<前回まで>
GrossGlockner Ultra-Trail 参戦紀(1)
GrossGlockner Ultra-Trail 参戦紀(2)
GrossGlockner Ultra-Trail 参戦紀(3)
GrossGlockner Ultra-Trail 参戦紀(4)
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スタート地点に戻るバスに乗る。
本来は山の中で見るはずだった景色を窓越しから眺める。
知らない間に寝ていた。
30時間近く寝ていないので無理はない。
スタート地点のKaprunに戻って目が覚めた。
Finishゲートでは、短いカテゴリーのゴールラッシュだった。
みんな晴れ晴れしている。
このときばかりはリタイアしたことを後悔した。
しばらくゴールエリアで過ごしたあとはホテルへ。
「シャワーを浴びて早く寝たい」

ひと眠りして目が覚めると雨が降っていた。
どうやら予報どおりに天気が崩れたらしい。
何気なくスマホを見ていると、
「大会表彰式は午後9時から」
と出ている。
「午後9時?えっ、なんでそんな時間に?」
状況がのみこめなかった。
タイムラインを順に追っていくと、
「Gross Glockner Ultra-Trail 110 レース中止」
という文字が目に入った。
正直驚いた。
雷雨で「中断」することはあっても「中止」になるとは思っていなかったから。
あのまま先に進んでいても、次のチェックポイント(10kmほど)で終わったことになる。
申し訳ないけれど、少し気持ちが救われた。
オーストリア最高峰のGross Glockner、ヨーロッパアルプスの山々、
十分に楽しむことができた。
「これ以上望むのは贅沢なんだろう」
今年のメインレースである「Gross Glockner Ultra-Trail 110 」が終わった。
(おわり)
<Certificate>
<ペース計画&実績>

