State Champs『Living Proof』磐石の布陣で挑むバンドの成長著しい3枚目! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。


Twitterのタイムラインを見てて気付いたけど


そうか、もうWarped 始まってるんすね。


ここからまた暑く、熱い2カ月間の始まりですね。


見れる時には、ライブストリーミングで見よう。


YouTubeでリアルタイム配信してますしね。


で、Warped が始まったのは喜ばしいんだけど


今のところ全くアナウンスされてないし、


APMAs は今年はないんですかね(´・ω・)寂シス


どうも、トトです。

 

 

 

前回の記事で言った通り、


POP PUNKのリリースが非常に多い2018年

そんなPOP PUNK YEARの中で

最も注目され、期待されているバンドの新譜が

2年ぶりにリリースされました!

本国での所属Pure Noise Records の代表格、

そして国内盤はもちろんICE GRILL$という磐石の布陣

海外と同時リリースの6/15

遂にこのバンドが動き出します!





State Champs『Living Proof』
01. Criminal
02. Frozen
03. Crystal Ball
04. Dead and Gone
05. Lightning
06. Out Time To Go
07. Safe Haven
08. Something About You
09. The Fix Up
10. Cut Through The Static
11. Mine Is Gold
12. Time Machine feat. Mark Hoppus
13. Sidelines
14. Hurry up and Wait *
15. Slow Burn*

*Bonus Tracks



現行の若手POP PUNKシーンの大注目株!

State Champs が、オリジナルアルバムであり

3rdアルバム『Living Proof』 をリリース!

今作はプロデューサーに

Blink-182 Good Charlotte 他、
名だたるPOP PUNKバンドを手掛けたJohn Feldmann

All Time Low や、昨年大爆発したNeck Deep
『The Peace and The Panic』 を手掛けたMike Green

さらにParamoreSeaway を手掛けたKyle Black

 


名盤に仕上がらない理由がないってほどの

豪華プロデューサー陣を迎えて制作されました。

これだけでも十分聴く価値ありな状況に加え

今作で1曲、ゲストで参加している

ブリンクのMark も制作、レコーディングに参加!

ステチャン半端ないって!
こんな連中と制作するとかできひんやん普通!


大迫半端ないbotにリプしてみようか←


ともあれ、これはもうね…

聴くのが楽しみで仕方なかったよね。

早速レビューといきましょう!



Criminal
最初はサウンドもボーカルも静かに始まるも
vo.Derek ならではのシャウト気味に一発!
it's Crimnaaaaal!!!!
を皮切りに、アップテンポにエネルギッシュに、
ステチャン式POP PUNKで幕を開けます。
この曲を聴くだけでも、バンドの成長、
スケールアップしたようなものを感じますね。


Frozen
タイトル見ると、やっぱ『アナ雪』出てきちゃうなw
そんなタイトルに反するように、曲調は陽性の中に
ほんのりエモーショナルさがにじみ出す、
まさに夏にピッタリなPOP PUNKしてますね。


Crystal Ball
今作で最初に発表された曲じゃなかったかな?
これを最初に聴いて、自分の中で期待値爆上げだったもんw
これも最初は控えめな感じで始まるけど、
サビに向かって上がっていき、サビでは
極上のPOP PUNKを奏でてくるのが最高。


この曲が最初に公開された時にMVだと思ったけど
↑YouTubeに上がっている公式音源が
アルバムの制作風景の映像を
テレビの枠の中でモノクロで映し出し
それ時代がMVとも呼べそうなもので公開されてます。
何気にオルメディのSHOさんいるっていうねw


Dead and Gone
今作で最初に発表されたMV曲。
いやー、POP PUNKのMVってさー
何かに追われて街中ダッシュする
って定番中の定番よねw
そういったMVの演出も鉄板な王道ながら、
曲始めのおーおーシンガロングパートはもちろん、
曲も全体的にSimple Plan っぽさあるよね。
ホント王道POP PUNKしてますわ。


Lightning
Evan の小気味良いドラミングから始まる5曲目。
疾走しない程度なアップテンポなPOP PUNKは
紛れもなくステチャンPOP PUNKですよね。
だからか、POP PUNKでもステチャンに
疾走感のイメージないもんね。
そしてDerek のシャウト気味なボーカル。
そんな初期から続くステチャン式POP PUNKな曲も
きっちり入れてくるのはさすがです。


Our Time To Go
今作2つ目のMV曲。
こういうのもあるなぁと思えるような、
映画的なMVの内容に絶妙にマッチする
ミドルバラードナンバー。
前作の"If I'm Lucky" はアコギナンバーだったし、
バンドサウンドでのバラードナンバーをMVにしたのは
ステチャン初なんじゃないかな?
こういった"聴かせる曲"をMVに出来るような
POP PUNKバンドは強くなりますよね。

Green Day"21 Guns"
"Wake Me Up When September Ends" があるように。
Simple Plan "Perfect"
"Your Love Is A Lie" があるように。
最近のバンドで言えば、やはりNeck Deep
"A Part of Me""In Bloom" はヤバイ。

っていうところに、遂にステチャンも来たか…
ってのを強く感じますね。


Safe Haven
そんな曲のあとは、きっちり上がる
POP PUNKナンバーを持ってきてくれます。
こうやって少し伸びのあるボーカル曲は
こういう曲はカラオケで歌いたくなるなぁ。
"Elevated" すら入ってない日本のカラオケに
期待なんてするだけ無駄ですが(`;ω;´)クソッ


Something About You
Ryan のベースラインが光るグルーヴ感あるリズムから
サビに入ると、Derek と一緒に
AhーーーHuh~Ah~~
ってシンガロングしたくなりますねー( ´∀`)


The Fix Up
今作2つ目の聴かせ曲。
エモーショナルな雰囲気増し増しながら、
やっぱDerek のボーカルが男臭くて、
それがまた良い感じにマッチしてます。


Cut Through The Static
打って変わって、再びバンド感を強め、
クラップを煽るようなリズムから、
サビではバウンス出来るようなアップテンポな
陽性POP PUNKサウンドを展開。
こういう曲の安心安定感は異常←


Mine Is Gold
アルバムを1周通しで聴いた時、
最初に自分の中に"キタ"曲はこれでした。
この初期のステチャンを感じさせる始まりに、
成長した今のステチャンが上手く調和されてる感じ。
1曲の中に過去と現在のステチャンが混在してるような。
そんな感じがして、1周目からハマりました。

完全に持論なんですが、良いアルバムって
全体的な良さ、バランスとかはもちろんだけど
1~2曲、作品によっては2~3曲、
"コレだ!"っていう曲があって、
それがちゃんと1周目に引っかかるか、見つけられるか
ってのが大事な要素だと思ってます。
『全体的にタルいけど、この曲はやべえ!』と
『全体的に良作良盤で、特にこの曲!』とでは
印象も全然違いますからね。
もちろん今回のステチャンは後者です。

たまに『全曲シングル級!』みたいに推すバンドや
メディアがいますが、そっちのが逆に印象に残らない。
"全部良い"中にも、"突出した良い"のがないとねー。


Time Machine feat. Mark Hoppus
今作3つ目の聴かせ曲。
鍵盤要素が良い味出してますわ。
この曲にブリンクのMark がゲスト参加してます。
POP PUNKリスナーなら声聴いた瞬間にわかるヤツですね笑

今作はボートラなしで全13曲。
これが3/10聴かせ曲なら、ナヨくなった?って思うけど
3/13なら全然オッケーな曲数でしょう。
明るく楽しい陽性サウンドが売りのPOP PUNKに
3つも聴かせ曲入れるってかなりチャレンジな気もするけど
全体の曲数考えたら十分ですね。


Sidelines
本編ラストを飾る13曲目。
曲調的に、あれ?聴かせ曲4つめ?と思いきや
サビでガッツリ上げてくれるPOP PUNKサウンド!
いいよいいよー
そういうギャップは大歓迎だ。


Hurry up and Wait
ここから2つは国内盤のボーナストラック。
まずひとつ目、ステチャン節全開のPOP PUNKで
やっぱり聴いてて無条件に楽しくなるこの手の
陽性サウンドは大好きです。


Slow Burn
ボートラ2曲目はMV化もされてる"Slow Burn"
2016年のライブ、ツアーの映像を使用したMVで、
前回来日の様子もバッチリ収められています。
ボートラ2曲は前作Around The World And Back
Deluxe Editionに収録されたものからの2曲。
Deluxe版は買ってなかったからありがたい選曲でした。
 

 

 

 



以上、

State Champs『Living Proof

でした。 2年ぶりの新譜…

めっちゃ良い!

15曲というフルボリュームに関わらず

50分ないというコンパクトさも非常に良い。

ホント今年はPOP PUNK YEARってほど、

POP PUNKのリリースがめちゃくちゃ多いですが

間違いなくNo.1に輝く可能性を秘めたクオリティ

じゃないでしょうか。

昨年はNeck Deep が覇権を握りましたが、

今年はState Champs が獲るんじゃないですかね。

そんな予感、期待をさせる1枚でした。

POP PUNKが好きなら絶対に聴くべき、

持っておくべき1枚でしょう。



やっぱり現行POP PUNKは

Neck Deep / State Champs

の2強感がありますねー。

これがUK / USと別々の国だっていうのも、

各国で牽引するような存在がいるってのが良い。

一時期は、ホントに寂しい感じになってた

POP PUNKシーンですが、ここ数年でまた

かなり盛り上がってきてますよね。

POP PUNK好きには嬉しすぎる流れです。

今年は年末のアルバムランキングも

特別にBest Pop Punk Album 2018 とかやってやろうか←



そんなState Champs

今年が最後のアメリカ大陸縦断するWarped Tour でも

メインステージでの出演が決まってます。

今作からの曲も100%プレイするでしょう。

Warped 前にリリースというタイミングも最適。

Warped でのステージも期待したいですが

我々、日本リスナーが期待するのは

『Living Proof』 を引っさげての来日でしょう。

そこはICE GRILL$

レーベルもわかってるでしょうし、考えてるでしょう。

今年中が叶わなくても、来年には実現するでしょう!

アルバムリリース毎に来日させてくれてますしね。

アルバム同様、3度目の来日を期待して

今年はしっかり新譜を聴き込んでおきましょう!




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