらのドラマが脳裏に浮かび上がってくるものですが、その世界観を基にした映画が作られるという事象は、むしろ遅すぎたといってもいいでしょう。もっとも歌がもたらすイメージは人それぞれの千差万別で、それゆえに歌をモチーフにした映画の構築とは意外に難しいものなのかもしれません。映画『糸』は、中島みゆきが1998年に発表した歌をモチーフに、平成元年に生まれた男女が令和元年に至るおよそ30年の愛と人生の歩みを描いたものですが、一体どのようなドラマがそこに具現化されているのかは興味津々でもありましたが……

《キネマニア共和国~レインボー通りの映画街495》

8月中島みゆきさんの「糸」をモチーフにした映画が公開されました。そこではまさに中島みゆきさん自身の歌声が流れるのですが、実は私の思っていた「糸」とはどうやらイメージが違ううようなのです。私はてっきり糸とは赤い糸の事で、男女の恋愛のことだと思い込んでいました。しかし中島みゆきさんの意図するところはもっと広い意味で人人との絆を描いたものだと思うようになりました。少なくとも現在では当初作られたとき以上に大きな広がりを持った意味合いを持つ歌になっていると思います。人それぞれ感じ方がある、どういうイメージをもってもそれを許容するだけに力がある、中島みゆきさんという人間と糸という歌ははそういう偉大な何かなのだと思います。


もともとこの歌は作詞作曲が中島みゆきさんの手によるもので、彼女の人間性、内面性がダイレクトに表現されている。そこには中島みゆきという個性が色濃く刻まれている 誰もが中島みゆきさんの歌と分かる、それだけ皆さんにも浸透した名曲です。曲の内容は先ほども書きましたように人間の普遍的な価値を表現している。それほど彼女のの言葉の力は強いです。中島みゆきという個性も今や普遍的な価値を持った歌手になっていると思います。

 

ここに中島みゆきさんの歌う「糸』に関して面白い考察があるので載せておきます。。音楽評論家、小倉エージさんと編集者・ライター、前田祥丈さんのお話です。以下2017年4月15日週刊現代「25年もの年月をへて、中島みゆき『糸』が「神曲」となったワケ」の記事参照、一部引用。

 

前田 「「縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない」という歌詞は必ずしも必然ではなく、「かもしれない」という可能性を示しているだけ。そうなるためにはどうすればいいのかということを言外に問いかけられている」 小倉「中島みゆきの歌は暗いと思われている面もありますね。タイトルや曲調、耳に残るサビや話の展開だけを捉えて、膝を抱えてしんみりとなるような暗い歌ばかりだと思われがちですが、心を奮い立たせる歌もたくさんある。『糸』にも聞き逃しやすいナゾがあります」 前田「『糸』も実は表を一枚めくっていくと凄く怖い部分が隠れているんですよね。男女を歌った歌詞ともかぎらない」

 

小倉 「『糸』では、最後の行に「仕合わせ」というキーワードが出てきます。「幸せ」だと思っていたら、「仕合わせ」だった。カラオケを歌おうとして、そのことを知り、びっくりした人も多いでしょう。「仕合わせ」が何を意味するのか、より深く考えさせられますよね」 前田「「逢うべき糸に出逢えることを人は仕合わせと呼びます」という歌詞で歌は終わります。ここでも「出逢えた」とは言い切らない。人生で出逢えないかもしれない。出逢えることは「仕合わせ」なのはその通りだけど、待っていることではない。自分が本気で生きていくなかで、こういうことがあるかもしれない。希望はあるけれど、約束されたものではないと歌っているのだと思います」

 

このお話を聞いてそうなのかと思われた方も多いと思います。「幸せ」とは「仕合わせ」の事だったのかと。出会えるかもしれないし出会いないかもしれない、男と女は赤い糸で結ばれている甘い幻想を断ち切って、人生そんなに甘いものではないという超現実的な内容であった。中島みゆきさんの言葉の強さはそういう感情から生まれたものだったと思う。そこには男女の恋愛を超えた人間としての普遍性がある。彼女はそこのところをよく知っている方だったのだろう。

 

以下には岩佐美咲さんの歌う「糸について書きたいと思いますが、彼女は中島みゆきさんが意図したこととは別に、もっと純粋にこの歌を解釈しているように思います。彼女の「糸」には夢がある。あくまで男女の赤い糸の事を歌った曲に聴こえます。中島さんの深い人生経験や思慮とは違って、男女の絆を歌いたかったに違いない。少なくとも私にはそうとしか思えない。人を疑うことのない信頼関係で結ばれた縁、そういう解釈で歌われたからこそ、ストレートでピュアな歌い方ができるんだと思う。だから岩佐美咲さんの歌う「糸」は中島みゆきさんの歌う「糸」とは違った曲に聴こえるのです。

岩佐さんの歌唱する「糸」は2017/5/7の明治安田生命ホールでの 岩佐美咲 春LOVEライブで、弾き語りをされたのが有名で、この音源は「鯖街道 特別記念盤(通常盤)」に収録されました。この時の歌唱はファンの方々の間でも話題になり、当時はAKB48卒業から約1年、アイドルとしての要素が色濃い中で、本物の歌手として、彼女の図抜けた歌謡力が認められるきっかけとなる一つの曲だったともいえると思います。その後、17/7/22のよみうり大手町ホールで開催された「岩佐美咲3rdコンサート」で披露された弾き語りの音源がDVD化されました。岩佐さんが最初にこの曲を披露されたのは2016年のファンクラブイベントだったとのことですが、その後も何回も披露され、歌手、岩佐美咲の成長を認識するうえで貴重な一曲となっていると思います。

岩佐さんの歌唱する「糸」はファンの方達の間では、カヴァーの多いこの曲のどんなどんな歌手のカヴァーも及ばない、別次元の歌唱として噂されています。よく天才的と言われる歌唱は恐ろしく単純なものです。そして人に感動を与える歌唱というのは時として技術を駆使したプロの歌唱ではなく、思いがダイレクトに伝わる素人っぽい歌唱であることが多いとも言えます。岩佐さんには失礼かもしれませんが、2017年の歌唱は、少し素人っぽさを残したギターの弾き語りと、究極まで無駄を削ったシンプルな歌い方で、人々の心にダイレクトに染み渡る歌唱になっているともいえましょう。そしてそのようなシンプルな歌い方は現在の岩佐美咲にとっても全く変わらないものとなっています。

 

ところで岩佐美咲さんの今回特別盤に収録された「糸」はどういう作品になっているのでしょうか?今回特別盤に収録されている「糸」を聴いて思ったのは、上記のように中島みゆきさんの歌うそれとは別物に聴こえることです。岩佐さんがイメージしている歌は普遍的な価値というよりは、もっと身近な人たちのことをイメージして歌っているのではないか?彼女の年齢もあるかもしれないが、シンプルに男女の絆を歌った歌という風に理解していると思います。中島みゆきさんも最初はそういう身近な自分の経験を歌ったのかもしれないし、男女の恋愛を超えた内容を意図して歌ったのかもしれない。それがこれだけの普遍的な意味を持った歌となったのを、岩佐さんは自分のものとして等身大の自身の歌として身の回りに引き戻しているようです。

書き3枚の画像はDVD岩佐美咲3rdコンサートより引用させて頂きました

そこではあの竹内まりやさんの「元気を出して」の歌い方に相通づるような、とても自然で肩の力を抜いた歌い方。中島みゆきさんの個性とは違った、まったくそれが彼女の個性でありながら個性を超えた、そういう自然と調和したような歌い方。そこでは自分の感情を聴き手に押し付けることなく、素直に語り掛け、すうっと心に入ってくる。それゆえに、ダイレクト感動が伝わってくるような受け容れやすい歌に仕上がっているのです。それは岩佐さんがとても感受性の強い方で、しかも謙虚にありのままを受け止めるからなしえた表現。彼女が意識しているかしていないかにかかわらず、これは人やあらゆることに対して正しい認識をしているとしか思えない。そういう認識の力をして可能になった、そんな理想とするような特別な出来栄えの「糸」になっているのです。

中島みゆきさんの「糸」は言葉の力がとても強く、聴くものをぐいぐい引き込む良さがあるのだけれど、岩佐美咲さんの「糸」はそういう強靭な言葉の力とは違った、すうっと自然に心の中に入ってきて静かな感動を与える別の力があるのです。今回伴奏を伴うオケが加わってもその素晴らしさを失うどころか、持ち味のストレートで繊細な歌い方で、改めて弾き語りバージョンを超えるような感動を与えてくれる歌唱になっていると思います。

以前ライブで歌った「糸」はギター弾き語りで、大変好評を博し、ファンの間でも話題になりCDにも収録されました。その時はギター一本であり、彼女の透明感のある歌声とともに、よりこの曲の持つ純粋さが際立った歌唱になっていたと思います。今回はより原曲に近いアレンジで、よりレンジが広くクリアな歌唱になっていると思います。岩佐さん、言葉を一つ一つ紡ぎだすように非常に丁寧にこの歌を歌っています。先日演歌の花道でも歌唱されましたが、そちらを観ていただきたいと思います。CDで聴いていただければ改めて岩佐美咲歌唱の「糸」の素晴らしさがわかると思います。

BSテレ東演歌の花道より引用させていたdきました。 

正直言って私は中島みゆきさんの歌う「糸」には心を動かされることはなかった。それは私があまり彼女の歌を聴いてこなかったことによるところが大きいと思うが、私が特に岩佐美咲という歌手の表現を買っているということを差し引いても、岩佐さんの歌唱はやはり素晴らしい歌い方であると言えると思う。岩佐美咲の歌を聴いてこの歌の真価がわかったというか、大変好きな歌になりました。普段聴きなれている彼女の歌の事を改めて好きになるという、それだけ充実した歌に仕上がっていると思います。岩佐さんの歌う「糸」はパワーバラードと言われる中島みゆきさん独特の言葉の強さではなく、癒しを与えてくれるしっとりとした雰囲気を持ったバラードと言えるでしょう。

 

2020年10月31日 ハロウィンイベント

 

先日10/31ハロウィンの日ファンクラブイベントでも{糸」を披露されました。この曲ではコンサートでも弾き語りで歌唱し今回オリジナルに近いアレンジで収録されたわけですが、この日の歌唱でも岩佐美咲の歌う「糸」の素晴らしさがいかんなく発揮されていました。この間のカラオケ番組で小林幸子さんもほめておられたように、岩佐さん言葉をひとつひとつ紡ぎだすように非常に丁寧に歌うので、伝わってくるものが大きいです。ライブで聴くと環境により多少音程が不安定になることもあるのですが、その分言葉のパワーというか、声の迫力も体感できるれるので、より一層伝わってくるものが大きいです。中島みゆきさんとは違った繊細でストレートな歌い方がこの歌のピュア感を作り出していると言えましょう。


昨年、世代を問わず、もっともカラオケで歌われた曲の一つが『糸』だそうです。世に出てから四半世紀も経っているのに、どうしてそこまで歌われるようになったのか、それはソフトでナチュラルな歌で歌いやすいということもあるでしょうし、普遍性があって誰にも受け入れられやすい曲に仕上がっているからだと思います。もともと男女の絆の歌だったとしても今やもっと普遍的な価値を持った歌として広がった。そんなこの歌の原点に返って男女の絆の歌として素直に表現したのが岩佐美咲の「糸」だと言えましょう。

DVD岩佐美咲3rdコンサートより引用

 

 

ETERNAL BLAZE 水樹奈々

 

ETERNAL BLAZE」は、水樹奈々の12枚目のシングル。2005年10月19日に発売された。表題曲「ETERNAL BLAZE」は、水樹自身も出演したテレビアニメ『魔法少女リリカルなのはA's』のOPとして使用された。後に、『MUSIC JAPAN』において、「ETERNAL BLAZE」の歌唱がテレビで初めて披露された。また、「ETERNAL BLAZE」はPVが制作されており、どちらもDVD『NANA CLIPS 3』に収録されている。自身のライブで歌うことの多い楽曲の1つでもあり、2015年夏のツアー「LIVE ADVENTURE」では通算歌唱回数100回を達成している。2019年、平成アニソン大賞にて声優ソング賞(2000年 - 2009年)に選出された。

ETERNAL BLAZE」はまさにアップテンポのアニソンらしいアニメソングであります。水樹奈々さんとても歌がうまく、すごく早い節回しをkなしています。早口なのにとても聴きやすいです。岩佐さんの歌い方もアニメソングが好きでカラオケなどでも歌い込んでいるとあって、とてもアニソンらしい原曲に近い歌唱です。水樹奈々の歌唱があまりにも素晴らしいだけに比較してしまうのですが、スローな部分ではなめらかに、ノリノリの部分でも、つややかで伸びやかな歌声は健在です。水樹奈々さんより女性らしさが出て、癒される歌に出来上がっていると思います。岩佐さんこういうアップテンポのノリノリの曲も大変好きなのですが、彼女らしい美しい表現を失わないところはさすがです。聴く人にとっても聴きやすく受け入れやすい曲になっていると思います。

先日のインターネットサイン会でも水樹奈々さんのETERNAL BLAZEはあて名を書いている最中も何度となく歌われていましたね。お仕事の前にこの歌を聴くと気分が上がるそうで、岩佐さん普段からよく聴かれているようです。「今回は水樹奈々さんの「ETERNAL BLAZE」も挑戦していますので是非聴いてみてください」、アニメ好きの岩佐さん、この歌をCDに収録できたことは大変な喜びであると思いますし、ライブでもきっと盛り上がる歌だと思いますので、早く皆様の前で歌唱していただきたいです。皆様もアニメファンの方が大勢おり、ETERNAL BLAZEが好きだという方もたくさんおられました。

自身ひるソンでも声優を務めており、アニソンを歌う時には主人公になりきって歌っている様子。演歌や歌唱曲、ポップスもそつなくこなす岩佐さんがアニソンにおいても作品のイメージを壊さずことなく、まさにアニソンらしく歌いこなすのは、彼女のアニメに対する造詣の深さと愛情によってなせる業に他ならないと思います。この曲hア振り付けも華やかでライブ会場でも盛り上がる曲です。キャンペーンで歌われることを想像すると、待ち遠しくて仕方がありません。着物を着てどういう振り付けで歌うのか、きっと人目を惹くパフォーマンスになると思うので、CDにこういう盛り上がる曲を一曲収録したのは正解だったと思います。キャンペーンでも聴くことができると思いますがコンサートではなおさらです。彼女のアコースティックライブではアニメソングは欠かさない存在になっているので、これから何度となく歌い込んで自分のものにしていってほしいと思います。

 

2020年10月31日 ハロウィンイベント

 

「次が問題なんですよ、大丈夫でしょうか。水樹奈々さんのETERNAL BLAZEなんですけど 「魂のルフラン」でアニソンに挑戦させていただいきましたので、またアニソンを収録しようという話になったときにこの曲を挙げさせていただいきました。すごく好きな歌だけにレコーディングも一番時間がかかって緊張しました。聴いてください」と言って始まりましたが、途中で「ちょっともう一回やっていいですか?失敗しました、初めてだったので緊張しちゃいました」と曲が途切れ再度歌うことになりました。手拍子で後押しされ再び歌い始めました。特別盤に収録されている曲は歌う回数は多くないものの、お客さんの前で披露したことのある曲ですが、この曲を披露するのは本当に初めて、それだけに緊張も大きかったと思います。曲調がとても速い展開で、音域も広くこれは難曲のの一つであると思いますが、気分が上がるのでお仕事前に聞いていたり、そこはアニソン好きの岩佐さん、アニソンの歌い方を心得ていて、水樹さんを超えるようなアニソンになっていると思いました。終わってみればやはり素晴らしい一曲でした。

 

 

M プリンセス プリンセス

 

「M」は989年に発売されたプリンセス・プリンセス7枚目ぼシングル「Diamonds」のカップリング曲、プリンセス・プリンセスの代表曲のひとつに数えられる曲でもあるが、当初は単なるB面の曲でしかなかった。この曲には富田がイニシャル“M”の男性と破局した切ない思いを、その“仕返し”のつもりで歌詞にし、奥居が曲をつけて完成したといういきさつがある。なお、奥居は当時、ロック色を全面に出したバンドにしたいとしていたことから、バラードであるこの曲は相応しくないとしてボツにしようとしていた。しかし周りのスタッフに止められて本作収録に至ったという。

作詞を担当した富田京子さん(プリンセスプリンセスのドラマー)、音楽プロデューサーの河合誠一マイケルさん、笹路正徳さんが明かす。河合誠一マイケル「忘れるわけないよ。というより、しょっちゅう聴いてる。僕は今も岸谷香(当時は奥居香・ボーカル)のプロデュースをずっと続けていて、彼女がソロコンサートでいつも演奏していた。当時のプリプリは、曲を先に作って、詞は後から書いていたけれど、この曲は珍しく詞が先にできた。キョンちゃん(富田)が失恋したときに作ったんだよね」富田「そうです。好きだった人と結局上手くいかなくて、香の家で私が大泣きしながらお酒を飲んでいたら、香が「悔しい思いを詞に書きなよ。私が良い曲をつけてあげるから、ヒットさせて彼に仕返ししよう」と言い出したんです。それで思いの丈をバーッと書き殴った(笑)。あれは詞というより、言葉の羅列でしたね。それを香がうまく並べ替えて、曲にしてくれたんです」

 

笹路「僕は、プリプリが成功した理由の一つに、カナちゃん(中山加奈子・ギター)とキョンちゃんという、優れた作詞家がバンド内に2人もいたことが大きいと思う。Diamondsに代表されるように、カナちゃんは若い女の子らしいエネルギーにあふれた詞を書く。一方のキョンちゃんは「普通の女の子」の日常に起こることを、等身大で描いていた。『M』はまさにそういう曲でした」富田「あの頃、私たちが所属していたソニー・ミュージックレコーズには、米米CLUBさんとか、尾崎豊さんとか、すごく個性的な人が多かったけど、私たちは本当に普通の女の子だった。当時はバブル真っ只中で、個性的であることがカッコいい時代。だから「普通すぎてつまらない」と言われたこともありました」

 

河合「普通だからこそ、たくさんの人たちに受け入れられた。「いつも一緒にいたかった」という出だしの言葉も、誰もが一度は感じる気持ちでしょ」富田「当時は、別れた恋人のことを想いながら書いたわけですけど、後になって「一緒にいたかった人」というのは、何も恋人に限らないんだと、わかったんです。それに気づいたのは、プリプリが'12年に再結成して、東日本大震災の被災地でコンサートをした時でした。被災者の中には、ご家族やお友達をなくした方も大勢いらっしゃいますから」河合「人によっていろんな受け取り方ができる。そう考えるとすごく普遍的な詞とも言えるよね」(2017年3月4日週刊現代 プリプリの名曲『M』、今だから明かせる誕生秘話参照一部引用)

 

上記はプリプリのメンバーとこの歌にかかわった人たちの会話ですが、こうみるともとはといえば別れた恋人に「いつも一緒にいたかった」という思いはあるものの、いつか仕返しをしようとして、書いたという、怨念みたいなものがあったのかも知れない。が、それがいつしか「いつも一緒にいたかった」という誰しもが持つ普通の気持ととして、聴く者に伝わり、それが名曲と言われるまでに広がった、それがMという曲なんですねえ。

当時はバンドでロックバラードとして歌っていたようですが、以後ピアノ弾き語りでも歌っており、内容的には、可愛らしさも持った女の子の気持ととして表現されている曲だと思います。岩佐さんの歌う「M」もそういう等身大の女の子の気持ちがストレートに表現された、なんのひねくれたところのない、そんな歌い方になっています。岩佐さんは「Diamonds」をカバーしたこともありますが、こちらの方はノリノリの歌であるにせよ、両曲に共通する可愛らしい女の子の心情表現が、彼女も大好きで好んで歌うのだと思います。

 

途中ギターやドラムスで盛り上がるのですが、「いつも一緒にいたかった」とピアノの伴奏のみで始まるように、岩佐美咲の「M」は終始バラードとしてしっとりとした伸びやかな歌声で歌われています。ギターやドラムスの伴奏はともすると激しい曲想になってしまうのですが、岩佐さんの繊細で柔らかな表現が、そういう盛りあがる演奏とうまく調和して、メローディーラインをしっかりと保ったしなやかな曲に仕上げているのです。そして岩佐さんはこの歌を物語を語るように、ある意味プリプリ以上に芸術としての完成度を持った作品として歌われていることに驚きを隠せません。

 

2020年10月31日 ハロウィンイベント

 

「M」も名曲中の名曲で私もよく知っていて、カラオケで歌っていましたし、ライブで一度、昨年の冬LOVEライブで良かったというお声を頂いたので、音源を収録してみようという話になりました」と「M」を歌いました。「やあ緊張しました、はあ。一回歌ったので2部はだいぶ気持ちが楽になります。皆さんCD毎日聴いて下さっていますよね」 この曲はかわいらしい女の子の気持ちを表現しているのですが、バックがギターとドラムで盛り上がるロック調の伴奏も入るので実際はすごくライブで映える曲です。最後の方で思い切り歌いあげる部分があるのあですが、岩佐さんはそこでも決して声を張り上げるようなことはなく、あくまでナイーブな声で私たちを癒してくれるそんな曲に仕上がっています。

 

以上今回の右手と左手のブルース特別盤発売に収録されたカップリング3曲について私なりに感想を書いてみました。感想は人それぞれですので皆様も是非この3曲をお聴きになり、原曲と比較しながら楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

(以下文中の画像は、「右手と左手のブルース」MVより引用させていただきました。)

 

岩佐美咲 4/22発売「右手と左手のブルース」レポ、発売一か月感想

 

皆様はMVをご覧くださいましたか?皆さんが聴いていただいてどう思われるかは人それぞれだと思いますので多くは語りません。恋の終わり三軒茶屋も失恋ソングですが、内容もより深まっており、「右手で私を抱きしめ、左手で家庭を守るのね」というような不倫を題材にした曲で、これを岩佐美咲が歌う、これは今までにはなかったことです。岩佐さん「秋元先生もそろそろ岩佐にこんな曲を歌ってもらいたいと思っていただけたのでは。大人の女性として認められたようでうれしい」とも語っています。私はどう見ても男のほうが悪いと思うのですが、岩佐さんは「それでもいい人なんじゃないかな」と言ったり、いろいろ想像ができて、ストーリー性のある、聴けば聴くほどその世界に引き込まれる、そんな内容の曲に仕上がています。発売時書かせていただいたレビューをベースに一か月たって、新たに気づいた点などを付け加え、レポ、感想として書かせていただきます、

先日徳光さんがMCを担当するラジオ番組でアドバイスをいただき嬉しかったですね。この日は電話ゲスト「歌の番組の司会長くやってて、歌手で歌がググっと伸びてくる時あるんだけど、美咲ちゃん今その時だね。毛虫から蝶になるような・・・。新曲すごく可能性を感じるんですけど、この曲を歌う時意識しkているところは?」岩佐「自分の声質がトーンが高く聞こえがちだと思っていて、今回は少し重く歌うようにしています」「実は岩佐美咲高い音がいいね。その魅力を伸ばしていくといいと思うよ。AKB時代とは歌い方違うでしょ。先輩から影響を受けたでしょ。AKB時代と考え方が違ったことある?」岩佐「素晴らしい先輩ばっかりで、お客様第一のところが勉強になります。AKB時代のように仲間がいるとカバーしあえるんですけど、一人になって最初は寂しかったんですけど、いつも私だけを見てくれる、私の歌を聴きに来てくれるというところが、やりがいがあります」

徳光「AKBはみんなが参加しに来ますが、演歌はその人の歌を聴きに来る、だからいい球投げないとね。自分で成長したと思うところはどんなとこ?歌の中でこういった表現とかニュアンスができるようになったというところは?」岩佐「テンポのある曲とかは、すぐイメージができていて、大人な曲とかは想像がつかなかったんですけど、最近はこんな風に歌ってみようとか、いろんな自分を想像できるようになったのが成長かな?」徳光「それは演歌歌手の第一歩です。歌い方を創意工することが大事ですよ。どんどん先輩から聞いていったらいいよ。自分が質問をぶつけて聞いていく人は伸びる」岩佐美咲「曲を聴いて初めて私を知ってくださった方いると思いますが、右手と左手のブルースで一年間頑張っていきます。25歳ということもあり、こういう大人の曲で頑張っていきますので、皆さんよろしくお願いします」

徳光さんの言う通り、岩佐さん毛虫から蝶になる時です。私も8年前お会いした時はぼんやりとしたイメージしかなかったですが、佐渡の鬼太鼓あたりからははっきりと将来の構想が芽生えて、それに基づいて展開したように思います。佐渡の鬼太鼓の時は本物の演歌歌手を目指し、新たな世界観も獲得しました。このあたりから本物感がぐっと増してきて、恋の終わり三軒茶屋では歌謡協に挑戦、右手と左手のブルースでは歌謡曲でもすごく本物感が出てきたと思います。今までより一段階上がった新たな世界観の曲です。恋の終わり三軒茶屋もかなり評判も良く、歌謡曲路線で行けるという自信を持ちました。ただ私だけかもしれないですが、正直物足りない部分もあった。ここをもう少し深めたい、歌手としての奥行きというか質感を追求したらと思っていた。だから今回の曲では重い感じで歌うことで、低音ばかりでなく高音の質感も増した。外に向けて歌い放つのでなく、抑えぎみに歌うことで、岩佐さんの内面に向かって問いかける、そんな深みが生まれました。それはレッスンしただけではできない、25歳で研鑽を積んだからこそできる技です。


曲は淡々と繰り返し流れるドラムスのビートににって心地よい形で進んでゆく。ドラムスは決して目立つことはなく、メロディーと曲の進行を助けるためのものであり、ロックのビートとは違い柔らかな音。いままでの岩佐美咲のオリジナルは大体中くらいのスローなテンポでありましたが、それと比べると随分アップテンポで、明らかにポップス、歌謡曲のものであります。しかし、アップテンポであるとはいえ、決してリスナーをせわしない感じにはしない、ドラムスの柔らかいい音もそうですが、シンプルでゆったりとしたメロディアスな曲だからであります。繰り返されるリズが聴くものを自然と引き込んでいきます。

レコーディングの技術もあると思いますが、深みのある低音とともに、艶やかな高音も魅力です。カラオケを聴くとよくわかるんですが、岩佐さんの声でハモるように録音されている。カラオケだけでも楽しめるのですが、そのハモっている部分がとてもよくて、特にサビの部分のところの、声を伸ばすところが、メロディアスでなめらかでとても高音が際立つように歌われてている。それまでの重苦しい言葉の繰り返しから、突然伸びやかな高音に移り、物語はクライマックスをを迎える。それまでの重々しさはこの終結のためだったのか?これは爆弾を投げかけられたような気持になる。これが作曲家の戦略なのか?歌う方としては、伸ばすところは間の取り方たも難しいと思うのだが、その岩佐美咲という女性でしかない歌声の魅力に打ちのめされてしまう方も多いのではないかと思う、そんな素晴らしい歌い方です。イベントでも多分同じオケを使うので、ハモった状態で聴くことができると思いますが、CDでの表現をライブではどのような表現で歌うことができるのか、そこが聴きどころですね。

曲は重い感じで自問自答するように始まって、物語はだんだん尋常は出来事でないことがわかるように重みを増す。一定のリズムを淡々と刻んで前に進まない局長は、自問自答しながら悩み部会感情を表しているように思う。「胃の奥がキリキリ痛むのは 誰かを欺く罰」とか「他人のものを盗もうなんて」この罰とか盗もうとかぎょっとするような直接的な表現、あれ、これは秋元先生の詞ではないな、今まで悲恋の歌でも秋元先生には若い岩佐さんに対する配慮があったと思うんですけど、作詞は遠山源太さんという方です。この方の作詞で秋元先生が作品のプロデュースをしたということだと思います。

遠山源太さんの詞は秋元先生より、より直接的で具体的です。上記の強い表現とか「左手で絶対家庭を守るのね」の’絶対’と入れるところとか、すごく特徴的で、普通の作詞家でもなかなかない強い表現のように思えます。これは遠山さんのこの曲にかける意気込みや岩佐さんに託する思いもあるのでしょうか、新繊にも感じられるところです。岩佐さんこの大人の詞を受け止められるようになったのも、彼女の年齢からかもしれません。作曲をして頂いたのはAKB48、乃木坂46などを手掛ける井上トモノリさん。秋元先生の意図をよくくみ取っていて、コラボは絶妙ですね。淡々と進む前半からサビの部分で突然曲調が変わる展開にも、遠山先生の詞と合わせて、井上先生の曲作りのセンスが感じられます。

具体的に歌詞を見てみましょう。「私だけが悪いわけじゃない 開き直ってみたけど ドライヤーで髪を乾かす時、なぜだか涙が止まらない」何が起こったのか?ここでの岩佐さんのナイーブな女性の心情表現豊かです。先日のテレビ初披露の時に振り付けも観させていただきましたが、手や指先の動きも繊細で、こういう心情表現や振り付けの細部の切ない表現の仕方に岩佐さんお大人の女性としての成長が感じられます。先ほども言いましたようにこの歌は強いインパクトのある歌詞を含んでいるのですが、岩佐さんのこの繊細な表現によって何か柔らかな包容力のある歌に仕上がエっている。歌はすごくメロディアスであり、彼女の優しい性格によるところもあるのですが、素直にこの曲に挑戦してみようという、包み込むような岩佐美咲の許容力にも驚きを隠せないところです。

「他人のものを盗もうなんて 思ったこともなかった」そこまででははっきりと物語が読めない。それがこのサビのところで曲調と物語の劇的な展開を見る。先ほども書きましたように、ここに曲作りの戦略を見るのでありますが、「あなたは右手で私の体を抱いて、左手で絶対家庭を守ろうとするのね」という歌詞がすべてを語っている。なんという切ない、やるせない物語。今時こんなけなげな女性がいるのだろうか?このドロドロした歌を岩佐美咲に当てはめるのは、なんとも酷なのですが、彼女は歌詞の意味を理解して、またフィクションであることも十分承知の上で、見事に歌いこなしていると思う。25歳という大人になって、アイドル曲から演歌、歌謡曲まで様々な歌をどのように歌うかを考え、イメージを膨らませて歌いこなしてしまうのは、岩佐美咲の歌手としてのたぐいまれなる才能でしかないと思う。最後に「私は右手であなたの頬を打ち、左手で自分の涙を拭うしかなかった」こんな目に合った男の頬を打つのは当たり前だと思うし、慰謝料を請求されてもおかしくない事件なのですが、そこで自分の涙を拭うしかなかったというとこが、昭和の悲恋物語ということなのでしょうか?

山野楽器ツイッターより引用

 

岩佐美咲「右手と左手のブルース」初披露 ひるソン 

2020年5月11日他 5月~出演番組歌唱レポ

 

2020年7月7日 岩佐美咲「DAMチャンネル演歌」レポート

 

岩佐美咲1stストリーミングライブ~離れていても繋がっている~  

「右手と左手のブルース」歌唱 2020年8月14日

 

岩佐美咲、洋子の演歌一直線「右手と左手のブルース」歌唱レポ 

2020年8月23日

 

ライブでは当然そうなるのですが、オケよりも本人の歌声が強調されて、サビの部分のハモる所のバランスがCDと違った表現になり、歌の美しさという点でいまいちということも多少あるのです。今回の歌唱では本人の歌声が強調されたものの、放送用としてはなかなか良い出来ではなかったかと思います。ひるソンでの右手と左手のブルース初披露の時は、この本人歌唱の強調でややバランスがよくなかったように感じますが、その時よりは改善されていたと思います。ただしこれは主観的な意見で、放送局や制作者のにより、また時と場所によって、音響は変わるものですので、どれがいいとは言えないと思います。

岩佐さんの歌はどうだったでしょうか?この曲は、人は誰だって一つくらい・・・から、低い音程で淡々とした曲調で進みます。岩佐さんここでは抑え気味に歌って、この歌の切なさを内面性をもって表現するのですが、この低い音程を保ちながら淡々と歌い続けることが、結構難しいと思います。実際、岩佐さんのこれまでの歌い方をみても、正直この前半部分のばらつきがあり、音程がやや安定しない部分があったと思います。先日の生配信ライブではこの安定感に欠ける面がやや出て、もっと歌い込みが必要だなあと思わせたのですが、スタジオでの収録ともなると、環境面の良さもあって、ここは問題にならない範囲だと思います。

 

岩佐美咲、NHKごごウタ出演レポ 2020年10月2日

 

今回のごごウタでの歌唱に関していううと、ハモる部分はCDと同じオケを使っていましたが、テレビ放送ということもあり、これまでの歌唱と同じように主のメロディーラインの音が少し大きかったように思います。CDで聴く抑え気味の歌唱は、レコーディングの技術もあって、岩佐さんの声の響き具合がハモりの部分と同等くらいに抑えられているのですが、多分 テレビやライブでの歌唱はそれよりは、その場で歌っている岩佐さんの声が主体となると思います。ということでCDで聴くより本来の岩佐美咲の声がそのまま聴くことができたと思います。

そして先日の「中山秀征の有楽町で逢いましょう」の歌唱でも感じましたが、CD録音で聴かせてくれた重々しさを出す歌い方ではなく、岩佐さんの本来の歌い方である、素直で透明感のある歌い方に近づいていたことがわかりました。CD録音ではドロドロした男女関係を表現するために意図的に低く抑えられた歌い方をしていましたが、今回は何か吹っ切れた気持ちで、楽に歌っているように思えました。岩佐さんもいろいろ考えて工夫して歌っているのでしょう。変に繕ううよりは今の等身大の岩佐美咲を素直に出す方が、聴きやすい音楽になるような気もします。歌詞の内容とか思いを巡らせてクリアになった部分もあるでしょう。問題が解決されたところが、今までよりはア安定した歌い方になっていたと思います。

 

 

岩佐美咲、はやぶさ、辰巳ゆうと 3人の歌仲間コンサートレポ 

右手と左手のブルース生演奏フル歌唱 2020年10月12日北とぴあ

 

「右手と左手のブルース」これまではオケでこの歌を歌っていましたが、生バンドでの歌唱は初めてだと思います。アコースティックな編成のバンドで歌わせても、この曲の切ない表現が際立って、とっても聴きやすい歌に仕上がっていたと思います。「右手と左手のブルース」はフルコーラスそれも生演奏。人前で歌うのはこれが初めてであり、緊張もあったと思いますが、それよりも喜びの方が上回っていたのではないか?むしろ無観客で歌うよりはライブ感というか、難しい部分も相殺されて、歌唱も今までのの中で一番出来がよかったと思います。

 

音程の取り方も歌い方も振り付けも一発勝負のライブとしてはよかったと思います。確かに今までのように不安定な部分や歌い方の一定しない部分など問題が解消されていないところもあると思いますが、やはりライブで歌う方が、お客さんお反応を見ながら息遣いを巻き込んで歌えるのでよい歌唱になると思います。お客さんの前でのステージでは初めて生で観たこともあり、あまりに感動して身動きもせず聴き入ってしまいました。感無量です。

2番のサビのところ「私は左手で あなたの頬頬を打ち 左手で自分の涙を拭うしかなかった・・・」というフレーズのところ、涙を拭う表情もそうですが、手の動きだけでも私たちを魅了してくれるそんな素晴らしい表現力です。私も2番のこの切ないフレーズのところが彼女の魅力にいちばん引き付けられるところです。この曲はフルコーラスを通じて一つの物語となっており、ネット上のMVはワンコーラスですが、ぜひフルコーラスで聴いていただき、岩佐美咲の振り付けや表情とともに観ていただくと、さらにこの曲の良さがわかると思います。最近では次第に歌う機会が増えてこの曲にも慣れてきているとおっしゃっています。確かにクリアになる部分も広がり、楽に歌っているような気がします。今後の歌唱に期待しましょう。

 

岩佐美咲 2020ハロウィンイベントレポ 2020年10月31日

右手と左手のブルース、特別盤カップリング曲歌唱

 

右手と左手のブルースはだんだん良くなっていると思います。先日皆さんの前でこの歌を歌ったことでより歌い方が定まってきたと思います。やはり観客の前で歌うと、声が聞こえなくても表情や反応で、ここはこうしたらいいというのがわかってきます。以前よりは楽に歌っているようで、岩佐さん自身歌う機会が多くなって歌いなれてきたとおっしゃっていました。今回の歌唱ではオケが小さかったのでハモっている部分があまり聴こえませんでしたが、それ以上にライブ感があって、よい出来に思えました。ファンの皆様の前でリラックスして歌っているのがよくわかり、今回の歌唱で歌い方のよりコツをつかんで、時間はかかると思いますが、完成度を増していったらいいんじゃないかと思います。「今日初めて生で聴いてくれた人?そうですよね結構いますよね。リリースして半年ですよ。徐々に歌う機会が増えて行ったらいいと思います。徐々にだんだん自分の物になって来たと思います。皆さんも聴いて歌っていただけたらうれしいです」

上記画像は岩佐美咲インスタグラムより引用

 

岩佐美咲20/29あさうたワイド、20/31サブちゃんと歌仲間1

右手と左手のブルース歌唱 10月~他番組出演レポ

 

「サブちゃんと歌仲間」 2020年10月31日

「皆さんおはようございます。今日は右手と左手のブルース精一杯歌わせていただきます」右手と左手のブルース、この番組の収録は随分前だったともいますが、今回のパフォーマンスはなかなかよいものでした。映像やセットもよく素晴らしかったと思います。岩佐さんがライブで皆さんの前で歌ったのはこの番組の収録の後なのですが、この時すでに何回か歌った成果が出てきて、皆さんの前で歌うことができてさらに歌い方のコツをつかんだと思います。この番組での歌唱もとてもリラックスしていて、苦も無く歌いこなしているようでした。

岩佐さんならではの繊細な振り付けは私も好きで、彼女が歌うと歌詞にあるドロドロした感情があまり感じられません。確かCDを聴いたときはこのドロドロした感情を出すために抑え気味に歌っていたと思いますが、最近では無理に抑え込むというより、本来の岩佐さんの歌い方である素直な部分が出て、大変聴きやすくなっているように思います。詞を書いた人の意図はわかりませんが、岩佐さんにとってはドロドロした演歌よりも、問題がクリアになった分、ストレートでピュアな歌声の歌い方になっており、その方が彼女の個性に合っているんだなあと感じるました。

それでもこの歌の持つ奥深さは十分表現していると思いますので、歌い方を工夫して自分のものにしていっていただければと思います。昭和の歌謡曲を歌う時も、原曲を大事にしつつ、この素直な歌い方で岩佐さんらしさを出して歌うことができれば、昭和の名曲を現代に蘇らせることができる、それだけの実力を持った歌手が岩佐美咲であると思います。

 

 

岩佐美咲「右手と左手のブルース」特別盤10月21日発売!

 


右手と左手のブルース[特別盤A]【CD】 TKCA-74926 ¥1,200(税込)
1. 右手と左手のブルース  
2. 糸(中島みゆき)
3. ETERNAL BLAZE(水樹奈々)
4. 右手と左手のブルース(カラオケ) 
5. 右手と左手のブルース(半音下げカラオケ)



右手と左手のブルース[特別盤B]【CD】 TKCA-74927 ¥1,200(税込)
1. 右手と左手のブルース  
2. 糸(中島みゆき)
3. M(プリンセス プリンセス)
4. 右手と左手のブルース(カラオケ) 
5. 右手と左手のブルース(半音下げカラオケ)

 

上記画像は岩佐美咲ツイッターより引用させて頂きました