2枚組50バンドコンピ盤も今年最後?『2018 Warped Tour Compilation』 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

微バズった記事の勢いに乗って、


柄にもなく、日本のバンドの記事が続きました。


まぁ、未来への期待も込めて


みたいなところもありますからね。


今日からまた洋楽多めの通常営業に戻ります。

 

そして夏に対する悪態つきもね←


どうも、トトです。

 

 

ってことで、先月末にまとめ買いした音源を


徐々にレビューしていこうと思います。


POP PUNK盤のレビューではないけど、

昨年に続き、今年もこのコンピ盤を取り上げます!

 


2018 Warped Tour Compilation

 


アメリカ大陸縦断は今年最後となる

Warped Tour のコンピ盤が今年もリリース!

今年出演するラインナップの中から

1枚25曲の2枚組、計50曲も収録された

現行の若手バンドを知るにはこれ以上ないコンピ盤。

今回のジャケットを飾ったのは

Tonight Alive のvo.Jenna ですね。

残念なことに画像検索しても全く出てこないので

自分で撮った写真で失礼しますが、裏表紙は



真夏の野外フェスで、黒のロングコートを羽織る

ダークプリンス、Ice Nine Kills vo.Spencer

流石すぎますw


今年も素晴らしいバンドがジャケットを飾り、

素晴らしいバンドがラインナップされたコンピ盤。

そんな今年も自分の独断と偏見により

個人的な好みと注目のバンドを

ディスク毎に5組ずつ、計10組挙げましょう。

 

 

 

State Champs
Disc 1にはパンク、ポップパンク系、Disc 2にはメタルコア、ポスコア系
という風に収録されてる傾向があります。
そんなDisc 1からまずはState Champs
約2年ぶりとなる新譜Living Proof を先月リリースし
その勢いのままWarped で活躍しています。
所属するPure Noise Records のバンドの中でも、
今や立派にレーベルの顔となっている感のあるステチャン。
UKはNeck Deep 、USはState Champs 
現行のPOP PUNKシーンを盛り上げる存在を
無視することなどできません。

今回のコンピ盤に収録された曲は
前作のDeluxe Editionに収録されたものですが、
最新作『Living Proof』 の国内盤にも収録されてます。
まだ買ってない人は是非ぜひ買いましょう!

レビュー
State Champs『Living Proof』磐石の布陣で挑むバンドの成長著しい3枚目!





Sleep On It
昨年11月にフルアルバムデビューを飾った、
Equal Vision 所属のPOP PUNKシーン注目株
"Next The Wonder Years" との呼び声高い
Sleep On It
そのアルバムの中にはステチャンのvo.Derek 
ゲスト参加している曲も収録されています。

ド直球なPOP PUNKというよりかは、
やはりNext TWYってところからも
ややエモーショナル寄りなPOP PUNK
っていう印象を受けます。
Knuckle Puck あたりの、Rise Records 系の
POP PUNKが好きな人にはウケそうな感じです。
 

 

 



The Interrupters
最近見つけたバンドなんですが
何がキッカケで発見したかは忘れました←
Rancid のTim がプロデューサーをしたことで
話題になったスカ・パンクバンドThe Interrupters

スカパンクの特徴として、ホーン系の楽器がありますが
現状の正式メンバーに、ホーン担当はいないんですよね。
wikiを見るとツアーメンバーを務める人が
その時その時でいるみたいですが。
しかし、そういったホーンサウンドがなくても
スカパンクや!と思えるサウンドしてます。
先月?先々月?リリースされた新譜も購入済み。
もし書けたら、自身初のスカバンドレビューもしますんで
その時はお楽しみに。書けなかったらごめんなさい←

 

 

 



Broadside
こちらは早耳POP PUNKリスナーからは
既に支持されているBroadside
にも関わらず、ウチでも取り上げたことなかったですね笑
チェックした全部のバンドの記事なんて書けるかぁッ!
てことで、ここで改めて。

ステチャンと同世代のPOP PUNKバンドで、
こちらもPOP PUNKリスナーにはお馴染みでしょう。
ブルドッグでお馴染みVictory Records に所属し
2015年にはALTERNATIVE PRESS 誌の
知っておくべきバンド100選にも選ばれています。
A Loss For Words 、Such Gold ヨロシクな
アツいPOP PUNKが好みなら是非オススメ。
 

 




With Confidence
近年、オージー産POP PUNKも注目されてますが
その中でも、現行シーンではまずこのバンドでしょう。
来日経験もあるWith Confidence

コンピ盤に収録されているのは前作の楽曲ですが
来月新譜リリースを控えてます。
そして先行して公開された曲も良かった!
Hopeless Records の有望なオージーPOP PUNK枠。
今、注目しないでいつしますか!

 

 




Ice Nine Kills
ここからはDisc 2
そして裏表紙にも抜擢され、Disc 2の1曲目を飾る
このバンドを挙げないワケにいきますまい。
シアトリカルなポスコアサウンドが光る
Ice Nine Kills

このバンドも2015年のリリースから早3年…
ようやく新譜が10月にリリース決定!\(^o^)/
待ちました。待ちましたよー!
コンピ盤収録曲は、こちらも例によって前作からですが
その前作がまたかなりの良盤でした。
そしてバンドも徐々にですが、確実に
人気と知名度を獲得していっています。

レビュー
Ice Nine Kills『Every Trick In The Book』良質シアトリカル盤

 

 




Wage War
Warped 公式が挙げた今年のオススメTOP10にも
名前が出たバンドが、コンピ盤に収録されないワケがない。
ハードコア寄りなメタルコアってところが、
CRYSTAL LAKE好きな人にも是非オススメしたい
Wage War

出てきた当初から注目のメタルコアバンドとして
名前を挙げられていましたが、それは今もなお変わらず。
というのも、昨年リリースした2枚目の新譜も
1stと変わらぬ良さを引き継いだ作品だったから
ってのもあるかもしれませんね。

レビュー
Wage War『Deadweight』1stの良さをそのままに!良質メタルコア
 

 

 



Sharpetooth
Pure Noise Records が放つ期待のハードコアパンク、
メロディックハードコアのSharpetooth

昨年デビューアルバムをリリースした時は
ちゃんと注目してたのに、記事に取り上げる間もなく
あれよあれよと時が流れてしまいました…
このバンドの特筆すべきは女性ボーカルってところでしょう。
ハードコア界隈でシャウトぶち撒ける女性ボーカルって時点で
かなり特異な存在のような気もします。
POP PUNKだけでなく、ハードコアにも強い
Pure Noise が送り出す新人ですから。
否が応にも期待してしまいますね。

 

 




Trash Boat
ポップパンクと、メロディックハードコアの
二面性を併せ持つTrash Boat も、
ステチャンやNeck Deep のあとに続く
若手シーンでは注目を集めているバンドです。

コンピ盤は収録曲はこちらも前作。
そしてこのバンドも今月、Hopeless Records から
2枚目のアルバムをリリースします。
そして本国から1日遅れで国内盤もリリースされます!
国内盤リリースは7/21、must buyです!

 

 




Waterparks
コンピ盤Disc 2の最後、2枚組50曲の最後を〆るのは
昨年、あらゆる音楽アワードで
新人賞枠のノミネート、受賞を総なめにするレベルで
シーンから注目されているWarterparks

コンピ盤収録曲は、今年1月にリリースされた
新譜からの曲が選ばれました。
この"Lucky People" に見るアコギ曲も良いですが、
やはり注目の"バンド"なので。
バンドサウンドで奏でるWarterparks を是非。
既に来日も一度果たしており、
EP、1st、そして今年リリースした2ndも全て
国内盤がリリースされています。
レーベルであるKICK ROCKには感謝ですねぇ。
来日経験があり、国内盤も出てるということは?
もちろん2度目の来日も期待できます。
今、最もシーンから注目されているバンド、
今からでも遅くないので、是非聴きましょう!

レビュー
Waterparks『Entertainment』注目の新人バンド2枚目のフル作!





以上、今年のWarped コンピの中から

さらに個人的なオススメ10バンドをお届けしました。

10曲という縛りがなければ

もっともっと挙げたいですが

そんなことしたらページ激重になっちゃうんでw


とはいえ、他にも挙げるなら

Disc 1

vo.Dan がメンタルから復帰し、
今月には新譜リリースを控えるPOP PUNK
Real Friends

1月の来日も記憶に新しいPOP PUNK
Knuckle Puck

古巣Fearless からRise 移籍後リリースした新譜は
バンドの原点回帰的POP PUNKを鳴らす
Mayday Parade


Disc 2

こちらも1月の来日も記憶に新しい、
ハードコアシーン大注目株の
Knocked Loose

vo.Alex の脱退劇を乗り越え、新vo.Tom を迎え
そしてこちらも今月新譜リリースを控えるデスコア
Chelsea Grin

INKと同じく、Warped 公式の
オススメバンドTOP 10にも挙げられたポスコアバンド
Dayseeker

などなどなど

ホント、10や20じゃ語り尽くせないバンドが

てんこ盛りなのがこのWarped コンピです。



今年が最後だとはいえ、その"最後"ってのはあくまで

アメリカ大陸を縦断する大規模ツアー

ってのが最後、だと思っているし

そうであってほしいと思っています。

このツアーを経て、どれだけのバンドが

ネクストステージへ向かうことが出来ただろうか

ってほど、若手のバンドを世に送り出す為の、

貴重なフェスですしね。

2ヶ月間に及ぶ大規模ツアーがラストであっても

Warped そのものは存続して欲しい。

そして、収録曲数は減るだろうけど

来年もまたコンピ盤を出して欲しいです。

自分も2013から毎年買い続けている唯一のコンピ盤です。

もちろんツアー自体には未参加でしたが、

Warped Tour があったおかげで、

このWarped コンピがあったおかげで、

本当にたくさんのバンドを知ることができました。

新しいバンド、これから活躍が期待されるバンドを知るのに

これほど秀でたフェス、コンピ盤はないでしょう。


多くのバンドを知りたい人は

過去盤から漁ってでもオススメできるコンピ盤です。

1枚と言わず、2枚、3枚←

持っておいても損はないコンピ盤を是非。